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ランニングとすごろく


3月も終わりに近づき、一気に雪解けが進んだ。青森市は既に積雪ゼロ、弘前市も積雪12センチと既に生活していく上で雪に悩まされる心配はほぼなくなった。いよいよランニングの季節がやってきた!…といいたいところなのだが、3月中旬に腰を痛め、歩行するのもやっとの状態という重症。どうやら軽度のヘルニアらしいという診断を受け、しばらく走ることを諦めることにした。もっとも今月は、定例の人事異動が発表となり、もしかしたらとは思っていたが、5年ぶりに職場を異動することが決まったこと、そしてそのタイミングで、今の業務を他のいろんな部署に引き継がなければならないという難題を抱えていたこともあり、定時退社の時間が午後8時過ぎとなってしまったため、仕事帰りにちょっとトレッドミルを…なんてこともできなくなってしまった。
挙げ句の果てに「誰もやったことのない仕事」の最終章で躓いてしまったため、土曜日出勤も始まるようになり、走れない身体に鞭打たれるような心境に打ちひしがれている。
結局、腰の痛みはほぼ治まったものの、違う理由で全く走れずじまい。多分2週間以上全く走らないなんてことは、ここ数年ではなかったはず。
結局のところ腰を痛めてしまったこともあってストレッチや柔軟(もっとも私の場合は柔軟という言葉から一番離れた場所にいるぐらい鋼鉄の身体の持ち主ですが)することもなく、ホントに一度も身体を動かすなく2週間以上が過ぎてしまった。
以前の僕であれば、周囲の皆さんが練習に励んでいる姿を目の当たりにして、「よし!自分も!」とメラメラ対抗心を燃やし、軽い怪我なら構わず走って結局患部を悪化させるという悪循環を続けていたのだが、今回は全くそういう気分が沸いてこなかった。他人は他人、自分は自分。他人のペースに合わせて状況を悪化させるぐらいなら、自分のペースで回復を目指した方がいい。
これも、ジョギングから始めて8年ぐらい経つが、その間に色んなことを経験して、知らず知らずのうちに学習していたのかも知れない。

そんなわけでしばらく走ることから遠ざかっているわけだが、その状況の中でふと思ったことがある。
ランニングは、すごろくに似ているんじゃないかってことだ。

ランニングというすごろくは、同じ盤上でサイコロを振るんじゃなくて、一人一人がそれぞれのすごろく盤を抱えている。
だからプレイヤーは、誰の順番も気にすることなく、好きな時にサイコロを振ることができる。
ただし、基本的なマスには「走る」か「トレーニング」しか書かれていない。 人生ゲームのような職業を選択するマスはない。もっとも、「結婚」「出産」のマスはあるのかも知れないけど。
そして、「一回休み」ではなく「しばらく休み」「気が済むまで休み」といったマスがある。
さらに、止まったマスから「戻る」ことはあっても、「進む」ことはない。

サイコロ振るたびに大きな目を出して、トントン拍子で進んでいく人、サイコロを振っても小さな目しか出なくて、挙げ句の果てに「3マス戻る」ばかりが続く人、「しばらく休み」の状態から抜け出せない人、実は「ふりだし」から一コマも進んでいない人など、人それぞれだと思う。

特徴的なのは、マラソンというすごろくには幾つかテーマがあること、そして、「ふりだし」はあっても「あがり」がないこと。
設定されているテーマは、距離、スピード、達成感、タイム、満足感。
これらの中から一つだけ選んでもいいし、複数のテーマを選んでもいいし、さらに途中で追加してもいいし。

「あがり」を決めるのは自分自身。やめたければいつやめても構わないし、いつまで続けても構わない。
ただしこのすごろく、一つ特別なルールがあって、サイコロを振ることを止めると、自動的に一コマずつ後退が始まります。

さて僕は、どれぐらいまで後退したのだろうか。来週あたりからランニングを再開したいとは考えているものの、来週はもう4月。いよいよ下旬からハーフマラソンの大会も始まるが、あくまで大きな目標に向かっての過程と捉え、いつになくのんびり構えて行こうかと思っている。

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