日別アーカイブ: 2009-09-14

私見に基づくイベント考


結局昨日は誘われるがまま黒石市まで足を運び、初めて「こみせまつり」というものを見た。思えば黒石市のこみせをブラブラ歩くのも初めてで、意外と斬新な印象を受けながら風景を楽しんだ。

会場の一角では「やきそばサミット」も行われていて、非常に活況に溢れていた。ちなみに聞いたところでは福島県浪江の焼きそばが2日分を初日で完売したようで、秋田県の横手焼そばも昼頃には完売となっていた。
通りのあちこちには仮設テントが設けられ、市内の食堂がご当地グルメの「つゆ焼きそば」を販売していた。
県内外からも大勢の人が集まったようで、聞き慣れないイントネーションがあちらこちらで聞かれた。

どうやら「よさこいソーラン」の演舞も披露されていたようだが、県内外からの来客も多い中、折角ならば「黒石よされ」のPRをすればよかったのに、と疑問に思った。なぜあれほどの素晴らしい踊りがあるのに、「よさこいソーラン」なのだろう?黒石をPRする絶好の機会ではないのか。
もうひとつ苦言を呈するのならば、県内外からの客を誘導するには、あまりにも案内が少なすぎた。駐車場の場所、全体図、現在位置、やきそばサミットの会場等、交通誘導も含め、全てに何か物足りなさを感じた。

一方この日、弘前市では中心市街地の土手町で「カルチュアロード」が開かれていた。
聞くところでは今年、30回の節目ということで何か大々的な催しがあるのかと思ったら、これまでとあまり変わり映えしない内容に終わったようだ。それでも、悪天候の中約5万人の人が集まったそうだ。ただ、去年も参加者が約5万人であったことを考えると、この数字は決して手放しで喜べる数字とは言えないだろう。

ちなみに僕はこの「カルチュアロード」に、第1回からしばらくボーイスカウトの一員としてボランティア参加していた。大学受験が近づいてきたことを機にボーイスカウトから退き、以降ほとんど足を運ぶことはなくなった。それは多分、今でもボランティアとして参加している仲間たちへの後ろめたさがあるからだと思うが、それ以外にもこのカルチュアロードは、何かイベントを楽しむというよりも、知っている人を見つけ出すといった趣旨になってしまっていたからだ。

第1回のカルチュアロードは、文字通り足の踏み場もないほどの人で溢れかえり、活況に満ちていた。それだけ街にも人が集まる時代だった。
あれから約30年、今の街がどうなったのかは、敢えてここでは口を噤もう。

「カルチュアロード」でも、やはり「よさこいソーラン」が演舞されていたようだ。
それにしても、弘前も黒石も「よさこいソーラン」しか拠り所はないのだろうか。というか、県内各地のどこのイベントを切り取ってみても、この「よさこいソーラン」を目にすることが多い。

「よさこいソーラン」と言えば、ご存知の通り高知県の「ソーランまつり」に端を発し、北海道札幌市で繰り広げられるようになったお祭りである。知名度の高まりとともに各地にも飛び火し、青森県内(とりわけ津軽地方)でも各地で行われるようになった。老若男女問わず、である。
ただ、個人的には青森県内でねぶたやねぷた、その他伝統的なお祭り、風物詩があるにもかかわらず、この「よさこい文化」が、どこにでも神出鬼没することには、多少ではなく大いに違和感を覚える。
もっと地元の文化を大事にしてほしいな、と。

しかし、なぜここまで「よさこいソーラン」に嫌悪感を覚えるか考えてみた。多分元を辿れば、高校1年の時に無理やりやらされた「創作体操」に端を発しているからだろう。数名でチームを組み、自分たちで考えた体操を他のクラスメートの前で披露するというこの上ない恥辱プレイ。どうもあの「創作体操」と「よさこいソーラン」が似たようなものに思えて仕方がないのだ。「よさこい」を側で見ていて気恥ずかしくなるのも、多分「創作体操」が元凶だ。

とにかく苦手なものは苦手。食わず嫌いと言われようが何と言われようが、ダメなものはダメ。
まぁ、僕の「よさこいソーラン」への思いなんてどうでもいい。

もう一つ気になったのが、街の風景が変わっている中で、イベントの内容も変わっているのだろうか、ということだ。24時間テレビの100キロマラソンも、毎年毎年続けられると「飽き」が来る。過去5年間のマラソンランナー、顔ぶれを覚えてますか?イベントのマンネリ化は、退屈と衰退を招く。これは何にでも言えることだろう。
スタッフの顔触れはだいぶ変わったのだろうか。
「ま、去年と同じでいいか!」なんて考えているスタッフ、いないよね?
要するに、「どの層を対象(ターゲット)に開催するイベントか。」ということを今一度見直せば、おのずと方向性は決まってくるのでは?

今まで培ってきたものを180度転換しろとは言いません。
でも、節目を迎えた「カルチュアロード」、来年は少し変化球に期待。「こみせまつり」は、今回のようなことを再度行うのであれば、もっと誘導看板を!

Not Revolution,But Evolutionでヨロシク。