個人的に「これはかなりヤバイ」と思っている曲が2曲あって、一つは、恋の妄想が膨らみ過ぎる女性を歌った小坂明子の「あなた」。もう1曲は、傷心の女性につけこみ海へ連れ出した挙句、指輪まで渡してしまう自意識過剰な男性を歌った浜田省吾の「もう一つの土曜日」。
さて、そんな浜田省吾がアリーナツアーを行うことをCMで知り、仙台公演にエントリーしたところ、無事にチケットをゲット!
ここからは、箇条書きのレポートでお届けします。
とてもとても長いです。すいません。
- ツアータイトルは「ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”」。
- 仙台公演は2日間。初日の11月18日観覧のため、この日の午前から仙台に向けて移動開始。
- 昼をまたいでの移動となるため、弘前駅の券売機前にある「津軽弁」という移動ブースから弁当を購入。
- 地元業者さんが作る弁当は、比較的安価。牛焼肉弁当(780円)をチョイス。
- 駅弁といえば、先日県内の大手業者さんが大規模な食中毒を発生させたということもあり、敏感に。
- 11時39分弘前発の列車に乗車、12時19分新青森着。
- 続いて新青森始発のはやぶさ24号に乗車。
- ちなみに新幹線の切符は「えきねっと」から「トクだ値25%オフ」をゲット。片道8,410円。
- なお、弘前~新青森間は切符だと590円、Suicaだと597円。私は、弘前~青森間の定期券を利用。
- 新幹線に乗車後、早速弁当を貪り、惰眠も貪り、14時29分仙台着。
- 仙台駅の東側、榴ヶ岡にある「仙台サンプラザ」に宿泊のためチェックイン。
- 隣にはコンサートホールがあり、この日と翌日は三浦大知のコンサートだった。
- 全く同じ日程の浜田省吾も負けじとチケット完売だそうな。
- 会場のセキスイハイムスーパーアリーナまでは仙台駅東口からシャトルバスを運行。
- 開場16時開演17時ということで、15時30分にバスに乗車。
- 会場までは約16キロらしいが、最初から最後まで渋滞にはまり、約50分を要した。
- 更にバスの駐車場所から会場までは、微妙な距離を歩くことに。
- その光景はさながら民族大移動、人が同じ方向へと進んでいく。
- が、途中でツアーのトレーラーが駐車中。唯一の撮影ポイントとなり、たくさんの人が撮影に勤しむ。
- 会場入り口では、事前に送信されてきたQRコードと身分証明書(免許証)を提示し、本人確認。
- この時初めて、自分の座席がどこなのかを知る。思ったよりスムーズな入場だった。
- グッズを紹介するツアーのチラシや他アーティストのライブ情報など、配布物は一切なし。(ゴミが増えないで宜しいかと。)
- 会場に入り、最初に向かったのはトイレ。ここの会場は開演前にトイレが大混雑するのだ。
- しかも、終演と同時にトイレの利用ができなくなるため、アンコールの前後も混雑する。
- トイレの行列に並ぶこと約15分、無事に小用を済ませ、やっと自席へ移動。
- この会場、これまでも何度か足を運んでいるが、いつもスタンド席だった。が、今回は初のアリーナ席!
- 知っている人もいると思うが、この会場は12年前の東日本大震災で遺体安置所となっている。
- 哀悼の思い、追悼の念を抱きつつアリーナに降り立ったとき、何かちょっと緊張した。
- 席に着いたまではいいが、ステージまで遠い…。これならスタンド席の方が良かったんじゃないか?
- しかし、それは杞憂だった。開演してしばらくして、歓喜、狂喜することに。
- ただ、ツアー中なのでそれが何なのかは触れずにおこう。薄々わかる人はわかるだろう。
- 会場内に流れるBGM、開始直前にはツアーメンバーと制作したミニアルバムからのナンバーが流れていた。
- そんなこともあって、開演の時間が迫るにつれ、徐々にボルテージが上がってくるのがわかる。
- 17時過ぎ、客電が落とされ、ほぼ定刻にコンサートが始まった!いきなり総立ち!そりゃそうだよなあ…。
- 前回見た時は大分髪が白くなったなあ、と思ったが、今回は完全に真っ白だった。
- 御年70歳だそうな。それなのに、すべての楽曲を発売当時と同じキーで唄うという。
- 同い年の山下達郎も化け物だと思ったが、この人も化け物だ。凄い。
- アリーナツアーは7年振りとのこと。個人的には3度目の観覧だが、徐々に会場が大きくなっている。
- 前回は青森市文化会館での公演、その前は、弘前市民会館での公演だった。
- 脇を固めるツアーメンバー、町支寛二と長田進のツインギター、バンドの要となるドラムの小田原豊をはじめ、名うてのミュージシャンが揃っている。これだけでも見応え十分
- メインステージのスクリーンは、そんなメンバーの様子を流したり、時に演出となったり。そういえば途中、火も上がっていたような。あれは本物だったのだろうか。
- 会場の暖房は28日から入るらしく、この日は送風のみだと、本人の口から告げられた。しかし、会場は暑かった。いや、熱かった。
- さて、ここで苦言を一つ二つ三つ。
- 隣の男性客がやたらとうるさい。ホントにうるさい。
- 同行者と思しき隣の男性客に蘊蓄を語りまくる。どこにでもいるんだな、こんな人。
- 公演が始まったと思ったら、いきなり一緒に歌い始めた!
- 私は浜田省吾のコンサートを観に来たわけで、お前の歌を聴きに来たのではない!
- しかも、間奏まで一緒に歌い始める始末。
- 「ジャン、ジャジャジャーン♪」って、何じゃそりゃ?マジやめれ。
- 熱狂的なファンなのはわかった。でも。合いの手は軒並み滑りまくり、更にずれまくり。
- 恥ずかしいから、やめれ。
- にもかかわらず、歌は続くよどこまでも。いい加減空気読め。周囲の状況把握しろ。
- ハッキリ言う。迷惑。大迷惑。お前が隣にいると気が散る。
- もう一度言う。いや何度でも言う。私はお前の下手くそな歌を聞きに来たのではないぞ!(皆さんも気をつけましょう)
閑話休題
- この日の客層は、10代以下の子どもから、80代の元気なお年寄りまで、老若男女さまざま。
- 東北6県から集まった人が7割以上いたのかな。各県万遍なく参集したといった感じ。
- 考えてみるとフルアルバムはしばらく発表していない。シングルはいくつか発表していたけど。なのにこの集客力!
- みんな、この辺の曲を聞きたいんだろう?という楽曲が目白押し。参った。
- とある楽曲が始まった途端、グッと感極まり落涙。しばらく涙が止まらなくなった。
- しかし終演後は、バス乗り場へ一目散。
- 仙台駅前まで30分弱、往路のほぼ半分の所要時間だった。
- ひょっとしたら最終の新幹線に間に合ったかも。
- しかし土曜日の夜ということで飲食店はどこも混雑。「もうひとつの土曜日」は、ここにはないのだ。
余談
- 翌日は、仙台12時53分発のはやぶさ21号で帰路に就く。またしても昼の時間帯。
- なので、事前にLINEで仙台駅構内の牛タン横丁にある「たんや善治郎」さんへ牛タン弁当を注文。
- 先にカード決済なので、指定した時間に受け取るだけ。
- 12時半過ぎ、一体何時になれば牛タンにありつけるかわからない人々の大行列を横目に、弁当を受領。所要時間は僅か2分。
- 乗車後、早速弁当にありつく。ちょうど30分前に作られたようで、微かに温かい。そして、美味い。これで充分。自宅まで車なのでビールが飲めないことだけ残念。
- 店で食するのもいいけど、急ぎの時はこれもアリ。いや急ぎじゃなくてもアリ。
- 弘前駅に到着したのは15時45分。ああ、ホントに楽しかった。そして、改めていいコンサートだったとシミジミ。
色々あってかなり落ち込んでいたので、力をもらった感じ。足を運んで心の底から良かったと思う。さて、今年のコンサートやライブの鑑賞はこれで終わり。来年も良質のコンサートやライブと出会えますように。