日別アーカイブ: 2020-07-07

行政の備えも、万全に。

さて、この間の続きみたいな話をしたいと思う。

しかし、九州のほぼ全域が大雨特別警報に見舞われるという異常事態を見ると、防災は一体この先どうすればいいんだという、敗北感にも似た空虚な気分に苛まれる。

備えよ、とはいうものの、もはや備えも通用しないぐらい大規模かつ複雑な災害に対し、我々は一体どう立ち向かい、そしてどう向き合えばいいのだろう。昨今の災害を見ると、人間が今なせる全てをもってしても太刀打ちできない、そんな状況に陥っているような気がする。しかし、ここで打ちひしがれていても何も変わらない。小さなことでもいいからやれるべきことをやる。その積み重ねが、きっと次の防災に繋がると信じたい。

…ところで皆さん、宿泊を伴う出張や旅行で見知らぬ地を訪れた時、宿泊先での避難経路は確認されていますか。

たいていの人は、廊下の両端やエレベーターの隣に非常階段があるとか、そういった認識をされていると思う。そこまではよかろう。

…では、その建物から逃げ出した後に、どこへ向かいますか。

恐らく、ここまでの想定をしている人は皆無ではないだろうか。宿泊先の近隣の指定緊急避難場所、指定避難所を把握するところまでは気が回らないのが実情だと思うが、いかがでしょう。

そうそう、今日は行政がすべきことをお話ししようと思っていたんだった。

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