日別アーカイブ: 2009-06-17

岡田JAPANが突き進む階段は、幅が地球1周分

【岡田監督のコメント】
残念。選手はよく頑張ったが、相手のセットプレーの高さにやられた。全体として守備を破られたことはなかったが、攻撃でボールをうまく回せなかっ
た。(ワールドカップへの手応えは?)この1試合で手応えということはないが、着実に進歩していることは間違いない。(本大会まで)あと1年しかないの
で、1日1日レベルアップしていきたい。

だそうです。正直、もうこういったセリフは聞き飽きました。ボールをうまく回せなかったのは、今に始まったことではないはずですよね?今まで一体何試合やってきたんですか?そのうち、何試合手応えを感じたのですか?今日は、いわば飛車角を欠いたメンツだったのかもしれませんが、選手はこの戦いから何を得たのでしょう?これまでの予選で失点ゼロだった豪州から一点をもぎ取ったこと、これが評価に値することだとするならば、ぜひとも勝ち点3も勝ち取ってほしかった。しかし、あの戦いぶりからそれを期待するのは、正直無理だったのかな、と。
非常に手厳しい意見だと承知で言わせていただきます。今日の戦いぶりには心底ガッカリしました。

野球とボールの決定的な違いは、使用する道具の数が違うことと、攻守の分け隔ての違い、といった感じでしょうか。
ただ、少なくとも今の岡田JAPANには、侍JAPANのような「ひょっとしたらやってくれるかもしれない」という期待感を持つことができませんし、それを感じることすらできません。相変わらずの決定力不足と、得意としているはずのセットプレーがまるで体をなしていませんでした。

試合に臨む選手からも、何か本気で勝とうという雰囲気が感じられないというか、アウェーの洗礼にのみこまれてしまっているというか。

目標はW杯4強を、と豪語しているようですが、とてもじゃないが今の戦術では、本選のグループリーグで勝ち点をもぎ取ることすら怪しいところ。1日1日レベルアップしていくとのこと、この際地球の端から端まで隈なく歩き回って、そのスキルを伸ばしてください。

もう、こういうストレスの溜まる戦いはうんざりです。
たまにはアンチ岡田JAPANの溜飲を下げるような戦いをして下さい。それが、今の岡田JAPANに望む唯一のお願いです。

河川敷のゴルフ場

岩木川河川敷ゴルフ場 債務超過で厳しい経営(陸奥新報)

弘前市などが出資する第三セクターの弘前ウオーターフロント開発が、2008年度決算で繰越欠損金が2億8704万円に上り、債務超過の状態にあることが15日、分かった。厳しい経営状況の中、市は、資本金の25%を出資し同社取締役の半数を派遣している立場から「会社の経営状況に十分留意しながらさまざまな観点から(今後の対応を)検討したい」との考えを示した。
(以下略)

ここの社長は、まさに弘前市の名士といっても過言ではないだろう。手前味噌ながら僕たちの仲人も務めてくださった方であり、亡父が自分の兄弟以上に懇意にしていた方である。
この会社の関係者には、これまた父の大先輩も含まれており、関係者の皆さんには失礼な言い方かもしれないが、もし仮に今、父が生きていたら、まず十中八九この騒動に巻き込まれ、関係各方面との調整、整理に追われていたことだろう。

僕自身このゴルフ場では、10年以上前に僕も2度ほどプレーしたことがある(というかゴルフ場でプレーをしたのは4度しかない)のだが、「市民ゴルフ場」と名付けているとおり、初心者でもかなり気軽にプレーできるところではある。ただ、ゴルフを趣味としている人にしてみれば物足りなさが残るコースであり、片やゴルフ初心者には、「市民ゴルフ場」とは言えども何となく敷居の高いところであった。

何よりも記憶に残っているのは、岩木川が大増水に見舞われたとき、ここのゴルフ場がスッポリと水に覆われてしまい、水が引いた後に出てきた、コースの上に残された大量のゴミと、池の錦鯉が川に流されて全て居なくなっていたという、笑うに笑えない出来事だ。

しかし、繰越欠損金が3億円近くなってからこれを公表し(しかも議員の答弁という形で)、しかもこれから今後の対応を検討するというのは、あまりに遅きに失した感が否めない。

各地で第三セクターが軒並み経営不振に陥る中、「河川敷よ、お前もか!」といった思いに駆られる。

このご時世、もはや「市民ゴルフ」が文字通り市民権を得るとも思えず、債務超過に陥っているという状況を考慮しても、遅かれ早かれ「決断」をしなければならない時期はやってくるだろう。問題はその「決断」を誰がするのか、そしてその「責任」を誰が取るのか、ということに絞られてくるに違いない。

ひょっとしたらその間、父はあっちへこっちへと振り回され、そのことが家庭内不和の温床になっていたかもしれない。

正直今回ばかりは、今ここに父がいなくてよかった、と安堵している。

トラブルは水際で防げ、とはいうが、もはやこの問題に関しては水際どころか腰の上あたりまでに水が来てから「何だか冷たいな」と感じているようなものだ。
関係者にしてみれば、「やっかいな話はこの際水に流して…」と行きたいところかもしれないが、残念ながらこの件はそう簡単に水に流す、というわけにはいかないだろう。今までやってきたことはもはや「覆水盆に返らず」であり、こうなってしまえば、「水泡に帰するだけ」、とばかりに匙を投げ出し、責任の押し付け合いが始まるのだろうか。

どうやらこの件については「雨降って地固まる」とは行かず、これから豪雨が待ち続けているような気がする。果たしてどんな形で幕引きがはかられるのか、父に代わり傍観者の気分で注視していこうと思う。