月別アーカイブ: 2018年3月

『THE BARN DELUXE EDITION / MOTOHARU SANO and THE HOBO KING BAND』を、レコードプレーヤーで聴いてみる #佐野元春 #ion


明日から新年度がスタートです。花粉症じゃないと言い張って数年経ちますが、今年もまた目がショボショボする季節、疲れもたまりがちですっかり疲弊しまくっています。こんな時は、いい音楽を聴いて心だけでも穏やかにしたいものです。

ところで、以前聴いたときにはあまりピンとこなかったアルバムが、何年も経ってから聴くと物凄く胸に沁みる、ということがありませんか。

今回入手した佐野元春 and THE HOBO KING BANDの「THE BARN DELUXE EDITION」(THE BARN)も、そんな一枚でした。

20年前の発売当時は心身ともにちょっと疲れていた頃で、前年に発表されたアルバム「フルーツ」のような、彼流に言うならば「最高に陽気でポップな」曲を期待していたのかも知れません。しかし、ジャケットからも見て取れるような、どちらかといえばアコースティックで、カントリーっぽい雰囲気が全体に流れており、初めて聴いたときは「ん?」といった感じ。そしてその後も「ん?」の後に続く疑問符がどんどん膨れ上がることとなり、結局最後は「…。」へと変化。数ある彼の作品の中でも、あまり聴くことのない1枚となってしまいました。

そんな中今回、「THE BARN DELUXE EDITION」と銘打った20周年記念盤が発売されました。完全限定生産盤で、15,120円(税込)。

パッケージはBDとDVDとアナログ盤と写真集の組み合わせという、かなり重厚な内容となっており、実際手にしてみると、相当重量があります。…というのも、写真集が150ページ以上に及ぶかなりしっかりした作りで、これ単体でも数千円で販売できるよね、という代物のため。

ちなみにこの写真集には、このアルバムのレコーディング当時のオフショットなどが収蔵されているほか、当時のこぼれ話や秘話がショートコメントのように掲載されており、見応えは相当なもの。

BDとDVDは色んな解説にもあるとおり、「THE BARN TOUR ’98 LIVE IN OSAKA」のデジタル・リマスター版と、ウッドストックでのドキュメント映像が収録されたものです。

さて、肝心のアナログ盤、こちらはもちろんリマスターが施されたものです(2016年)。
→ 特別サイトはこちらから。

さて、このレコード盤の再生に当たり、すっかりレポートを忘れていたレコードプレーヤーを紹介したいと思います。
はい、こちらです。

「ion Max LP」というもので、Amazonではレコードプレーヤーのカテゴリーでベストセラー1位となっている商品です。

昨年の夏に、この商品があるところでセール品として販売されており、何と3,000円で入手しまして、ええ。

とはいえレコードを何枚も持っているわけではないので(貴重盤やお宝盤も含めて以前はたくさん保有していたのを、何と雨ざらしにされた挙句に廃棄されるという悲劇があったのです!)、そんなに使用頻度が高いわけでもなく、再び丁寧に梱包しておいたのですが、今回の再生に伴い再出動。改めてレビューしたいと思います。

まず外観は、木目調。左右にスピーカーがついていますが、音はそれなりです。

ボリュームつまみはここについています。

7インチレコード、いわゆるドーナツ盤用のスリップマット。

切り替えのスイッチ類はこの辺りに。ちなみにオートストップの切り替えがありますが、オンにするとホントにストップするだけで、アームは手動で戻す必要があります。(オフにするとどうなるかは、怖くて試していません。)

イヤホン端子は前面に。

背面。電源やUSB端子のほか、イン/アウト用のケーブル差し込み穴も用意されています。紅白の端子がアナログ感を醸し出しています。専用ソフトのCD-ROMが同梱されていて、アナログ盤をPCに取り込むこと(曲毎に分割もしてくれる)ができるそうですが、まだインストールはしていません。

こちら、おまけでついてきた12インチレコード用のスリップマットは、なぜかLED ZEPPELIN。

ワーナー傘下のレーベルのロゴシールも付いてきました。…おっと、購入先がバレますね。

さて、これから正座して拝聴するデラックス・エディションの裏書。

中にはこれが。右がレコード盤と映像ディスク、左が写真集。

映像集はこんな感じで収まっていました。

さて、それでは実聴。前述のとおり内臓スピーカーの音はそれなりなので、イヤホン端子から異なるスピーカーを接続。これで音はバッチリです。というよりも、思った以上にいい音になりました。(撮影のため上に載せましたが、実際は下に置きました。)

しかし、こうやって改めて20年前に発表された「THE BARN」を聴くと、バンドのメンバーの「個」が際立っている作品なんだなあ、ということを感じさせられます。

楽しいこと、苦しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、辛いこと…色々経験をすることで、僕自身の感受性がこの20年で変わったのでしょうね。冒頭でも書いたように、本当に胸に沁みる、いい作品なんだな、と。その伏線にあるのは、この作品がレコーディングされていた時、妹さんを不慮の事故で亡くするという悲劇に見舞われており、その時の心境がこちらに綴られています

血を分けた肉親を失うって、本当に辛いことです…。でも、20年前はまだ僕の父も健在だったし、肉親を失う辛さをほとんど感じていませんでした。そんな事情もよく知らないまま、「なんか影のある作品だな」と勝手に決めつけて、聴くことを避けていたのかも知れません。
決してそういう意図はないんでしょうけれど、この作品には、どこかに「鎮魂の思い」が込められている(現に収録されている2曲は妹さんに捧げる曲となったことを明らかにしている)からこそ、今改めて聴いたときに、心穏やかに、そして深く沁みる作品だという風に捉えられるのかも。

さて、「THE BARN」のレコーディングを行ったTHE HOBO KING BANDのメンバーは、佐橋佳幸(ギター)、小田原豊(ドラムス・元Rebecca)、井上富雄(ベース)、KYON(キーボードなど・元BO GUMBOS)、西本明(キーボード・元THE HEARTLAND)という、前作「フルーツ」のレコーディングで集まったメンバーが中心となって結成されたのですが、個人的には佐野元春を支えるバンドとしては、あのTHE HEARTLANDをも凌ぐ最強のメンバーだったのではないか、と。今のTHE COYOTE BANDも大好きですし、バンドそれぞれの「音」があって、それが全く違うのも面白いところ。

ただ残念なのは、THE HOBO KING BAND(ザ・ホーボーキング・バンド)名義のアルバムってあまりないんですよね。
そんな中、昨年発売されたアルバム「マニジュ」、そしてこの作品と立て続けに作品が発表される中、今回のアニバーサリー盤が発表される直前にアナウンスが。

何と、ザ・ホーボーキング・バンドとレコーディングに臨んだセルフカバーアルバム「自由の岸辺」が5月末に発表されるとのこと。

ちなみにザ・ホーボーキング・バンド名義となっていますが、参加したのは古田たかし(ドラムス)、井上富雄(ベース)、Dr.kyOn(キーボード)、長田 進(ギター)という、THE HEARTLANDとザ・ホーボーキング・バンドの混成メンバー!

4月1日でマニジュのツアーが終了するので、夏から秋、「自由の岸辺」を引っ提げたツアーに勝手に期待を寄せているのですが、さて、どうなるかな?


走れぬ者は藁にも縋る


2月下旬から始まった怒濤の4週間。詳細を書くといろいろ詮索されるので留めておくが、3月20日の安全宣言発表と、22日からの漁再開でようやく一区切りがついたといえばいいのか、この一区切りからまたひと悶着が始まろうとしている、といえばいいのか。
いずれにせよこの間、残業せずに定時退庁することを一つの目標に掲げてきた僕の目論見はまんまと外れ、土日の出勤もごく当たり前のこととなった。

まさに寸暇を惜しんで業務に没頭することとなり、睡眠時間はどんどん削られ、食事の時間も量も不定期となり、やがて体重は減り、慢性的に疲労が蓄積するようになった。

当然走ることなんてもっての他、既にご存知の方もおられると思うが、自分の中では一つのターニングポイントと位置付けてきた3月11日の「古河はなももマラソン」の出場を泣く泣く諦める事態となった。

もっとも、3週間もまともに走っていない状態で満足の行く結果が得られるはずもなく、今思えば思い切って出場を取り止めた選択は、絶対に間違いじゃなかったと確信している。

そして、あれやこれやと振り回されているうちに人事異動の内示が発令され、4月からは隣のグループに異動することになった。
これが僕にとってどんな影響を与えるのかは現時点で皆目見当がつかないところではあるが、今年度みたいに色んな事案に振り回されるということは、少なくとも今年度よりは少ないのではないか、と楽観視している。というよりも、そうじゃなきゃホント困るんですけれど。

ざっと今年度を振り返ってみても、とにかく計画外というか想定外のことが多すぎた。これほど色んなことが起こり、時間に追われながら適時適切な対応を求められるということも、今までなかったかも知れない。

1日、週間、月間、四半期、半期、年間と色んな計画を組むことはあっても、少なくとも月間で見る限りでは、計画通りに進んだものは、結局のところ公私ともにほとんどなかったような気がする。

この状態で後任の方に業務を引き継ぐのは何だかとても心苦しいし、年度が変わっても5mだけ席が移動するだけなので、しばらくはこれまでの業務が尾を引きそうな予感がする。でも、これも組織の中にいる人間の宿命と割り切って、残り5日間で少しでも前に進めることが先決か。

ところで、とあるところで目にした情報では、仕事には5つのパターンしかないらしい。マイナスからゼロ、ゼロから1、1から9、9から10、そして10であることをキープし続けるという5類型だそうだ。

今年度の仕事は、10をキープするというよりも、9に近づけるための仕事だった。しかし、この4月以降はゼロから1の仕事だったり、9から10の仕事だったり、その他にも、3ぐらいのものを9に近づけるような仕事もあるらしい。
僕の業務は僕にとっては何年経っても「初物」ばかりなので、まずはしっかりと現状把握と見通し、そして優先順位を考えたうえで取り組まないと、あとで自分自身が苦労することになるだけなので、しっかりと足場固めをしないと。

その合間を縫ってランニングにも取り組む、ということになるけれど、こちらも今までとはちょっと違うアプローチで取り組んでみようかな、なんてことを考えている。そのためには、既に底のすり減ってしまったシューズをいつまでも履いているわけにはいかない。

走力やフォームに合ったものかはもちろん、どれだけ足に馴染んでいるかなど、シューズ選びも色々悩ましいもの。
先日、2018年の大会で履くことを想定したシューズを1足購入したのだが、物置に行ったら開封していない箱が二つ出てきた。いやな予感がして開けてみたら…。

これらを履き潰すまで、しばらくシューズの検討はしないように気をつけようと思います、ハイ…。

ウェアは昨年、それなりに新調した。GPSウォッチは心拍数がついたものをそろそろ購入した方がいいのだろうか、とか思ったり、アイウェアもいい加減2000円の安物じゃない方がいいのかな、なんてとにかく色々考えなければならないものが、実は思っている以上にたくさんある。

もっとも、機能性に優れているという触れ込みのものを身につけても、それが実際に合うかどうかは人それぞれ異なる。それに、見合った実力が伴わないと、宝の持ち腐れになってしまうわけで、実際過去に幾つかのアイテムを無駄にしたという経験もあって、最近はそんなアイテムの選定も慎重にならざるを得ない。

そんな中にあって、藁にも縋る思いでずっと利用し続けているアイテムが、一つだけ。
いや、正確には一つだけではなく、何種類も同じブランド(COLANCOLAN)のスポーツアクセサリーを利用させてもらっている。

多分、色んな種類で20本ぐらいはあると思う。
静電気除去、磁気ネックレス、天然鉱石含有のチューブネックレス…などなど。

自分にとっては御守りのような存在になっているので、大会の時に身につけるもの、勝負レースで必ず装着するものから、日常的に身につけているものなど、用途もさまざま。いってみれば、文字通り肌身離さずの状況になっていて、これのあるなしで、何となく結果も左右されるような気が。要するに自分にとっては、色んな思いが込められたアイテムだってことです。
ちなみにこれ、年始になると「福袋」が販売され、「あり得ない価格」で入手することができます。

気がついたらラン歴もだいぶ長くなってきたけれど、幼かった頃、運動会は万年ビリで、まともな運動経験もなかった奴が、42.195キロを完走するようになることがどれだけ凄いかって、多分これまで運動に接してきた方ならちっともピンと来ないと思うのだが、うちの親族の中では、大げさでも何でもなく、僕がフルマラソンを完走したという事実は、天地がひっくり返るくらいの驚きをもって受け止められたといえばおわかり頂けるだろうか。

「いやいや、今は普通にフルマラソン完走するじゃないですか」って言われたこともあるが、毎回毎回どれだけ不安を抱えて走っていることか、これもまたおわかりいただけないだろう…。それぐらい怖いのですよ、毎回。

でもその一方で今は、自分がどこまで行けるのか楽しみでならない。
寄る年波には勝てないというけれど、自分の可能性を突き詰めてみるって、楽しいですよ。まあ、今の時点で限界が見えていないってことは、まだまだ伸びしろがあるっていうことで、ね。

(あるいは伸びしろが折り曲がっていて限界がすぐそこにあることに気がついていないか…)

さて、そろそろ0から1への作業は終了。次の1から9へ向けた作業を始めましょうか。2018年、とにかく今年はちゃんとレースに出場することが目標です。


通勤途中で思ったこと、3題 ~青森駅界隈にて~


青森県は、東北六県の中でも飛びぬけて外国人観光客の訪問者数が伸びているのだとか。そんな中、通勤時に感じた自分事そして他人事(他国人事)を幾つか。

○革靴にできる塩の輪

青森駅を出ると、真正面に「新町通り」という青森市の中心商店街を貫く道路が走っています。

この通り、冬場は散水装置の稼働により、道路に降り積もった雪がなくなります。雪国ならではの光景。ところが、散水装置から出ている水がどうも海水らしく、海水の塩分によって締め固められた雪だらけの歩道は、ホントに歩きづらく、歩行者にはちっとも優しくありません。

更に、海水を含んだまま中途半端に溶け、側溝に流れ切ることができずシャーベット状の雪が横断歩道を堰き止めた日には、もう大変。つま先立ちしようとも何をしようとも、ほぼ確実に靴を汚します。…いや、その時には汚したことに気がつかないだけ。なぜなら、せいぜい「濡れた」程度の認識なので。実はそれ以前に、歩道に残った雪に大量の塩分が含まれており、これが知らず知らずのうちに付着しているのです。

そして、職場に着いた後や電車内に乗り込んだ時に足元を見て愕然とします。
黒い革靴に天使の輪ならぬ、塩の輪が綺麗に描かれているのですから。しかもこれ、非常に質が悪く、すぐに小まめに拭かないと、革がボロボロになります。現にこれで、靴を何足ダメにしたことか…。

こういう時にふと思うのです。嗚呼、青森駅の一角に冬場だけでも靴磨きがあれば、きっと利用する人がいるだろうに。

1回300円で撥水加工はプラス200円。
靴磨きのみの回数券は、お得な11回分綴りで1冊3000円。

高校生の皆さん、青森県、それも青森市に特化した冬のビジネスモデルの材料として、実習を兼ねたニーズの発掘や研究はいかがでしょうか。オッサン、喜んで回数券買うよ!

○スキー客の手にしたスキーやスノーボードを見て…。

冬の朝、青森駅に降り立つと、スキーやスノーボードを手にした外国人観光客が八甲田山に向かうバス停に行列をなすという姿をたびたび見かけました。

そこでふと思ったのが、彼らの板やビンディングは、メンテナンスがちゃんとされているのだろうか?と。そして、もしもワックス、調整、その他諸々を提供する場がすぐ近くにあれば…。そういったブースを、期間限定・時間限定でバス乗り場の前にある観光交流情報センターや「アウガ」の一角に設けてみる、とか。

彼らが訪れるのは短期間ですので、ビジネスに結び付けるのは難しいにせよ、外国人観光客をターゲットにしたちょっとしたサービス提供になるんじゃないのかな、とふと思った次第です。(もう取り組んでいたらごめんなさい)

(青函連絡船青森桟橋)

○JRの多言語対応について

首都圏の鉄道各線では、ごく当たり前に英語のアナウンスが流れます。2020年の東京オリンピックを見据えた対応としては当然のこと、のような気もしますが、これが地方に行くとどれだけ浸透しているのかといえば、あまり対応しきれていないのではないでしょうか。少なくとも青森県内を見ると、ほとんど対応できていないように思えます。

例えば青森駅から弘前行の電車に乗るとよく見かけるのが、大きな声を出しながら大勢で乗り込んでくる外国人観光客。彼らが全員、新青森駅や弘前駅を目指しているとは限らず、数の中には途中の川部駅で下車する人もいます。(五能線に乗換え、「リゾートしらかみ」に乗車するため。)

その中には、ボタンを押さないと電車の扉が開かないということに気付かず、慌てて他の乗客がボタンを押して降車する、という外国人観光客の姿を何度か見かけています。車掌全員に多言語を学ばせる必要はないわけで、そういった内容(なにもバカ丁寧な内容ではなく、停車駅と、降車時には最寄りの扉の横にある「緑の開く」ボタンを押すんだよ、といった軽微な内容で構わないと思います)を自動音声で、それも英語、中国語、韓国語で流すのは…難しいんでしょうかね。

と、今回は通勤で利用している青森駅界隈のことを中心に思ったことをつらつらと綴ってみました。