国内のニュースでもトップで取り上げられているMichael Jacksonの邸宅兼遊園地(笑)であるNEVERLANDへの強制捜査、そして彼に対する逮捕状請求、出頭要請。恐らく一両日中には彼が当局へ出頭し、逮捕されるのではないかという見方が広まっているようです。今回逮捕状が用意されたのは、少年に対する「性的虐待容疑」。もっとも彼の場合、この疑惑に関しては今に始まったことではなく、事実1993年には同様の疑惑が持ち上がり、敏腕弁護士を雇って「示談」に持ち込んだと言われています(その額は約20億円だとか…)。そんなわけで、10年以上も付きまとっていた彼に対する疑惑が、今頃になって警察によって捜査されているわけですが、強制捜査→即逮捕状ということになっていることからも、恐らく当局は確固たる証拠を掴んでのことと思われます。
僕は、Michael Jacksonに関しては比較的好んで聴くアーティストの一人なので、今回の件については「えー何でー?」というのが率直な感想です。というか、ここ最近のマスコミからの取り上げられ方(奇人変人のような扱い)には、正直閉口しているわけですが…。ただ、米国内ではMichaelの擁護派と拒絶派がはっきり分かれているのも特徴的。
ところで、このタイミングをどのように考えるでしょうか。僕が「えー何でー?」と思ったのも、捜査のタイミングのことが第一にあったからなのですが…。というのも、捜査が行われた18日は、彼のベストアルバム「NUMBER ONES」が発売された日。多分、これで不協和音が絶えなくなったSonyと決別ということになるのでしょうか。それはともかく、何となく…なのですが、この捜査のタイミングから胡散臭い空気も漂っているのも事実。恐らく今回のこの事件は、一部の熱狂的ファンが言うような「でっち上げ」ではないとは思うのですが、このアルバムの発表というタイミングを狙って、意図的に誰かが情報操作というか、司法当局への働きかけをしたのではないか、という気がしてならないのです。
米国の法体系は日本と大きく異なるので詳細はわからないのですが、実際裁判における司法取引などが行われているということを考えると、今回のこの件が「誰かによる意図的な嫌がらせ」という風に捉えられても、何ら不思議ではないような気がします。
それにしても、司法当局が発表した「逮捕時の保釈金は300万ドル」という金額にも驚愕。日本円で約3億3千万円ですよ…。この数字って、一体どういう根拠で算出されたんでしょう。米国の法体系はホントわからないことばかりです。
Michael Jacksonの罪と罰
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