Daily Archives: 2022-12-11

喜怒哀楽悲喜交々 2022年回想録(1)

今年もいろんなことがあった1年だった。といっても、なんだか本当にいろんなことがあり過ぎて、記憶がかなり薄れているのも事実。50歳を超えると一年なんてあっという間だよ、という人もいるみたいだが、2022年は本当に長い一年だと、つくづく感じている。

こんなに一年が終わるのが待ち遠しいのも、久し振りかも知れない。

そんな一年間がどんな年だったか、ちょっと振り返ってみた。

1月 大雪三昧

弘前駅にて出発の刻を待つ貨物列車。

2021年の年末、青森県内は大雪に見舞われた。一ケタ国道(4号、7号)で相次いで車が立ち往生して動けなくなり、道路網がストップ。更に、青森空港に向かう県道でも同様の事案が発生し、空港のスタッフが空港に行くことができずに航空機が運休するという事態に。

年が明けても大雪の状況はあまり変わらず、1月5日と14日にはJRが運休となり、出勤できないという状況にも陥った。出勤後に電車が運休し、帰宅困難者となった結果、何度宿泊したのかも忘れたが、雪の降り方が明らかに変わってきている、それは、夏の大雨同様、時には災害級となることを痛感する出来事だった。

2月 濃厚接触者扱いに

くしゃみ誘発剤

新型コロナウイルス感染症に関する県の対策を司る一員として動いている中、自らが濃厚接触者になるという事態が発生した。詳細については差し控えるが、確かに様子がおかしな方が近くにいたな、といった感じ。

結局、土日を含めて7日間にわたり自宅待機と在宅勤務を余儀なくされ、自宅でも隔離状態に。しかし、発熱はもちろんのこと、自覚症状も全くないまま、ひたすら軟禁されているような生活を送ることとなった。2月議会を控え、結構痛手となったことは否めない。

 

 

3月 あっという間に春の足音

地元高校生とのコラボレーションによる「バナナ最中」。

年末から2月にかけて断続的に続いた大雪の峠を越えたと思ったら、春の足音は猛ダッシュでやってきた。あっという間に周辺の雪は溶け、春の気配を各地で感じるようになった。そして3月は、別れの季節。人事異動により、2年間務めたグループマネージャー(GM)の役職を離れることとなった。

次の異動先は、5メートル程度しか離れていない、隣の課のGM。色々あった2年間。やりきったとはとても言えないが、何とかやれたのかな。新しい景色は見えなくとも、多少は楽になるだろう、と淡い期待を抱いていたのだが…。

 

 

4月 新たな業務、そして再び濃厚接触者に。

春はあっという間にやってきた。

新しい配属先は、同じ危機管理部門の課。前職とは全く異なる、とは言い切れないが、関連のある業務を抱えるグループだ。とはいえ一歩足を踏み込んでみると、知らないこと、分からないことだらけ。更に、次から次へと提示される懸案事項に、思わず閉口。これ、1年間を大過なく過ごすなんて無理だな、と諦めた。とはいえ、やれない理由を考えるぐらいならやれる方法・手段を考えるというのがポリシー。なるべく前向きに、ポジティブに仕事に取り組むことができるよう、同じ目線で一緒に物事を考えることを意識しながらの4月が始まった。

4月中旬から、研修のために上京することが決まっていた。数年ぶりの東京出張だ。コロナの感染は依然として蔓延っているが、万全を期して向かおうじゃないか。

出発当日、キャリーバッグと鞄を抱え、職場へ。午後から新幹線で移動するため、残務を整理していたところに着電。家族から「コロナ陽性になった」との連絡だった。青天の霹靂とはこのこと、狼狽しながら上京に向けた一切合切をキャンセルし、弘前へととんぼ返り。やはり濃厚接触者扱いとなり、研修と同じ期間となる7日間を自宅で過ごすこととなった。

5月 山が燃える

こちらの山は、燃えていません。

待機期間も無事に終え、久し振りに暦通りの大型連休を迎えることとなった。ここ2年間は、新型コロナへの対応に追われることとなり、暦通りの休みなんてあり得なかったのだ。

しかし、僕が行くところでは何かが起こると散々揶揄されてきたこの数年間。連休明けの6日から、いよいよその「何か」が起きてしまった。県内各地で立て続けに林野火災が発生、春の乾燥した空気と強風の影響もあり、むつ市と十和田市で発生したそれは、ここ数年では例がない大規模火災となってしまった。住家が延焼したり、人命を及ぼすようなことにならなかったのは不幸中の幸いだったが、前途多難を予感させる不穏な出来事でもあった。

6月 青函トンネル初潜入・そして3年ぶりのライブ堪能

真夜中のハードトレーニング。

JR北海道が実施する青函トンネル内での訓練を視察。実際の車両を使った訓練ではなかったが、坑道内でのスプリンクラーや消火設備等を見学させてもらった。しかし、1,300段を越える斜坑を徒歩で上り下りするのは、違う意味でいい訓練となりました。

そして、2019年に仙台で観た東京スカパラダイスオーケストラのライブを最後に控えていたライブ鑑賞を3年ぶりに解禁。偶然にも、青森で開催された東京スカパラダイスオーケストラのライブ。マスク着用で声も出せなかったが、楽しかったなあ。早くこんな日常が戻ってくれば良いのに、と切に思った。