日別アーカイブ: 2004-08-20

台風の目

久しぶりに朝の通勤電車で席に座りました。普段は、青森到着時の乗降口の混雑がイヤで、空いている席があっても座ることはなく、乗降ドアのすぐそばに立っているのですが、今日は立っていることに耐えられませんでした。電車が動き出すとともに睡魔に襲われ、結局青森駅に着く直前まで爆睡していました。
この睡魔の原因は、オリンピックではなく台風15号。弘前では2時頃から雨風が強くなり始め、気圧の急激な変化からか、耳が痛くなり、3時から5時頃にかけて突風が吹き荒れました。吹きざらしの我が家の屋根が突風でバタンバタンと煽られる音で何度も目が覚め、ようやく眠りにつきそうだ、という4時頃には、今度は局地的とも言える大雨に見舞われ、屋根や窓を叩きつける音でまた目が覚め、結局うとうとしながら6時に起床…。
嗚呼。93年の台風19号の記憶が蘇ってきます。
電車到着後の8時頃の青森市中心部、猛スピードで駆け抜けていく雲の切れ間から、青空が顔を覗かせていました…。日差しが眩しかった。で、ふと思った。これって、台風の目の中なのか?んなわけないか…。
ちなみにこの時点で、台風の中心は青森市の東北東約40キロにあったそうな。9時現在の時点で、台風の中心は青森市の北東70キロにあるという話だったので、どうやら僕が出勤していた時間帯、ちょうど台風の目から抜けるかそれくらいの中を歩いていたようです。どうも進路を見てみると、青森市が台風の目の中にあったというのも、まんざらウソではない様子。まさに直撃だったようで。
天気予報や概況をちゃんと見ないで出勤したため、私はこの時点で、てっきり台風は過ぎ去ったものだと思っていたのですが、その後再び風雨が強くなり、先ほどまで弱雨混じりの突風が吹き荒れていました。現在は、小雨が降っているものの空が徐々に明るくなっており、風もほぼなくなりましたが。台風は中心から南東側が要注意、と理科の授業で習ったような記憶があるのですが、今回は北東側が強かったような、そんな気がします。ちなみに、台風16号、17号が相次いで発生したようですが、勢力を強めながら、今回に近いルートを辿る可能性あり。こちらも要注意と思われます。
余談ですがうちの妹は幼少の頃、台風が近づく空にぽっかりと空いた雲の切れ間を指さし「ほら、あそこに台風の目あるじゃん!見えるべ? 見えねぇの?目、ほら、あそこ!!!」と私に騙され、それを信じ切ったことを、一生忘れないそうです…。