日別アーカイブ: 2004-12-21

ハタハタの大漁と乱獲

雪が少ないなんてことを言っていると、次の日ドッと雪が降ったりするものだ。
今朝は一面雪景色。時折吹雪模様に見舞われている。さて、今日はハタハタの話。
ここ3年ほど、ハタハタが豊漁だという。我が家でも、毎晩のようにハタハタが食卓を飾っているが、いい加減ウンザリというのが本音である。
ハタハタといえば秋田名物として知られているところであるが、青森県に近い側での漁となるため、青森県の日本海沿岸にも接岸する。僕は試したことはないのだが、陸からだと「サビキ釣り」と呼ばれる釣り方で釣れるらしい。
そもそもこのハタハタ、かつては乱獲の影響で絶滅が危惧され、資源保護のために平成4年間から3年間も禁漁を実施した経緯を持つ。この間、ハタハタ漁で生計を立ててきた漁師の忍耐を思うと、頭が下がる思いである。
平成7年から再びハタハタ漁が解禁となったが、資源を保護する観点から、青森、秋田、山形、新潟の4県間で全長15cm未満のハタハタは採捕しないという管理方法を取り決めしたり、秋田県では漁業禁止区域や採捕禁止期間の設定、創業隻数や漁具の制限を実施している。
(参考)秋田県漁業協同組合
今となっては漁もかつての賑わいを取り戻し、漁師もホッと胸をなで下ろしているところだろう。
実際ハタハタの大群が青森県の日本海沿岸に押し寄せた02年は、活気に沸いたものだった。
ところが、である。

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