音楽やゲーム機など、色んなものが小型化、デジタル化されていく中で、スケジュール管理をする手帳だけは未だに紙媒体のものを使っています。
仕事勤めを始めた頃はミニ5穴で差し替え式のシステム手帳を使っていたのですが、10年以上前、ひょんなことからPalmOSのPDA(ソニーのClie)を手にすることとなり、それ以来PDAをを所持していたことがあって(それもClieだけで3台乗り換えました。PEG-N600C→TH55→VZ90。懐かしいなぁ…)、この頃は完全に僕自身のスケジュール管理もデジタル化、嗚呼、これって時代の最先端なのかしらん…などとバカな勘違いをしていたのであります。
しかし、結局ソニーがPDA市場から撤退し(奇しくもこの頃、携帯電話の時代からスマートフォンの時代へと移行が始まることになり、PDA市場が急激に翳りを見せるんですけど)、ソフトウェアの更新もなく無用の長物となってしまったPDAを、結局5年ほど前に手放すことに…。(ちなみにTH-55とVZ-90の筐体は、まだ自宅に眠っています。)
その後は再び紙ベースの手帳に戻り、長年使っていた携帯電話からスマートフォンに変わった現在も、スマートフォンのスケジュール管理は最小限にとどめ、もっぱら紙ベースの手帳を使い続けています。
今使っているのは「QUO VADIS」の「BUSINESS 4」という手帳で、見開きで縦軸に1週間表示されたマスは、8時から22時まで横軸に1時間毎の仕切り線が入っており、非常に使い勝手が良いです。しかしながら私、絵心というのがまるでなく、手帳に記載するのは打合せや会議などの予定ばかり。それも、黒い万年筆で汚い文字を羅列しているだけの手帳なので、ハッキリ言って非常につまらない、味気ない手帳となっています。
(右の水色の表紙は、Number Doの付録としてついてきた「ランナーズ手帳」。10月始まり9月終わりの手帳なのですが、今のところ何も書かれていません…。)
自宅には過去4年分の「QUO VADIS」があるのですが、見返すことがまるでないのです。だって、文字通りの「スケジュール管理」なので、見返したところで有益な情報がまるでないんだから。
まあ、それが手帳本来の使い方です、と言ってしまえばそれまでなのでしょうけれど、何かこう、もう一ひねりが欲しいところなのですよ。
かといって、シールや多色使いの派手な手帳にするつもりがあるわけもなく、そんなのを始めたら3日坊主になるのが火を見るより明らか。
これって多分、普段からメモを取る習慣があるかないかということが、大きく影響しているような気がするんですよね…。どちらかといえばその習慣が欠けていた私、それを継続するかどうかが鍵を握るという…(笑)。
まあ、何でそんなことを思ったかと言いますと、この年齢になって言うのも気持ち悪い話ですが、過去の自分を見返す…イヤ、見直すと言いましょうか、過去の自分を知らないと、自分が進化しているのか退化しているのか、わからないじゃないか、ということをふと思ったわけです。
幸いFacebookやブログに、日記や記録程度にとどめている内容が残っていますので、それを振り返ればおおよその事象は把握することができますが、そこに記録しなかった(私的なことで記録できなかった)ことを振り返ることはできません。
そこで、せっかく紙の手帳を持っているんだから、それに頼ろうではないか…と思ったワケです。アナログ万歳!ですよ。
…え、何を書くかって?いや、書きたいことは色々あるのです、絵以外のことを、色々と。
もうすぐ4月です。4月始まりのスケジュール管理を行っている僕にとって、手帳の買い換えの時期がやってきます。
ということで、残り僅かとなった手帳は最近、一念発起した影響なのか毎日が文字で溢れかえっています。もちろん何を書いているかは、プライバシーに関わることなので教えられませんけどね。ということで、平成26年度は今までとはひと味違った新しい手帳に仕立て上げてみようと思います。
4月からの手帳は、色んなことを記録して真っ黒にするぞ!