※前々から書こう書こうとずーっと加筆修正していたのですが、昨晩報道ステーションでも取り上げられていたので、ようやくアップする気になりました。長文駄文失礼。
新聞やテレビなどで報道されているとおり、かつて炭坑の町として賑わった夕張市が財政破綻し、そのツケが市民に押しつけられるということで、騒ぎになっている。
しかしながら、夕張市の騒動は、夕張市だけが抱える問題ではなくなるだろう。なぜならそのツケは、近い将来北海道民、そして国民に回ってくることが予想されるし、同じような財政基盤に不安要素を抱える自治体は、潜在的に沢山あると思われるからだ。
かつて、財政再建団体に転落した福岡県赤池町(現在は合併して福智町に)。
この町も、炭坑の閉鎖に伴う地場産業の喪失から脱却すべく、地域活性化を謳った公共事業を乱発したことが仇となり、借金地獄から逃れられなくなった。
財政再建団体に転落後、公共事業は極力圧縮、委託していた道路管理や草刈り等、全て町職員が自分たちの手で行うようになった。
結果、10年の再建計画を2年短縮し、2000年に再建団体から脱却した。
そこに生まれたのは、町と住民の一体感だという。