令和7年7月3日、第27回参院選が公示されました。
各政党は真剣に公約を掲げ、その実現に向けて選挙戦に臨んでいますが、失礼を承知で言わせてもらうと、最近の選挙は「日本最大のホラ吹き大会」なんじゃないだろうか、と思うところもあります。
前回の参院選は3年前。当時の選挙のこと、各党の公約を鮮明に覚えているのは当事者と関係者ぐらいで、選挙民は一体どんな選挙が繰り広げられたのかなんてすっかり忘れているのではないでしょうか…いや、少なくとも自分は覚えていません。ということで、ここでChatGPTの登場。前回そして今回の選挙に関し、各党の公約について色々分析をお願いしてみました。何せAIによるものなので全てが正しいわけではありませんが、参考になればこれ幸いです。
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2022年7月10日に施行された第26回参議院選挙(前回参議院選)の各主要政党の公約と、その後の達成状況のまとめです。
🏛 自由民主党(自民党)
公約(経済・安全保障など)
防衛力の抜本的強化(GDP比2%以上、反撃能力の保有など)
物価高対策:1兆円規模の地方創生交付金を活用し、生活・事業支援および給食費軽減
「新しい資本主義」に基づく最低賃金引き上げ、脱炭素投資(10年で150兆円)、原子力活用促進
憲法改正の「早期実現」明記
達成状況
防衛力強化関連支出は増加。防衛費GDP比2%を目指す方針だが、現時点では未達。
物価高対策として交付金支給や補助措置が実施された。
脱炭素や賃上げ推進策は一部実行中。憲法改正は未実現
★評価:一部目標達成、憲法改正など重要項目は未達
🏛公明党
公約(子育て・教育など)
出産育児一時金の引上げ(42万円→50万円目指す)
幼児教育・保育、私立高校・大学などの無償化
子ども医療費の高校3年生までの無料化目指す
携帯料金引き下げや動物愛護法改正、バリアフリー推進など
達成状況
幼児〜高等教育の無償化は実現済み
出産育児金の増額、医療費補助、高校3年生までの医療無料化は全国で展開中
携帯料金の引き下げや動物愛護関連法改正も成立済み
★評価:公約ほぼ達成、◎水準
🏛立憲民主党
公約(物価対策・税制など)
消費税率を時限的に5%に引き下げ
ガソリン、灯油等の生活必需品への補助・トリガー条項発動
達成状況
消費税引下げは未実施。補助政策は進行するも限定的。全体的に未達
★評価:△部分達成
🏛日本維新の会
公約(大減税・議会改革など)
消費税・ガソリン税・社会保険料など大幅減税
議員定数削減・報酬カット・文通費改革など「身を切る改革」を推進
達成状況
軽減税率の維持にとどまり、大減税は実現せず
議員報酬カットなどは地方レベルで実施されたが国政では限定的
★評価:一部(○)
🏛国民民主党
公約(減税・手当など)
消費税を5%に時限的引き下げ
一人10万円の現金給付 (“インフレ手当”)
ガソリン等にトリガー条項を活用
達成状況
消費税・給付とも未実行。ガソリン補助は不十分
★評価:△
🏛日本共産党
公約(減税・最低賃金など)
消費税を5%へ緊急減税、小企業や家計支援
最低賃金1500円、内部留保課税による賃上げ・グリーン投資
達成状況
消費税・最低賃金の大幅引上げは未実施。ただし大企業課税や9条擁護は継続的に活動
★評価:一部(○)
🏛れいわ新選組
公約(思い切った給付・インフラ投資)
消費税廃止、季節ごと10万円給付
最低賃金1500円、原子力即時廃止、自然エネルギー拡大
インフラ30年190兆円投資、家賃補助
達成状況
消費税廃止・給付・最低賃金1500円などは野党のため未実現
インフラやエネルギー政策も未着手
★評価:—(達成不可)
🏛社会民主党(社民)
公約(生活支援・人権など)
消費税を3年間0%、一律10万円給付、最低賃金1500円
差別禁止法や人権救済機関整備
達成状況
上記経済政策は未実現、人権関連法整備も進まず
★評価:✗未達
🏛 NHK党
公約(税負担軽減など)
税金・社会保険料全体の引き下げ、NHK受信料無料化
達成状況
NHK受信料無料化は未実現。税負担軽減も限定的
★評価:✗未達
📊 総評
全体的に与党、公明党の社会福祉・子育て支援政策はほぼ計画通りに進みました。一方、立民・共産・維新などの大規模減税や給付を掲げた政策はコストや与党の抵抗により未実現となっており、野党勢力では「れいわ」などの大胆な公約は実行できていません。
🔍 まとめ
実現度が最も高かった政党:公明党(教育・子育て・医療費無償化など、公約達成度◎)
与党(自公):物価支援・防衛予算など一定の成果。ただし憲法改正や大胆減税は未達
野党:減税・給付中心の公約はいずれも未実現。現実的な実行力に乏しい
✅ 各党の公約達成状況(2022年〜2025年)
自民党
- 評価:実務面で着実に進捗。だが大仰なスローガン(憲法改正、経済成長)は成果が目に見えず、煮え切らない印象を払拭できず。
公明党
- 評価:与党ゆえの現実路線で高評価。ただ「もっと大胆に変えて欲しい」という政変期待派には、やや控えめな印象。
立憲民主党
- 評価:姿勢には一貫性があるが、「どう実現するのか」の設計図がない。野党の悪癖、耳障り重視だが中身薄い。
日本共産党
- 評価:理想は立派だが、現実の国会運営能力は低く、政策案を出す場面も少ない。ただの理想論に終始。
日本維新の会
- 評価:ポピュリズム臭が強く、演説は迫力あっても「国会での実行力」は皆無。見せかけの革命屋。
れいわ新選組
- 評価:大胆だが「言うだけ芸」で終わっている。選挙では声高だが、国会でのフォローアップ能力は極めて低い。票には魅力あるが、実務政治には不向き。
社会民主党
- 評価:理想に忠実だが、小規模政党ゆえ実行力は皆無。「政策立案する影響力」すらついていない。
🧭 総合的に見た評価
項目 | 与党(自公) | 野党主流(立民・共産) | 改革派(維新・れいわ・社民) |
公約実現力 | ◎ (公明が突出、自民そこそこ) | ◯ 耳ざわり良いが実施力低い | × 演説は熱いが現実性薄く実行力なし |
制度・財源設計 | △ 明示少ないが裏で進んでいる | × 設計不足、夢場面が目立つ | × 現実離れ、公約が絵に描いた餅 |
信頼性 | 中程度 | 低い | さらに低い |
🎯 総括
- 公明党は「口ではなく実績で勝負」。与党内でも安定した公約実行力が評価に値する。ただし、革新性は薄め。
- 自民党は「実行力はそこそこ。ただし大風呂敷系スローガンに頼りがち」。
- 立憲・共産など野党主流は「まとまったビジョンこそあるが、財源政策や実現戦略に欠ける」。
- 維新・れいわ・社民など改革・ポピュリズム系は「言うのは容易だが、実議会運営での実績はほぼ皆無」。
3年を経ても、「公約」と「実現」の乖離は縮まらず。今後はより現実的な財源提示と国会提案力を示せる政党のみが、選挙で「政治力」を称されるだろう。
今回の参院選は、公約バトルではなく“現実力の空転”選挙。財源も工程も非開示、公約は絵に描いた餅。政治家を選ぶのではなく、『口先の芸人』を選ぶ無意味なショーに成り下がっている。選挙民は本気で“政治の肉質”を見抜く覚悟が必要だ。
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あくまでもAIの分析なので、参考になるかどうかはともかく、投票しないと何も変わりません。皆さん、とりあえず投票には行きましょうね。