先日の台風による雨は、残念ながら水不足解消には至らず…と思っていたら、意外にもダム周辺(白神山地付近)にはまとまった雨が降ったらしく、貯水率が95%まで回復。使用停止になっていた弘前市内のプールも、今日から順次再開されるらしい。
台風接近の際、弘前市内には湿り気程度の雨しか降らなかったのだが、昨日そして今日と、明け方にまとまった雨が降った。
それにしても今朝の雨は凄かった。
突然大きな雷鳴が轟いたと思ったら、まるでそれが号砲だったかのような怒濤の雨。
明け方4時前後の話なので、もちろん朧気ながらに雨音を聞いていたのだが、激しく屋根を打ち付ける音もハンパではなかった。次第に雨脚は弱まり、起床する頃(5時50分頃)には、すっかり止んでいた。
庭に出てみると、土は十分な湿り気を含んでおり、木々が瑞々しさを取り戻していた。何でも、一時間で20ミリを超える雨が降ったらしい。
駅に向かう途中、点々と残る水たまりは、アスファルトの熱気を奪い去り、暑さを幾分和らいでくれた。
青森駅に着くと、やはり雨が降ったらしく、暑さが少し緩和されている。
職場周辺では、既にねぶたまつりの後片付けが始まっていた。昨日まで大勢の人が歓喜の声を上げていた桟敷席は、あっという間に撤去されている。
まつりの余韻にも浸る間もなく(といってもこちらは、まつりに全く参加していないので余韻も何もないのだが)、またいつもの街に戻ろうとしている。
ここ数日の暑さがウソのように和らぎ(ちなみにうちの職場は南向きの窓で冷房がなく、昨日は室温が32度以上になっていたそうだ)、時折吹いてくる風が実に気持ちいい。
ふと思った。あの雨、夏を終わらせるぐらいの「打ち水」だったのか?
そう、こうやって秋がやってくるのだよ、青森には。