明日から2日間、夏季休暇を取ることにしている。
ここ数年は盆の時期に休むことなどなかったのだが、今年は新盆ということもあって、当然のように夏季休暇を取った。
ここに来て何となく、先日母が突然涙した際に感じていたであろう複雑な思いというのが僕の胸にも去来していて、父がいわゆる「先祖」の一員になってしまったことに対して、未だにどこかで受け入れることができないというか、受け入れたくないというか、うまく説明することのできない、何ともいえぬ心境に置かれている。
この間の日曜日、弘前公園をジョギングした時のこと。本丸の西側にある蓮池に、綺麗な蓮の花が咲いているのが見えた。そういえば「あの日」も、僕たちはなぜか蓮の花を見に行っていたことを思い出し、そこから一気にペースが乱れた。だいぶ落ち着きを取り戻したつもりでも、ふとした拍子、何かのきっかけで突然誰にも言えぬ悲しみ悔しさがこみ上げてくることが、今でもたびたびある。
あの日からもうすぐ一年。雪の少なかった冬を越し、早咲きの桜に翻弄された春を迎え、雨と低温に悩まされた夏が過ぎ、父が大好きだったねぷたまつりも幕を閉じた。梅雨明けせぬまま迎えた晩夏、そして初秋。
とにもかくにも、明日盆の入りを迎える。
お盆にしては珍しく、天気が悪いらしい。
1ヶ月を切った一周忌法要の案内もまだ出してないし。いずれにせよこの週末は、全て父のために時間を捧げようと思う。
新盆
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