日別アーカイブ: 2017-10-21

ランナーズダイアリーのこと。

30歳を迎えるに当たり、生まれて初めて10キロ走に挑戦した地元の大会(今のアップルマラソンの前身の大会)での一コマ。正真正銘この日が僕のランニング歴のスタート。この頃はまだ考えが浅く、自分がフルマラソンを走るような市民ランナーになるなんて思ってもいなかったわけで、メリハリのある身体(盛り上がった大胸筋とか、背筋とか)に憧れなんぞを抱いていたのですが…。

ゲストランナーは、シドニー五輪で金メダルを獲得したばかりの高橋尚子選手と小出監督。背後の人だかりは、その二人を一目見ようとする皆さんです。

まだ振り返るにはあまりにも早すぎると思いつつ、2017年を振り返ってみると、1月の勝田全国マラソンで自己ベストを4分更新、そして8月の北海道マラソンではそこから更に5分半更新し、この1年だけで自己ベストを10分近く縮めたことに。いよいよ3時間切りも目前か?というところでの田沢湖マラソンで、文字通り冷や水を浴びせられることとなり、2017年のシーズンが静かに幕を下ろした、といった感じ。

ある方から、1年で2度もベストを更新するって、凄いことだと思うよ!と言われたのですが、確かに言われてみるとそうだったなあ、ぐらいにしか感じなくなりました。以前であれば一つの大会結果に一喜一憂していましたが、あまりクヨクヨすることがなくなったような気がします。もっとも、いい結果だったときは思い切り雄弁になりますけどね。…まあ、これはやむを得ない。

とはいえ2017年で僕のマラソン人生が終わったわけではないし、ここから2018年に向け、どういった形で繋げていけばいいのか、改めて次の作戦を練り始めています。一番の収穫はタイム云々よりも、ケガをすることなく乗り切ることができたこと。これに尽きる、といったところでしょうか。

この9月まで使っていたランナーズダイアリー。Number Doの特別付録として毎年提供されていたもので、2016→2017版は高橋尚子さんが監修したもの。さすがのランナー目線といいましょうか、今までで一番使いやすく、なぜか記録を怠ってしまった7月を除くと、自分でもビックリするぐらいかなり書き込んでいました。

巻頭には「トリセツ」が書かれていて、ポイントは『あとで読み返して役立つ「自分だけの練習手帳」』とのこと。

確かに読み返してみると、ああ、この時期でもこれぐらい走っていたんだなあ、と自分でも驚くぐらい克明に記録が記されていて、確かにこれは「あとで読み返して役立つ」というのはウソじゃないんだな、と思わせるようなものとなりました。そしてそれは、僭越ながらこのブログも然り。

2017→2018版を楽しみにしていたところ、どうやら今年からこの特別付録がなくなったらしく、何だかものすごく残念極まりない気分に苛まれております。

ネット上では自分の大会の出場記録や練習結果を登録する(自動的にタイムがアップされる)サイトがいろいろあります(ランニングに限らず、です)が、皆さんがいちいちそれを読み返しているかというと、実際はなかなかやらないことなのではないかと思います。その点、自分の手書きで練習記録を残すということは、あとで振り返るのにはうってつけのもので、個人的にはものすごく重宝していたのです。もしかしたら、こうやって記録を残していたことが結果に繋がったんだろうか…いや、それはないとは思うんですけどね。

ただ一つ言えることは、練習一つの距離や時間、内容をさらっと記録しておくだけでも、後で読み返してみると「成長」の過程が見える、といったところでしょうか。中には「え?こんなムチャしたっけ?」といった内容もあったりして、それはそれで面白いものです。

さて、その記録を手書きで残すものがなくなったのはちょっと痛いな、と思ったのですが、ないんだったらあるもので代用すればいいだけの話か。

ということで、久しぶりにリフィールを引っ張り出し、ヒョイヒョイと殴り書き。

どうですか、これ。「状況整理メモ」ってやつなんですけどね、実は今まで一度も書き込んだことがないという…。これからの課題や要点を、いわゆる5W2H形式でまとめ、進行管理をするというもの。左のページ下には大会の予定を書きこんでみたり、右のページには1か月毎の総括をメモしていけばいいかな、みたいなイメージで。

こういうのって、書き込んだ時点で何となく達成感が沸いて三日未満坊主になるということが僕の場合しょっちゅうなので、継続は力なり、ということを自分自身の肝に銘じたいと思います。

ちなみに、「ほぼ日手帳」のサイトの中に「ダウンロードシティ」というのがあるのですが、ここにある「ジョギングの記録」というのが、先ほど紹介したランナーズダイアリーのフォーマットにかなり近いです。

まあ、別に形にこだわらなくとも、記録を取る方法はいくらでもあるんですけどね。

2018年に向けて、どんな記録が刻まれていくのかな。まだ2017年は2か月以上残していますが、今から少し楽しみになってきました。

さてと、シューズの底も大分すり減ってしまったので、そろそろ新しいシューズに履き替えますかね。