日別アーカイブ: 2006-01-18

1.17が有耶無耶になった日


阪神淡路大震災から、11年の月日が流れました。
僕はあの日、職場のテレビモニターから流れてくるその映像を、まるで映画を見るような複雑な気持ちに襲われながら、その画面に釘付けになっていました。
都市直下型地震の恐怖や惨状を、色んなメディアを通じて思い知らされました。僕自身も、大きな地震に一度遭っていましたので(日本海中部地震)、身の引き締まる思いでした。
あれから11年。昨日の慰霊祭では、わずか2歳の時に両親と兄を亡くし、震災孤児の身となった湯口礼さんが、犠牲者の名を刻む「慰霊と復興のモニュメント」前で、遺族代表として追悼文を読み上げましたが、「震災で亡くなった人たちもみんなが元気だと、うれしい気持ちになると思う」と心境を語ったそうです。
役目を終えた湯口さんは、NPOの方に「胸につかえたものがスゥッと下がったような気分で、スッキリした。」といったようなことを吐露したそうです。
10年一昔とはいいますが、11年経った今はもちろんこれから先も、被災された方々の心の傷が癒されることはないでしょう。
ところが、自治体主催の追悼行事が縮小傾向にあるとともに、市民による手作りの行事も減っているそうです。
もちろん僕はあの日あの場所にいたわけではありませんので、何を言っても他人事になってしまうのかも知れませんが、ボランティアや住民自治が見直され、NPOが飛躍的に増加したきっかけとしても、1.17を忘れてはならないのではないかと思います。

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