日別アーカイブ: 2004-07-27

らーめん考(その1)

今日も暑いです。暑くなると、辛いものや熱いものが無性に食べたくなります。僕ってやっぱり天の邪鬼なんでしょうか。
昨晩は、久しぶりに「雷の恐怖」に怯えながら帰宅しました。弘前が近づくに連れ、雨脚がどんどん増していき、ひっきりなしに雷光と雷鳴が轟きます。ただ、慣れって怖いもので、ホントに間近で落雷したのがわかっても、視覚聴覚が慣れてきているので、そんなに「怖い」って感覚がなくなってくるんですね。でも、一つ手前の駅に到着し、ドアが開いた途端「ピカッ!ドーン!!」と鳴り響いた時には、椅子から飛び跳ねそうになりました。ちなみに1時間の降水量は25ミリほどだったそうです。新潟や福井の比ではありません。
さて、「らーめん考」その1(と、シリーズ化を匂わせていますが、怪しいものです…)。今日は、「冷やしラーメン」について。
この間東京に出張したとき、某所にて「つけ麺」をオーダーしたんです。出てきたのは、中途半端に水にさらされた麺と、生ぬるいスープ、トッピング用の具材でした…。ハッキリ言って、不味かった。実はつけ麺なんて興味がなかったんですが、つけ麺が、こんな不味いものだとは思わなかった。温かいわけでもなく冷たいわけでもなく、しかもトッピングは冷蔵庫で干涸らびていました、といった感じ。時間がなかったし、文字通り「流し込む」ような状況で腹の中に収めたわけですが、なんとなくスッキリしない感じでした。
閑話休題。
ここ数年「冷やしラーメン」というのが密かなブームになっているようです。冷やし中華ではなく、冷やしラーメン。発祥の地は山形だと言いますが、定かではありません。僕はまともに食したことはない(まともに、というのは、コンビニで売っていそうな「冷やしラーメン」は一度だけ食べたことがあるのです)のですが、話を聞く限りでは、口にしなくてもいいだろうな、と思えてきます。事実、この間某町で初めて「冷やしラーメン」の看板を掲げる店を見かけたのですが、何か邪道っぽいな、そんな気がしました。
麺の入った冷たいスープには、氷が浮かんでいるというじゃないですか。発想を変えると、これでは普通のラーメンにお湯を注すのと一緒。スープの味を殺す気でしょうか。トッピングも普通の中華と変わらないというのですから、チャーシューなんかもそのまま入っているという話。これって、脂っこいチャーシューもそのままぶち込まれているってことですよね。冷たいスープの中で、チャーシューの脂が白く凝縮されていく姿を考えただけで、僕はちょっと抵抗を感じてしまいます。
暑いから冷たくするという発想は、理解できないわけでもありません。しかし、ラーメン然りカレー然りで、何でもかんでも冷たくすればいいというわけではないと思うのは、僕だけでしょうか。夏は冷やしラーメンではなく、冷やし中華です。何なら、ざる中華でもいいのです。それを、「冷やしラーメン」だなんて…。僕なんかは、やっぱり中華は「熱い」に限る、と考えてしまいます。「冷やしラーメン」が邪道だなんていうのは、素人発想でしょうかね。食べればわかるよ、なんて言われそうですが…。
(多分続く)