日別アーカイブ: 2017-11-18

ケガのお話 #ランニング


いい加減そろそろ他にネタはないんですか?と言われそうですが、今日も長々と続くランニングのお話にお付き合いください。(字数は原稿用紙約8枚強。)

いよいよ青森県内も初雪を観測し、外を走るのが厳しくなる季節がやってきました。
既に今月から「冬眠モード」への移行を開始しているため、今月は半月を過ぎてもまだ累計100キロちょっとしか走っていません。いや、むしろこれでいいんだと思います。

走りたいときに走る。走りたくないときは休む。走りたくても、雪が降っていたら休む。
基本的なこの姿勢は、変えないようにしたいと思います。

走らなければならないというストレスを抱えて走ることは、心身にとって良いことではないと思うのです。そのストレスは、大会に出場するときの緊張感に変えたいと思います。

人間、頑張らなければならない時に頑張らないと綻びが出るように、頑張らなくても良いときに頑張り過ぎても綻びが出るようです。

…あの人は今日、何キロ走ったので、自分も何キロ以上走らなければならない。あの人があそこでスピード練習をしたようなので、今日は自分もスピードを上げて走らないと。

これって、自分が「走る」ことの目的、本質を見失っているんじゃないかと思うのです。
ところで、皆さんは何のために走っているのでしょう。

…えっ?他人に勝負を挑み続けるため?
ごめんなさい、今日はそういう話をしたくないので、大変恐縮ですがここでお引き取りください。

ランニングに取り組む目的って、人それぞれだと思います。
健康増進のため、減量のため、体力維持のため、という人もいれば、何時間切りを目指すため、何とかの大会で優勝するため、何とかの大会の出場資格を得るため、という人もいると思います。

その目的を達成するためには、確かにある程度無理をすることも必要かも知れません。
しかし、無理をしなくても良いときに無理をすると、先ほど申し上げた綻び、つまりケガに見舞われる、ということがあります。

以前は僕も「ケガの小売店」を標榜していました。前にもこのブログで紹介していますが、マラソンに取り組んでからこれまで僕が経験したケガ、負傷をざっと挙げてみると…

ふくらはぎ肉離れ(軽度、ハーフを目指し始めた頃)、ランナー膝(腸脛靭帯炎、ハーフを走り始めた頃)、シンスプリント(スピード練習を取り入れた頃)、ハムストリングス痛(いつだか忘れた)、足底筋膜炎(フルの練習を始めた頃)、種子骨炎(2014年7月)、アキレス腱周囲炎(2015年6月)、股関節痛(秋、疲労が溜まった頃)、腰痛(冬)、等々。更にこの他に五十肩(2015年~2016年)なんていうのもありました。


(種子骨炎の診断を受けた時。骨の一つが割れているように見えます)

このうち、アキレス腱周囲炎と種子骨炎は、ランナー仲間でもある整形外科の先生の診察を受け、投薬や注射などを処方していただきましたが、しばらく引きずることとなりました。多分根本的な治療をしない限りは、完全に治癒しないのかな、と思っています。


(足がむくんで腫れています)

はい!今日のポイントはここです。

「完全に治癒」

当然僕も素人ですので、ケガをした際にどこでどうなったら治癒したか、というのはお医者さんの判断が必要となってきます。軽微な症状であれば、2~3日も休めば何とかなるだろう、と思うのですが、ランニングにまつわるケガって、実は結構長引くものが多いと思いませんか。

ところが、自分の判断で大丈夫だろう、と思い込んで練習を再開すると、「ケガの玉突き」が起こる可能性もあります。ケガをしているところをかばった結果、他の部位を痛めるという「現象」。

ケガをしたときに、「今日も他の人はあんなに走っているのに、自分だけ休むわけにはいかない」と焦り、「まずは軽めに」なんて練習を再開して、「お、何だか調子がいいな。」と勘違い、強度を上げるうちに今度は他のところを痛めてしまった、なんて経験ありませんか。

ええと…僕はあります。特に、フルマラソンに向けて本格的に取り組み始めた頃は。
しかも一度ではなく、何度もこれを経験しました。そして、「玉突き」が起こることで、自分にとって理想のフォームが何なのかがサッパリわからなくなり、結果、ずーっとタイムが伸びないという事態に陥りました。


(フルマラソンの10キロ手前から足裏に違和感。ゴールしてみたら大きな血腫が…。)

当たり前のことですが、痛いのをなくするための最初の治療は「走ることを休むこと」です。そして、軽度の場合でも痛みや腫れが完全に引くまでは走ることを我慢すること。症状が酷いときは、ちゃんとお医者さんに診てもらうこと。要するに、「完全に治癒」するまでは走らない。これに限ります。


(アルミホイル巻。何となく効いた気にはなりますが、医学的根拠はありません。あるんだったらお医者さん、患部にアルミを巻くと思います。マネしないように。)

いや、僕も皆さんもそんなことはわかっているんですよ。頭ではわかっているんですけど、走っちゃうんですよね。
これって多分、ランナーの性。もう、ケガや痛みとうまく付き合いながら走るしかないのか?嗚呼。

僕のラン仲間は、疲労骨折から回復するまで約1年を要したそうです。でも、その経験があってから彼は、半端なく強くなりました。忸怩たる思いで我慢を強いられた悔しさをバネにした一つの例なのだろうと思っています。

ちなみに、先ほど挙げたものの中で一番「辛い」と感じたのが、五十肩でした。
いや、僕はまだ40代なので四十肩?まあ、どっちでもいいんです。というか、そもそもこの五十肩ってケガや負傷なんかじゃなくて、立派な病気、関節炎なんですよね。

気がついたら左の肩が徐々に上がらなくなり、服を着るのも、寝返りを打つのも辛いぐらいの痛みがずーっと続きました(風呂に入る時に衣服を着脱するのが一番辛かった)。
五十肩ではないと思っていたので、病院には行かずに様子を見ていたのです。いや、これだって初期の段階で通院していれば事情は変わっていたのかも知れません。でも、最初はただの肩凝りだと思っていたので…。

結局病院に罹るタイミングを掴み損ね、自然治癒に委ねることに。この間、消炎剤はもとより、漢方を試してみたり、鎮痛剤を飲んでみたり。それでも結局丸1年、痛みとお付き合いすることとなりました。今となっては痛みはないのですが、多少違和感が残っています。これが、医師の診察をしっかり受けなかったことの弊害。左肩にはゴリゴリが少し残っていて、完治したというよりは、実は障害が残ってしまったのかも知れません。

それでも、不幸中の幸いといいましょうか、走っている時には肩の痛みはあまり気にならず、むしろ意識して腕振りに取り組んだ結果、肩の可動域を拡げるという効果はあったらしく、実はこの頃から腕振りが変わりました。

都合良く捉えれば、肩を張って走るフォームが五十肩を引き起こすきっかけとなった可能性もあるので、これはこれで良かったのかも知れません。いわゆる怪我の功名ってヤツです。

ただ、五十肩になった時は結果オーライで、実際うまいこと上半身のフォームを変えることができましたが、他の部位、特に足回りは本当に要注意ですね。違和感を覚えたら、無理なポイント練習はやらないこと。そして、痛みを感じたら、走るのをやめること。これに尽きると思います。

普段走り慣れている時に走るのを休むって、辛いですよね。でも、これも一つのメンタルトレーニングなんだと割り切りましょう。我慢も必要ってことです。

特にこれから寒い季節。ストレッチや準備運動をするのも面倒くさくなりそうな時期ですが、これを怠らず、しっかりケアをしたうえで、本格的なシーズンを乗り切ってください。

ちなみに僕、脊柱の1本が変形しています。小学3年の時に高さ約3mから落下し、脊柱を圧迫骨折した際(あとちょっとのところで下半身不随になっていたらしい…)に、ちゃんと安静にしていなかったことのツケです。なので、冬場に腰痛を発症するのは、これが要因。それでも、冬場も時々ランニングに取り組むことで、かなり腰痛は緩和されているので、走ること自体がリハビリになるケースもあるんだよ、ということはお伝えしたいと思います。

それでは、今年はそろそろ穴蔵に収まり冬眠したいと思います。皆さん、来春になったらお目にかかりましょう。

よいお年を。

 

 

…ウソです。