2016年5月13日金曜日。僕にとって2年ぶりとなる岡村ちゃんのコンサート。
4月から始まった春の全国サーキットツアー、東北地方での公演は、青森と15日日曜日の仙台のみ。青森県内のみならず、全国各地から「ベイベ」と呼ばれるコアなファンが集まるのは容易に想像がついたものの、いかんせん大型連休明けの金曜日。直前までテレビでCMが流れていたほか、当日券の発売もあるということで、これは客の入りはあまり期待できないな、と思っていたのですが…。何を思ったのか開場15分前にリンクモア平安閣市民ホール(青森市民ホール)に到着、かなり前の方で開場を待っていました。狙いは、限定販売されていた「幸福袋」だったのですが、開場と同時にグッズ売り場に向かった時点で「SOLD OUT」となっていました。(もう一つ狙っていたピンバッジもSOLD OUT。残念!)
仕方がないので(?)、他のグッズをいくつか購入。
レシートにはピーチマークとツアータイトルが。(18時開場で18時02分頃には購入し終えていたので、どれだけ前に並んでいたのかはご想像にお任せします。)
僕の座席はG列、てっきり前から7列目だとばかり思っていたら、ステージを広く取っていないようで、A列の前にSA~SDの4列が設けられており、通路を挟んだ11列目。前回より後方になってしまいました。まあでも、真ん中寄りなので贅沢は言いません。
会場をパッと見渡すと、8~9割は女性。年齢層は、僕と同じ40代半ばが多いように見受けられました。恐らく中学~高校時代からハマった人ですよね。わかります、ええ、わかりますとも。
で、懸念していた客の入りは、7割程度といったところでしょうか。
また、男女問わず「AOMORI BABY」のTシャツを身に纏った方をたくさん見ましたが、僕はそういうのはあまり好きじゃない(グッズで服を買ったことはほとんどない。だって、着る機会がない。そして、そもそもAOMORI BABYのTシャツを販売したツアーは観ていない。)ので、敢えて紫のネクタイで。なんで紫か?そりゃ聞くまでもないでしょう。
ステージは薄い緞帳(カーテン)で閉じられており、真ん中にドラムセットの真上には、ピーチマークがうっすらと浮かび上がっています。2年前に見たステージ構成と、あまり変わらない感じ。
あ、会場内は当然のことながら録音撮影禁止なので、開演前の撮影はしませんでした。それは当然のマナーってもんじゃないのかな?ベイベ。
18時30分、開演時間きっかりに場内の照明が暗くなり、雨音と雷の音が鳴り始めました。
【注!以下ネタバレあり】
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ゆっくりとステージの幕が開き、いよいよ開演。1曲目は当然、11年半ぶりに発売されたアルバム「幸福」の1曲目、「できるだけ純情でいたい」。ミディアムテンポの曲でスタートしたということで、会場はいきなりのデンスチャンスロマンスタイムというよりは、何か様子見で始まったような感じ。
以下セットリスト(のような気がするのですが、曲順が錯綜しています。指摘していただければ順番入れ替えます。)
できるだけ純情でいたい
Can’t Hide Love (Earth, Wind & Fireのカバー)
新時代思想
どぉなっちゃってんだよ
カルアミルク
Punch↑
祈りの季節
ぶーしゃかLOOP
揺れるお年頃
ラブメッセージ
彼氏になって優しくなって
いじわる
イケナイコトカイ
愛はおしゃれじゃない
ビバナミダ
あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
だいすき
【アンコール 1】
(E)na
ヘアー
ステップUP↑
SUPER GIRL
【アンコール 2】
(ピアノ弾き語り)
Sometimes It Snows In April
(Princeのカバー!!キタ――(゚∀゚)――!!)
だいすき
青森ベイベー
—
Lion Heart
Out of Blue
18時30分から始まって、途中2人のダンサーの客演やらバンドメンバーの演奏やら(恒例の)長めのMCやらもあって、個人的には正直ちょっと間延びする感がありましたが、終演は21時25分頃でしたから、約3時間にわたるパフォーマンスとなりました。
今回はツアータイトルが「幸福」ということで、それを意識した選曲だったのでしょう。アルバム「幸福」からは全曲演奏しましたが(「ぶーしゃか」はまたアレンジが施されていたので、もはや何が何だか、といった感じ)、アルバム「DATE」や「靖幸」からの楽曲が多かったのが個人的にはちょっと嬉しかった、けどやっぱり昨年のセトリを見てしまうと、「キィーッ!」って感じなんですけど。
2曲目に演奏した「Can’t Hide Love」はEW&Fのカバー。あれー、この曲何だったっけなあ、とずっと考えていたのですが、ググったらちゃんと出てきました。
そしてそしてっ!!
2度目のアンコール、ピアノの弾き語りコーナーでは、いきなり1曲目にPrinceの「Sometimes It Snows In April」を演奏!周囲の人は「この曲、何?」みたいな感じでポカーンとステージを眺めていましたが、私、座席に座ったまま独りで落涙(というか咽び泣き)していました。この曲をPrinceのライブステージで聴きたいという夢は幻となりましたが、はからずもそれを岡村ちゃんが叶えてくれたといった感じ。
たぶんPrinceの急逝は、岡村ちゃんにも相当なショックを与えたんじゃないかと思いますが、こういう形でトリビュートしてくれただけでも、僕自身「ああ、今日ホントはメッチャ忙しかったんだけど、仕事を切り上げてまで足を運んで良かったな」と思ったわけです。
岡村ちゃんとPrinceの相関性については先日もちょっと触れたところですが、今回のステージでも何となくそれを彷彿させるようなシーンがいくつか見受けられました。紫のスーツに身を纏っていたのもその一つだし、今回のセットリストに組まれた「Punch↑」は、Princeの「Housequake」をモチーフにしたような楽曲の構成だし、あのマイクを使ったダンスだって…。
アレンジが多く施された曲も多く、「どぉなっちゃってんだよ」はあのアップテンポが定番になったんですね。「(E)na」も一瞬、何の曲が始まったのかわからなかった。逆に「ステップUP↑」の緩いテンポはあまり好みじゃなかったなあ。
ついでに言えば、観客の盛り上がり方が前回観た時と違うような気がしたんですが…。ハッキリ言って、観客の一体感が全然なかった。ミディアムテンポの曲から始まり、次の曲がいきなり英語のカバー曲だったということへの戸惑いが見られたのは確かです。でも、どうせファンクラブ以外の人なんか隣同士、しょせん一期一会なんだからさ、ちょっと恥を曝け出してもいいんじゃない?って思っちゃうんですけど。(逆にファンクラブの結束力というか仲間意識の高さ、裏を返せば、僕みたいな一般ピーポーよりコアなファンであることの自己主張に閉口してしまったのも事実。)
周囲からは、え、こんな曲知らないよ?みたいな戸惑いを感じてしまったのも事実。さすがに新譜を聴かずしてやってきたという強者はいないと思いますが、今度からは最低限の予習はしましょう。この調子じゃ、次回のツアーから青森外されますよホントに。
恐らくこれが、この日一番の違和感。
とはいえ、「行くよ!青森」と言って何度も見せてくれた50歳とは思えぬダンスとか(でも、何となく前回よりキレを感じなかったのは気のせい?)、うまいのか下手なのか相変わらずわかんないんだけど引き込まれてしまう歌唱力とか、客の煽りとか、なんかまた観たくなっちゃうんですよねえ。
でも、願わくば次回、土日祝日でのライブ開催を希望します!そうすれば近県の皆さんも来やすいですから、ねぇ!
最後に、今回の入手アイテム。
スマホリング ¥1,200
パイルブローチ(見た目以上にチープ感満載w) ¥1,000
リストバンド(想像よりデカかった…) ¥1,000
幸福ハンカチ(レシートには「幸せハンカチ」と…) ¥1,000