私事ではありますが昨日、43歳の誕生日を迎えました。
盆や正月同様に、毎年必ず迎える一日とはいえ、こんな年齢になっても皆さんから「おめでとう!」と言われると、なんだか嬉しいやら恥ずかしいやら。
四十路になって3年目、毎年思うことではありますが、相変わらず軸が定まっていないのかな、と思っていましたが、今年は何かちょっと違うような…。
実は、初めてこの年代になって確信したことがあります。
それは、これまで勝手に反目してきた人であり物であり出来事であり色んな事象が、僕の礎の一部となっているということ。
このことに気づいたときに、僕にとっての好敵手は、皆さんでも貴方でもお前でも貴様でもテメエでもあんたでもなく、自分自身だということを確信したのであります。
どうやらこの1年間で色んなことを見聞き体験したことで、かなり自分の虚のメッキが剥がれ落ちましたかね…。
こんなことを思うようになった経緯として幾つかの伏線がありまして、まず、とある席上で「去年の自分に負けたくない。」というお話を聞いたのであります。
その時に「全くその通り!」と膝を打ちながら妙に納得した自分がいました。
もう一つの伏線は、先日行われた「津軽クエスト」の開催前に、妻と何気なく話していた会話の中にありました。
「何か今まで外の活動になんてまるで興味を持たなかったのに、最近凄い精力的に動いているよね。どしたの?」
そうなんです。昨年あたりから私、何かに急かされているかのように、急に土日の「課外活動」が増えているのです。
ご存じのとおりここ数年は、「健康増進」と「体力増強」のためにランニングを続けています。(雪の積もった最近はすっかりサボり気味ですが)土曜日か日曜日は必ず走るようにして、内と外からの「自分磨き」を続けてきました。でもこれって結局のところ「自分磨き」なので、成果が還元されるのは、あくまで自分に対してのみ。
一方で、ひょんなことがきっかけとなり、それ以外の「自己研鑽」として、ちょこちょこと「課外活動」を始めていく過程で、ジワリジワリと自分の心境に変化が生じたようで、その還元先を少し外に向けたいと思い始めるようになりました。それが今に至っている、というワケです。
…「どしたの?」と聞かれた答えとしては、「さあ、なんでだべの?」なのですが、この他にも伏線が色々あるのです。でも、それは内に秘めておきましょうか。
閑話休題。
43歳になった今年は、一つ大きな目標を掲げたいと思います。
それは、過去の自分より進化を遂げるということ。
昨年9月に体組成計で自分の身体を測定したとき、体内年齢は「17歳」と診断されました。
42-17=25。
体内年齢だけで見ると、実年齢と25歳のギャップがあるということは、まだ十分進化できるということの裏返しなのでしょうかね?
いや、これまであまり接することのなかった若い人たちと、いろいろ切磋琢磨しあいたい、というのが正直なところでしょうか。そこからお互いに得るものがあれば、それはそれで素敵なことだと思いませんか?
ということで今年は、過去の自分と対峙しながら、10代や20代の頃にはなり得なかった自分に一歩でも近づくよう、逆行でもなく後退でもなく、「進化」したいと思います。
とはいえ、どう進化していくのが理想なのかは、今のところ自分でもわかりませんので、これまでと変わらぬ叱咤激励を賜れば幸いです。どうぞよろしくお願いします。
理想の人物像は、老若男女問わず誰からも慕われるような人間。
やはり僕には、父の血が流れ、そして父の魂が宿っている。
-仕事も遊びもランも決して手を抜かない、Sさんに敬意を表して。