国民が裁判の量刑の決定に参加する裁判員制度の施行が、いよいよ1年後に迫った。
この制度は法律に則ったものであり、20年4月1日から施行される。
裁判員の参加する刑事裁判に関する法律
一度妻のところに、この関連の手紙が来たことがあったのだが、妻もそのまま放置してしまったため、その後何の音沙汰もなくなった。
ま、それはともかくとして、裁判員制度が始まると起こりそうなことを想像してみた。
1.うっかり口外、瞬時に拡散
守秘義務が設けられている(法第9条)にもかかわらず、テレビカメラやマスコミを前に「うっかりポロリ」が続出、司法が振りかざしてきた秘密主義は、形骸化。情報が漏洩した後、某巨大掲示板をはじめとするネット上の評論がもっとも正しい、という結論に。
2.正義漢ぶる人間が増加
たった一度裁判員制度に参加したがために、我こそは日本の正義と勘違いする輩が続々と登場、下火となったクイズ番組に代わって、評論番組が各局の目玉となる。結果、何を言っても噛み合わないおバカキャラはテレビ局から敬遠されるようになり、屁理屈キャラに注目が集まるようになる。
3.結局公務員
裁判員制度を辞退する人たちが続出、致し方なく、自治体職員の実地研修の場として活況を帯びる羽目に。
4.評議で揉め、裁判員同士が乱闘騒ぎ
自分の主義主張を絶対に曲げようとしない裁判官同士がヒートアップ、しまいには水風船、ではなく筆記具が飛び交う始末。やがて乱闘騒ぎに発展するも、ひ弱な裁判官は止めに入ることが出来ず、その日の裁判が延期になるケースが続出。
5.外国人、「人種差別」として裁判員制度への参加を要求
大相撲は外人だらけなのに裁判員に外人がいないのはおかしい、として、日本国籍を持たない人たちの裁判員制度参加運動が高まる。外国人の犯罪は自らの手で裁く、というモットーの下、裁判員制度に参加するためだけに帰化する外国人が増加。
…とまあ好き勝手なことを書いてきたが、ホントはもっといいたいことがあるのだよ。
他人事だと思っていたら、自分が当事者になる可能性だって大いにあり得る。
法律には念のため目を通しておきましょう。