弘前市新鍛冶町「川崎」 #酒場 #居酒屋


小学生の頃、父や父の友人たちが僕のことを「のりべえ」と呼んでいたのが派生して、「のんべ」というあだ名がつけられました。小学校2~3年の頃だったと思います。それから40年近く経った今もなお、ずっとその「あだ名」で呼ばれ続けております。

高校3年に進級した際、クラスを受け持つこととなった担任は、僕が周囲から「のんべ」と呼ばれている姿を見て、「こいつ、高校生の分際で相当酒を飲むんだな」と本気で信じ込んだらしく、社会人になってからその話を教えてくれました。まあ、これはこれで面白いエピソードではありますし、今もその恩師とは時々酒を酌み交わすようなステキな関係にあるのですが。

学生時代、夜が明けるまで友達と飲み明かしたこと、数度。麻雀のルールも知らないので、ただひたすら飲み続け、話し続けるといった感じでした。

でもその代償は大きく、翌日は夕方まで完全に廃人と化していましたけどね…
三十代も半ばに差し掛かった頃、人間ドックでアルコールに起因した異常が一気に現れました。γ-GTPに中性脂肪、尿酸、善玉悪玉コレステロール、挙げ句の果ては、脂肪肝疑いなどなど…。アルコールに関係するありとあらゆる数値が正常値を超え、かかりつけのお医者さんに相談したところ、「あなたは自分が思っているほどお酒に強くないということを自覚した方がいい」といった趣旨のことをやんわりと言われました。ランニングに目覚めたのはその直後のことでしたが、ランニングに没頭する代わり、前年度異常を示した数値は全て正常値に収まり、今も概ね順調な数値を叩き出すようになりました。

とはいえその頃から今に至るまでなお酒に強くなるということはなく、むしろ加齢とともに弱くなってきているな、ということを実感するようになってきました。いわゆる「午前様」になるまで呑むことがなくなりましたからね。

また、以前はビールばかり呑んでいましたが、最近は結構早い段階で口直し(いわゆるチューハイなど、氷で溶かして薄くなるお酒)に手を出すようになりました。
あまり「休肝日」を設けないのもまずいな、と考えつつも、なかなか設定できないのは、意志が弱いということに尽きるのでしょうね。年が明けたら、ちゃんと考えようと思います。(今からじゃなくて年が明けたら、という時点で既に意思の弱さを露呈しているわけですが。苦笑)

ちなみに今月は、外での飲み会が既に6回も予定されているといった状況。
身も心も財布の紐もしっかり締めないと。

そして今月2回目となる飲み会は、元同僚とのサシ飲み。
弘前市新鍛冶町にある「川崎」にお邪魔しました。

僕が学生時代にアルバイトをしていた総合宴会場では、社員とアルバイトが一堂に会して飲み会を行うということが何度かあったのですが、いつも二次会の場所となっていたのがこの「川崎」でした。元々「川崎」の大将は僕がアルバイトをしていたところに調理師として勤務しており、その後独立して今の店を構えました。僕がバイトを始めた頃には既に独立していたので、直接接する機会はありませんでした。大将のお名前が「川崎さん」だということ以外はよくわからないのですが、開業してから30年ぐらい経つのかな?(この種明かしは後ほど。)

ちなみにこのお店に足を運んだことはこれまで数度しかなく、しかもその半数は、既に酩酊状態で記憶が朧気となっている中での訪問だったため、店の雰囲気こそ頭に入っているものの、どういった料理が提供されていたかなどについては、情けないことにほとんど覚えていないのであります。

ということで今回は、その確認の意味も込めての来店となりました。
ちなみにこのお店、弘前市出身の俳優・新井浩文がBSフジでナビゲーターを務める「美しき酒呑みたち」(吉田類の出演するそれに似ている番組)で訪問し、紹介したことでもちょっと知られております。

最近よく見かける、個室で仕切られたような、いわゆる小綺麗で洒落た居酒屋ではなく、古き良き「大衆酒場」といった感じでしょうか。まさに吉田類が好んで訪れそうな雰囲気のある「飲み屋」。最近弘前市内では、こういったところが減ってきた気がします。
暖簾をくぐり、中に入ると目に飛び込んでくるのが、長いカウンター席。軽く10人は座れます。
その中で切り盛りしている大将と女将。

座敷席に通されると、既に5名ほどの先客がいましたが、どうやら常連さんではなさそうです。
お客さんの人数が増えると仕切りが外され、倍ぐらいの大きさとなり、立派な座敷になると記憶しています。…いや、確かそこで二次会をやっていたはずなので。
常時置かれているメニュー、肉、魚、卵料理はもちろん、焼き物に揚げ物、鍋、郷土料理、食事メニュー等、何でもありです。

ホワイトボードに板書されたメニューもありますが、こちらには価格の記載がありません。

お通しは子和え。値段は不明。

生ビールはアサヒのジョッキそのものが凍っているので、キンキンに冷えています。
この日、何品注文したのかは忘れましたが、とにかく二人で呑むわ食うわ。

このお店で外しちゃならないと言われているのが「枝豆漬け」なのですが、私、漬け物が苦手でございまして、残念ながら注文しておりません、ハイ…。
サモダシの南蛮漬け。唐辛子がアクセントで利いています。ビールが進むわ。

サッと湯通しされた鱈の白子、いわゆる「タツ刺」。トロッとして美味しかったなあ…。

鯛のコブ〆は、大将自らが捌いた鯛を昆布に寝かせたもの。ぶ厚いホタテの身はぷりぷりでした。

知らず知らずのうちに、鯛の切り身に1本だけ付いたままの棘を、口の中で分別するというテクニックを体得していました。
そして今日のクリーンヒットはこちら!
恐らく口にしたのは20年ぶりぐらいでしょうか。
「八つ目の串焼き」

 

本物のウナギとは全く種類を異にする、グロテスクな川魚「ヤツメウナギ」を串に刺して、焼き鳥のたれで焼いたものです。ちなみにタレ・塩いずれかを選ぶことができます。てっきり身も皮も固いんだろうな、と思ったらその割でもなく、山椒が利いていて、これがまた旨かった!

二人で何杯呑んだだろう、というぐらい次から次へとビールを煽り、美味しい肴で話も弾む、ってものです。
こちらは「なっとうおむれつ」。

なぜかメニューの標記はひらがなですが、なんてことはない「納豆オムレツ」で、最初から味がついており、納豆好きにはたまりません。

この他にもあれやこれやと注文し、次から次へと口に運びます。

女将に聞いてみました。
「お店の営業を始めてからどれぐらい経つんですか?」
「えーっと、どれぐらいかなあ。先代が営業を始めてからだと、60年ぐらいかなぁ。」
「えっ!そんなに長い期間営業しているんですか?」
「うん、今の代になってから30年ぐらい経つからねぇ…。」

実は凄く歴史のある大衆酒場だったんですね。建物の構えは僕が知っている頃から変わっていないので、それなりに古いという認識はありましたが、半世紀を超えているとはビックリしました。以前、「津軽百年食堂」がちょっとした話題になりましたが、ここは「津軽五十年酒場」ですね。50年以上続く酒場って、どれぐらいあるのかなあ。

大分良い感じで酔っ払ったので、そろそろお会計しましょうか。
「すいません、お会計をお願いします。」
「はーい。ありがとうございます。」
程なく女将がピンクの紙切れ一枚を持ってきました。

いいですね、レシートもないこのザックリした「明朗会計システム」(笑)。個人的には嫌いじゃないです。でも、2人で1万越えは飲み過ぎ食べ過ぎはしゃぎ過ぎです。

会計を済ませ、大将と女将に礼を伝えつつ、「実は…」とおもむろに切り出します。
以前、大将が勤務していたところで僕もアルバイトをしていたこと、大将とは入れ替わりで一緒に仕事をしたことはないけれど、あの人とかあの人とか、共通の知り合いがたくさんいること、そして、その中の何人かが鬼籍に入られたこと…。

驚きながらも懐かしそうに目を細める大将と女将の顔を見ながら、今日はこの店をチョイスしてよかったな、と思ったのでした。
また来たいと思います。ご馳走様でした。

川崎

ジャンル:居酒屋
アクセス:弘南鉄道大鰐線中央弘前駅 徒歩3分
住所:〒036-8193 青森県弘前市大字新鍛冶町22(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 弘前×居酒屋

情報掲載日:2017年12月7日


スタバの「当たりレシート」


スタバのドリンク何でも好きなヤツ無料!

そんなレシートが存在することをご存知でしょうか。
…知ってる人は、知ってるよね。そりゃそうだ。

実は私、その「当たりレシート」を引き当てました!

…引き当てました、というのはおかしいですかね。勝手にレシートが発行されたんだから。

青森駅に隣接する駅ビル「ラビナ」、この2階に市内唯一(といっても県内に3店舗しかない)のスタバがあるのですが、仕事帰りに職場で飲むヴィア(インスタントコーヒー)を購入しに立ち寄ったのです。

銘柄は決めていたのですが、さほどたくさん置かれているわけでもない豆の前に立ち、2種類のヴィアをを手にした途端、レジからつかつかと店員がやって来て「何かお探しですか?」と。

いやいや、お探しも何も、もう手にしていますから!とは言いませんでしたが、「あ、大丈夫です。」とやんわり制し、その店員さんの前に立ったワケです。

「お飲み物は、よろしいですか?」

「いや、いいです…。」

耳にはイヤホンが刺さったまま、店員の声は実は半分聞こえず。我ながら、何か凄く嫌な態度の客だな、と思いつつ、スタバカードで精算。

「スタンプカードは、お持ちですか?」

え?ああ、ありますあります。

…とスタンプカードを財布から取りだして店員に渡し、ボーッと突っ立っていたわけですよ。

「カードをお返しします。お客様、こちらのレシートを××…?」

…ん?何か言ってる。

イヤホンを耳から外し、ふとレシートを見ると、2つしか品物を購入していないのに、やたらとレシートが長い。

「えっ?…あっ!あっ!」

なぜか2回も小声で叫んでしまった(恥)。
ひょっとしてこれが、噂の無料レシート!?

「あーっ!ハイハイ!」

つい声が大きくなり、店員さんもニコニコ。

思わず「すげえ!すげえ!」と一人で連呼(爆)。

たった1杯、飲み物が無料になるだけなのに、宝くじにでも当たったような気分♪

すっかり足取りも軽く、店を出たのでした。

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ちなみにこれがその「無料レシート」です。

指定されたサイトでアンケートに答えると、番号が付与され、その番号を記入することで、無料交換チケットになるそうな。

聞いた話では、サイズの大小はもちろん、トッピングも無料になるらしいです。

間違えても「ショートラテ」を注文しないように気をつけます!


山形で、新そばを食らう。


10月10日、1泊2日で山形市へ出張。
7日のマラソンの影響で、足裏の「幻の湖(水ぶくれ)」と、大腿部にじんわりと痛みが残ったままの出張だった。
今回の目的は、東日本ブロックの都道県担当者協議会への出席。正直、この類の会議であれば、メーリングリストなりでできるのではないか、わざわざ遠方まで出向く必要はないのではないかと考えてしまう。
その疑念を晴らすべく、「本協議会は来年度から休止」することが決定。
よかった。これで県外出張が一つ減った…。

新公益法人制度の施行から4年近く。いよいよこの冬は、正念場を迎える。

さて、山形を訪れたのは4度目。仕事絡みでは3度目だ(ちなみにもう1度は、ボーイスカウトでの遠征で蔵王を訪れた)。

12年前に仕事関連で山形市を訪れた際、蕎麦の美味さにえらく感動した。山形県内、確か山形新幹線の沿線は「そば街道」と名付けられており、美味しい蕎麦を振る舞う店がたくさんあるという。

前述の通り山形市は今回で3度目なのだが、昨年の出張の際、約12年ぶりにこの店を訪れた。そして今年も、たった一人で訪れた。

「庄司屋 幸町本店」
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山形でも一番の老舗蕎麦屋である。
昨年訪れたのは11月のこと。ちょうど新そばの時期だった。
収穫の時期を考えると、今年は新そばにはまだ早いかな、と思い暖簾をくぐると、そこには嬉しい張り紙が。
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訪れた時間が夜だったということもあって、店内はかなり空いていた。贅沢にも僕は、いろりを取り囲むような大きな席に一人腰掛け、まずは瓶ビール(中)を一本注文。一緒に板わさを頼もうか悩んだが、やめた。

しかし、頼んでもいない漬け物盛り合わせ(315円)が突き出しとして出された時、板わさも一緒に注文すれば良かったと、激しく後悔した。
なぜなら僕は、蕪漬けや沢庵といった漬け物が、とにかく苦手だからだ。

結局、蕪漬けや沢庵には手を出さず、白菜の塩漬けと田舎味噌をチビチビ食べながら、ビールで流し込む。

…さあ、中瓶が空になった。
もう一本!と行きたいところだが、長居は無用である。

蕎麦湯割り(焼酎を蕎麦湯で割ったもの)と一緒に、いよいよ蕎麦を注文。
「あいもり板」(1,720円)は、板の上に「さらしなそば」と「といちそば」が一緒に盛られた1枚。当然、ざる2枚分のボリュームがある。
聞くだけ無意味だということはわかっていながらも、ついつい聞いてしまう。
「新そば…なんですよね?」
「はい!全て新そばです!」
喜色満面で応える女将。よかった!

先に運ばれてきた蕎麦湯割りをチビリチビリと嗜む。
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ほどなく、板に乗ったそばが運ばれてきた。約1年ぶりの再会である。
運ばれてきたそばを見て、思わずニヤリ。
真っ白な「さらしなそば」が右側に、海苔の乗った「といちそば」が、左側に。
甘辛のつけだれ、小皿に載ったトッピングは小口切りされた葱、わさび、ナメコに大根おろし。

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まずは両方のそばを、何もつけない状態で食べてみる。
「さらしなそば」は、そばそのものにあまり味がしないのは織り込み済み。こちらはのどごしを楽しもうと思う。
一方、「といちそば」を口に運んだとき、口の中全体にそばの香りが広がるあの幸福感といったら!

思わず頬が緩むのがわかる。端から見ると気味悪かろうが何だろうが、美味いものは美味いのだ。

トッピングはその都度少しずつ蕎麦と一緒に食らう。バリエーションが広がるからだ。

その間蕎麦湯割りをチビチビ飲みつつ、時折何もつけないで蕎麦だけを食らう。時には歯ごたえを楽しみ、時には喉ごしを楽しみ…。

嗚呼、こんな至福の時間を与えてくださってありがとう。ハーフマラソンを完走した、自分自身へのご褒美だよ。

ひたすらニヤニヤしながら蕎麦を啜る僕の姿は、端から見ると本当に奇妙だったことだろう。

でも構わないのだ。ここは山形なんだから。
最後のそば一本まで食い尽くし、蕎麦湯で割ったつけだれを流し込む。蕎麦湯も全部飲み干してしまいたい衝動に駆られたが、無茶はやめよう…。

勘定を終え、外に出る頃には、僕以外一組の客しかいなかった。僕の啜るそばを見て、迷わず「板そば」を注文していたのは、わかっていたよ。でも、喰うなら「相もり」にしなよ、と思わず助言したくなった。

充分すぎる満腹感とほろ酔い気分に満たされながら、店を後にした。
今度はいつ来ることができるのかな…。