年明けには(確か)92歳になる母方の祖母。僕の祖父母は皆60代で亡くなっているのだが、この祖母だけは長寿。しかし足腰がだいぶ弱くなり、現在は自宅でほぼ寝たきりに近い状態となっている。最近はやや痴呆の症状も見え隠れしているらしいのだが、口だけは相変わらず達者で、未だに「弘前に行きたい」とかいろいろわがままを言って周囲を困惑させている、ようだ。
その祖母が昨日、腹部の激痛を訴え緊急入院。診断の結果は、「腸閉塞」だそうだ。
とりあえず痛み止めを打ち、小康状態になったようだが、91歳という年齢を考えると、手術もなかなか難しい話だろう。今のところ聞いている状況はこの程度なので、実際のところどういう感じなのかは、わからない。
思えば祖母と会ったのは今年の正月で、それ以来一度も祖母宅に足を運んでいないことに気づいた。まあ、ここ最近はかなり祖母宅を訪ねる機会も減ってしまったのだが、結果として祖父と伯母の墓参りにもしばらく行っていない。何をやっているんだろう僕は、とかなり自己嫌悪。
正直、外孫の僕は祖母の「いいところ」ばかりしか知らない。たぶん同居していればこその「悪いところ」もいろいろあると思うのだが、祖母と同居し、介護している従姉の負担を考えると、口は挟むが手を出さない自分が本当に情けなく、後ろめたい気持ちに苛まれる。
年齢を考えると、これから劇的に回復し、以前のように一人で電車に乗り込んで弘前にやってくる、ということもないだろう。
今はとりあえず症状の回復を祈るばかりだ。
鶴は千年亀は万年キノは百年。
100歳まであと9年は生きてもらわないと!