日別アーカイブ: 2014-10-27

東北OM三沢勉強会のこと


三沢市を訪れたのは、今回で多分6回目ぐらいだと思う。一番最初は40年近く前、父に連れられて生まれて初めて飛行機に搭乗した際(その頃はまだ、東亜国内航空のプロペラ機だった)、青森空港が大雪のため着陸できず、三沢空港に着陸したこと、そして、その三沢空港からタクシーで三沢駅まで向かったところ、東北本線も大雪でダイヤに大幅な乱れが生じていて、やっとのことで弘前市に戻ったこと…。

…このことが、幼い頃の記憶として、そして、三沢市を最初に訪れた記憶として、今も残っている。

…そして、これまた今から10年以上も前になるが、大学時代の友人の結婚式が三沢市内で行われ、その際は宿泊もしたのだが、真昼からの飲み疲れで、宿泊先で早々にダウンしてしまった。なので、夜の三沢の街がどんな雰囲気なのかは、全く知らなかった。(この日、夜の街を堪能した友人によると、米軍関係者と思しき外国人も多く、入る店を間違えるとエラいことになる、みたいなことを言っていたようないなかったような…。)

そんな中、青森県内では弘前市に次いで2年ぶり2度目の開催となる「東北オフサイトミーティング(東北OM)勉強会 in MISAWA」に参加してきた。

東北オフサイトミーティングというのは、「敷居は低く、志は高く。」を合言葉に、まちづくり・組織づくり・人づくりを目指し、自治体や民間企業の職員・学生など様々な立場の人が交流・情報交換する組織。2009年に設立され、これまで東北各県はもとより、それ以外の地域でも活動が行われてきている。

実は三沢市には、先月も仕事で訪れていた。その時は、市役所にほど近い中華料理店「レストランニューみやき」で昼食を摂り、たくさんの外国人が食事しているという、どこか異国にも似た不思議な光景を目の当たりにしていた。

米軍基地を抱えているということもあって、市内には横文字で書かれた看板もたくさん見かける。
どことなく沖縄にも似た雰囲気がある三沢。でも、沖縄と決定的に違う点は、沖縄の場合は米軍関連の施設が複数の市町村に点在しているが、県レベルでそういった施設の移設や規模縮小を求め、それぞれの市町村でも同様の動きが見られるのに対し、三沢市ではそういった動きが一切ないということだろうか。

いずれにせよ、この表現が適切かどうかはわからないが、三沢市は、米軍基地と良好な関係を保ちつつ、上手く共存している、そんな印象を受けた。

そして今回の勉強会、2度目の参加ながら、県内メンバーの一員として、カメラ持参で会場内の撮影を行っていたため、正直、あまり話を集中して聞いていなかった。

三沢市の米田副市長、東北OM発起人の後藤さんの挨拶に引き続き、今回は基調講演と2つの事例発表が行われた。それぞれのテーマには、「異文化交流」が根底にある。ちなみに今回のテーマは「What’s マルチ・カルチャー!?~多文化理解からの地域づくり~」。三沢らしさを前面に打ち出した、でも他の地域でもあり得る、興味深いテーマだと思った。

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・基調講演 『人と人をつなぐ懸け橋としての私の想い』 八甲田冬山ガイド サイモン・ベルナルド氏

サイモンさんは、震災直後には被災地を訪れ支援活動にも積極的に取り組んだ。何より一番驚いたのは、紹介されたスライドに出てきた物資搬入の場所が、震災後の支援で僕も訪れた宮古市の新里トレーニングセンターだったこと。センター内の画像も幾つか紹介されていたが、僕らが支援に訪れたときと比べると、遙かに救援物資の整理が進んでいたのがわかった。
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・事例発表(1) 『子ども期からの国際交流〜地球市民としてのまちづくり』 青森公立大学経営経済学部3年 井上雄輔氏
若いのに非常にしっかりとした信念を持たれているといった印象。臆することなく、堂々とした発表だった。聞いていて、ハッとさせられるお話しもあった。要するに、大人が何でもかんでも子どもたちのことに干渉しちゃならないってことです。…まあ、僕には子どもいないんだけどさ(笑)
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・事例発表(2) 『基地の街を吉(グッドラック)の街に!』 有限会社 ヒーローネット代表 五十嵐耕司 氏
話術に長けていて、聴衆を引き込ませるのが非常にうまいというか、冒頭からガッツリとハートを掴まれた感じ。「基地の街を吉の街に」と、「キチ」と「キチ」を掛け合わせたテーマだが、その上更に「機知」に富んだ面白さがあって、楽しくお話しを伺うことができた。苦労するからこそ得られる感動って、絶対に大きいですよね。
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お三方のお話しを聞いた後は、トークセッションが繰り広げられた。会場にカメラを向け、皆さんのお話しを聞きながら、感じたことを幾つか。

・異文化交流ももちろん大切だし、素敵なことだけど、その前に、ミニマムな地域内交流ができていただろうか。(少なくとも僕の住んでいる町内会は、それすらも怪しいぞ。)
・教育って、大人や教育者が子どもに教えるだけじゃなく、子どもから大人が教えられるというか、学ぶ、気づくということがとても重要だと思った。「教育」が派生して「共育」になるのが理想?子どもの力は侮れない。
・僕が住んでいる弘前市と、今回訪れた三沢市って、歴史も文化も全く異なるんだけど、どこか相通ずるものがあるような気がしましたよ。何でなのかはわからないけど。
・こういう「学び」の機会って、参加することに意義があるんじゃなくて、参加し、学んだことや感じたことを、次に活かすことに意義があるんですよね。さて、何にどうやって活かしたらいいか、ちょっと考えてみますか。
・で、考えるのは「できない理由」じゃなくて「できる方法」ね。

…ということで、勉強会が終了し、集合写真をパシャリ。
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その後、同じ会場での懇親会へ。
正直、メチャクチャ腹が減ってたので、同席した初顔合わせの皆さんとの挨拶もそこそこに、まずはガッツリ食って飲んで。
続く二次会のアメリカンバーでも、飲んで、飲んで、たまに食って。
大分酔っ払ってきたし、胃ももたれて来た(油で揚げたものや肉類が圧倒的に多かった)ので、23時前に一足早く退散。多分あれ以上飲んでたら吐いてたし、翌日使い物にならなかった、と思う。

翌朝、三沢市内をジョギングして酒を抜き、体調と体重を調整。当初は三沢基地の周囲約21キロを走るつもりだったんだけど、まだ酒がかなり残っているし、胃も重い感じだったので、今日のスケジュールを念頭に無理は禁物と、走行距離を12キロにとどめた。
とは言いながら米軍三沢基地の見学において、基地内のレストランで昼食を摂ることになり、やっぱりガッツリ食ってしまったんだけど…。

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ちなみに今回の2日間で一番印象に残ったことは、初日の懇親会、二次会で訪れたアメリカンバーで、なぜか和洋折衷のカラオケ大会が始まってしまい、その中でも、外国人3名が歌ったMONGOL800の「小さな恋のうた」が、やたら上手だったことだった。おいおい(笑)
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二日目のエクスカーションは、普段立ち入ることのできない米軍三沢基地の見学。
その際に、米軍の方が我々のバスに同乗し、ずっと英語で基地内の案内をしてくれた。でも、7割程度しか理解できなかった(ちなみに、通訳もいました)。

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米軍の方は僕のすぐそばで説明くれていて、幾度となくアイコンタクトも取ったんだけど、僕はといえば英語で話す方が全くと言っていいほどダメなので、ちっともコミュニケーションが取れなかった。言葉の壁って思った以上に高い。少し英語覚えないとなあ…と思った次第。

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今回は初めて米軍三沢基地の中を見学する機会に恵まれたし、亡父との思い出の場所である三沢空港にも足を運ぶことができたし、これだけでかなり満足したんだけど、もう少し三沢市内のディープな酒場も歩いてみたいなあ、と思った。

あ、そうそう。そういえば三沢市内って、「唐揚げ」を店の看板に掲げる店がちょこちょこあるみたい。「からあげ人生」っていう有名店もあるようだけど、正直ちょっと気になった。…まぁ、脂っこいものばかり食っていたので、さすがに今回は食指が伸びなかったんだけど。

三沢市、何かいいね!

三沢市のこと、もっと知りたいと思ったし、次はプライベートで訪れようっと!
三沢市の皆さん、そして勉強会に参加された県内外の皆さん、本当にお疲れさまでした!