池田晶子著書の「人生のほんとう」という本を読み始めている。かなり売れているらしいが、売れているだけあってなかなか面白い内容だ。
哲学的なアプローチが多いので(ちなみに僕は哲学が大の苦手)、これはすぐ読み飽きる(挫折する)のかな?と思ってもみたけれど、これがまた意外にのめり込む。
帰りの電車の中、惰眠を貪るのをやめ、この本を読み進めることに熱中している。
偶然とは決して偶然ではなく、宿命だということ。
生きて死す。しかしその「死」の定義とは何か。人間は何故年老いるのを嫌がるのか。親とは。親戚とは。読み進めていくうちに、「自分」という存在を改めて認識すること必至。名前、性別、そして日本人であるという「属性」…その全てが、あまり意味のないものであることを悟ったとき、間違いなく「自分」はより強くそしてより大らかに生きていけるような気がする。
何度でも読み返す、という人が多いのも頷ける。
どういった内容かを垣間見るにピッタリのインタビュー記事がありました。
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no011/wise/index.html
人生のほんとう 池田 晶子 byG-Tools |