月別アーカイブ: 2006年11月

夕張市の財政破綻は対岸の火事?

※前々から書こう書こうとずーっと加筆修正していたのですが、昨晩報道ステーションでも取り上げられていたので、ようやくアップする気になりました。長文駄文失礼。

新聞やテレビなどで報道されているとおり、かつて炭坑の町として賑わった夕張市が財政破綻し、そのツケが市民に押しつけられるということで、騒ぎになっている。

しかしながら、夕張市の騒動は、夕張市だけが抱える問題ではなくなるだろう。なぜならそのツケは、近い将来北海道民、そして国民に回ってくることが予想されるし、同じような財政基盤に不安要素を抱える自治体は、潜在的に沢山あると思われるからだ。

かつて、財政再建団体に転落した福岡県赤池町(現在は合併して福智町に)。
この町も、炭坑の閉鎖に伴う地場産業の喪失から脱却すべく、地域活性化を謳った公共事業を乱発したことが仇となり、借金地獄から逃れられなくなった。
財政再建団体に転落後、公共事業は極力圧縮、委託していた道路管理や草刈り等、全て町職員が自分たちの手で行うようになった。
結果、10年の再建計画を2年短縮し、2000年に再建団体から脱却した。
そこに生まれたのは、町と住民の一体感だという。

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高い買い物小さな幸せ

踏ん切りがついたというか決心が付いたというか、以前から「欲しい欲しい」と妻にせがまれていたモノを、ようやく購入しました。

今年は10月末に車検があり、今年一番の出費(17万円)だったのですが、これはある意味必要経費だったので、それを除くと、沖縄旅行に次ぐ今年2番目の出費となりました。

何を購入したかと言いますと、ムアツ布団です(笑)。

購入価格は内緒ですが(笑)、予想以上に安価で購入することができました。
妹が既にムアツ布団を使っており、「購入するなら絶対90ミリだよ!」としつこく言われていたので、迷いもなく90ミリのタイプを購入しました。

しかしながら、配送までには時間が掛かるということで、金曜日に我が家にやってくる予定。

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選挙民への愚弄行為

去年の9月。郵政民営化だ刺客だ何だと騒いだあの選挙は、一体何だったんだろうか。
言わずもがな、このことである。

「民営化反対とは一言も言っていない」造反組が会見

自民党は28日午前、郵政民営化に反対し、同党を離党した造反組のうち、堀内光雄・元自民党総務会長ら無所属衆院議員11人の復党を審査する党紀委員会(笹川堯委員長)を12月4日に開くことを決めた。

早ければ、同日の委員会で復党が正式決定する。誓約書を出さなかった平沼赳夫・元経済産業相については、復党願を受理せず、預かることになった。

復党する11人のうち、堀内、古屋圭司、山口俊一、森山裕の4氏は28日午前、国会内で記者会見した。堀内氏は、「首相が温かい気持ちをもって、復党にゴーサインを出してもらい、感謝の気持ちで一杯だ。基本的に郵政民営化に反対ではなく、選挙期間中の会見、公報でも反対とはひと言も言っていない。賛成だ」と強調した。山口氏も「民営化自体は反対ではない。衆院選でも党内手続きがあまりに乱暴だったということを論争した」と語った。

一種開き直りとも取れるこの発言には、呆れる以外なかった。
彼らは郵政民営化に反対したから自民党から離党せざるを得なくなり、刺客を送り込まれながらも、薄氷を踏む思いで議員の座にしがみついたのではなかったのか?

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暗く空しい月曜日

予想通りではありましたが、簿記3級は不合格でした。妻と共に撃沈です。
予想通りなハズなのに、いざ現実としてそれを突きつけられた途端、何故か気持ちがドヨーンと落ち込み気味。

毎日夜遅くまで勉強を重ね、自分で言うのも変ですが、最後はほぼ合格圏に届くところまで仕上げていた(事実、それだけの自信を持てる手応えを感じていた)だけに、問題の読み違えで落ちたということが非常にバカらしく、ショックでもあり、そんな単純なミスを犯してしまった自分が腹立たしい!ホントに悔しいです。
たかが簿記3級。されど簿記3級。悔しいついでに言うならば、今回の問題は実に簡単だったのですよ!合格率も、近年に見ないくらい高いことでしょう(7割超えるんじゃない?)。だから、なおさら悔しいのです!!
あわよくば起死回生の大逆転…を期待していたところもありましたが、世の中そんなに甘くはない…(苦笑)。

この結末を迎えてみると、試験では最近の自分の性格(短気に磨きを掛け、落ち着きがなく、慌てやすい。注意力散漫。)を思い切り露呈してしまったような気がします。そのことに薄々気づいていたけれど認めたくない、ということもあって腹が立つのでしょうな、きっと。

しかし、いつまで嘆いていても仕方がないこと。
せっかくここまでやったのですから、2月の再受験も検討していますが、2級挑戦のみにターゲットを絞り替えしようかということも検討中です。
既に2級のテキストも購入し、読み始めています。しかし、チンプンカンプンで早くも挫折気味ですが…。

大変お騒がせしました。

今度はコッソリ受験しようと思います(笑)。
今回の一件、久しぶりにムラムラと…いや、メラメラと自分の中の闘志に火を付けた(といっても種火程度ですが)かも知れません。

農作物の廃棄に思う

こちらではりんごや稲の栽培が、ギャンブルに似ているという。
その理由は、秋の収穫時期の前に一発勝負が待っているからだということを聞いたことがある。りんごも稲も、収穫直前に大きな台風が直撃すれば、それで終わり。
その難関さえクリアすれば、収量もそれなりのものを確保できるし、収益を得ることができる、という。
台風の進路にヤキモキしなければならないその緊張感が、ギャンブルに臨む時の緊張感と似ている、ということだろうか。

そういう意味では今年は、大根や白菜のギャンブルが大ハズレの年となった。
これらの農作物が、全国的な生産過剰による価格低迷に伴い、廃棄しなければならないという事態に陥っているという。

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