日別アーカイブ: 2011-10-02

第9回 弘前・白神アップルマラソン走ってきました。

昨年は30代最後の記念に、今年は40代最初の記念に10キロ走ってきました。
朝6時に起床し、外に出ると、今期初めて吐く息が白いことに気付きました。しかも、岩木山のてっぺんが白くなっています。ゲゲッ!雪が降ったのか…。
ただ、天気予報が今回はいい方向に外れてくれましたっ!
ところどころに雲が見えますが、きれいに青空が広がっています。これは期待したいなぁ。
普段通りの朝を過ごし、9時頃にスタート地点近くに到着すると、既に凄い人が。ちょうどフルマラソンのスタート時間だったらしく、拍手がスタート地点から沸き起こってきました。僕はといえばまだウォーミングアップも始めていない状況で、急いで荷物預かり所に向かい、向かいにある弘前公園へと急ぎます。…と、その時まるで示し合わせたとおり雨がザーっと。おいおい、頼むよ~。
もう、日頃の行いの悪さが祟ってしまいました。実のところ、雨が降っている中で走ったことがほとんどないため、正直どういう風にコンディションを整えたらよいのかもわからず。とにかく筋肉をほぐすことだけを考えていました。いやぁ、フルマラソンの選手たち、大丈夫かなぁ。
9時15分頃、スタート地点付近へと進みます。知る人の姿はほとんどなく、逆にいい緊張感の中でずっと身体をほぐしていました。程なく9時20分、小学生・一般の3キロがスタートし、いよいよ10キロスタートの準備が始まります。
今年は堂々と、「目標タイム40分以内」よりちょっと後ろの方に位置を取りました。
ん?あれは…。歩道を見ると、どうやら夜勤明けで消防署を出てきたらしい幼なじみの畏友Kの姿。思わず駆け寄り、「おはよう!K!」
突然現れた僕に一瞬たじろぐK(笑)。「おーっ!10キロ、行く!?」「あいっ!行ってきます!」と思わず敬礼。
よし!行こう!
気がつくと雨は上がりつつありました。
「スタート1分前。」
否応なしに高まる緊張感。
「バンッ!」
号砲とともに、ドドドッと選手が駆け出します。ペースを崩さないように。周囲の流れに引っ張られないように。そのことばかり考えて走り出しました。道路はまだ雨が残っており、追い抜く選手の水しぶきもちょっと気になるところ。まあ、そのうちばらけ始めるまで我慢我慢…。気がつくと1キロ地点を通過。タイムは4分25秒。まぁ、想定内のタイム。あとはこのペースを守り続けること。
岩木川に架かる茜橋を過ぎると、強い向かい風が吹いてきます。うぉ!結構きついかも。しかし、1キロは何とか4分30秒を切るペースを保ったまま、4キロ地点を通過。すると先方から、白バイに先導されたトップの選手が。確か昨年もこの辺ですれ違ったなぁ。ただ、何となく違うのは、昨年はもう少し周りに人がいたような気がするのですが、今年は周りにあまり人がいない…。ということでペースメイカーになりそうな人を見つけられないまま、悶々と走るしかありませんでした。
折り返しを過ぎ、ここで給水。ただしガバッと飲むことはせず、一口手に取って口の中をゆすぐ程度。全然暑くないんでね。
このあたりから10キロレース用のキロ表示が消え、フルとハーフの表示を頼りに走るしかありません。相変わらず反対側にはたくさんの人がどんどん走ってきます。が、折り返しを終えたこちらはかなりまばらになっています。やがてラップを刻むのも忘れ、口からはヨダレが、そして風邪の名残で鼻水が。とても人に見せられた顔ではありません。
そういえば何か気になっているのが、さっきから抜きつ抜かれつで走っているおじさん。この人、相当余裕があるのか声援に応えるわ、9時50分にスタートしたハーフの選手に声を掛けるわ、一体どんだけ体力が残っているんでしょう。気がついたらそのおじさんは僕のペースメイカーになっていました。再び茜橋を渡り、応援の多いゾーンへ突入。
どこかの保育園の先生たちでしょうか、赤いぼんぼりを手に声援を送ってくれます。おじさんに続き、僕も軽く左手を挙げて応援に応えました。ん?僕も余裕がある?いやいや、もはやイッパイイッパイ。
そして最後の難関、城西大橋に差し掛かった時、昨年に続き今年もスイッチオン。併走していたおじさん、そして前を走る人たちを颯爽?と抜き去り、坂を登り切るといよいよ限界。あと700メートル。タイムは?もうわからないっす!
やがてゴールのある追手門広場に差し掛かり、電光掲示板が見えてきました。
…おお!44分切った!
思わず手をたたきながらゴール!
へたるようにその場に立ち止まり、今年も記録更新できたことに感謝。結局雨には大して当たらなかったことも幸いしましたが、決してコンディションの良くない中、我ながらよく頑張りました。
じんわりと喜びを噛みしめながら、リンゴを頂きました。
今年の記録です。
種目順位は27位、総合では87位。どれぐらいのキャンセルがあったのかはわかりませんが、10キロのエントリー数が男女合わせて1200人を超えていたことを考えると、この順位は上出来でしょう!
でも、もう10キロはいいかなぁ。来年はハーフか3キロ仮装にしようかな…(ウソ)。