最近、ラン仲間の間で「私が走り始めた理由」を明らかにする、というのがありまして、これが結構凄いんです。
何が凄いかといいますと、よくCMでやっている使用前、使用後、まさにアレ。
着ぐるみか肉襦袢を着た、まるで不摂生の塊のようなブクブクした姿を、皆さん惜しげもなくさらけ出しているんですね。
…じゃあ、お前はどうなんだよ!
…ですよね。
走り始めた6年前、どれだけの醜態だったか、って見たいですよね。
でも、実は僕、そんなに太かったワケじゃないんです。
これまでの最重量は70キログラム。
身長が172センチメートルなので、まあまあ標準的な体型だったわけですよ。
むしろ以前は50キロ台後半だったので、痩せ過ぎだ、どっかの難民みたいだ、などと失礼しちゃうようなことを言われていたのであります、ハイ。
じゃあ何で走るようになったか。
ちゃんと理由があります。
まずこの画像をご覧頂きましょう。
2011年、今から2年前の人間ドックの結果です。クリックすると画像が大きくなるはずです。
40歳、オールA判定。
なかなかできるものじゃない、と言われました。ハイ、自慢です。だって、自慢していいって言われたし。
…これは走り始めて3年ぐらい経っていたんですかね。ただこの時はまだ、弘前公園RCには参加しておらず、大会は10キロしか走っていません。
この前年までアップルマラソンは10キロマラソンに3度出場、出るたびに1分ずつタイムが縮んでいました。しかし「39歳以下」でエントリーされるためいつも順位は100番台、何かつまらん。
そこで、40歳以上の部で10キロを走っていいタイムを出す…と目論み、43分台で完走、種目別で27位。50位まで掲載されるWeb東奥に名前を載せるという、とてつもなく小さな目的を達成した年です。
で、そこから4年前。画像ではちょっと見づらいですが、前々回の2007年の数値、これが僕を走ることに駆り立てた根源です。
尿酸値は辛うじて範囲内、中性脂肪やγ-GTPを始めとする肝機能の数値は軒並みオーバー、腹部超音波は脂肪肝の判定、要するに僕、不摂生が祟った成人病予備軍だったのです。
この結果を手に持って、萎縮しながらかかりつけのS先生のもとを訪ねました。
何を言われるかは、火を見るより明らかでした。
さすがに呆れられました。
お前のオヤジさんは強い肝臓を持っていたかもしれないけど、あなたは違うよ、と諭されました。
その時に、酒量を減らす、休肝日を設ける、そしてもう一つ、軽い運動の話をされたのでした。
まあ、酒の量はあまり減らしたくないし、それまでの生活習慣を考えると、休肝日を設けるのも面倒。となると、30歳の時に勢いだけで10キロ走ったことがあるし、一人で走るんだったら、野球やサッカーみたいに誰かに迷惑掛けることもないし、また走ってみるかな?と思ったのがきっかけなのです。
…で、4年後にこの結果ですから、そこから更にズブズブと(笑)走ることにのめり込んだ、というのにもご理解を頂けるのではないかと。
今は積極的には勧めていませんが、酒の席では歩くこと、軽く走ることを結構皆に勧めていたような気がします。
まあでも、実際走ってみてイヤな気分になったことはないし、自分の好きなペースで、好きな距離を走ったり歩いたり。
その後の健診でオールAはキープできていないのですが(爆)、走るっていいですよ。
ということで面白い写真が一つもありませんが、今から12年前、初めて10キロに挑戦した時の写真があったので、これで勘弁して下さい。
追記。この時の格好、実はランニングとは全く程遠い格好。上はユニクロかどこかのタンクトップ、下はラルフローレンのショートパンツ、シューズだけは辛うじてブルックスのランニングシューズですが、当時の職場から貸与されたものを履いて走り、47分台でした。ただし、ペース配分も何もあったものではなく、9キロ付近で歩いたことを覚えています。