日別アーカイブ: 2009-10-21

吉田類の酒場放浪記

ドラマにも興味を示さず、バラエティも今ひとつ。最近は面白いテレビ番組がなくなったな、と嘆く僕が、わざわざHDDに録画してまで観ているテレビがある。
以前にもちょっとだけ紹介したことがあるが、タイトルにある「吉田類の酒場放浪記」である。BS-TBSで月曜の午後9時から1時間にわたり放映されているこの番組は、吉田類というなにやら風貌の怪しげなおじさんが、関東地方を始め全国各地にある「酒場」を歩き渡り、ただうまい酒と肴を食らうというだけの番組である。放映時間は一箇所あたり13分。番組自体は1時間なので、正味4箇所の店が紹介される、という構成である。

しかしこの番組に出てくる店は、もつ焼き屋や立ち飲み屋、ガード下など、ホントにそそられるような店ばかりで、どこでもいいのでいつか一度訪れてみたい、と思ってしまうようなところばかりなのだ。
店主の人柄、アットホームな雰囲気、うまそうな肴、そして酒が織りなす人間模様…。
調子がいいと、どんどん酔っぱらってしまう吉田さんも見物だ。
それにしてもこの吉田さん、見た目はホントに怪しい雰囲気なのだが、一体何をしている人なのかと思ったら、画家を経たイラストレーターを本業としながら、俳句同好会を主宰、現在は「酒場詩人」なる肩書きを持っている。妙にタイトな衣装と、見え隠れする筋骨隆々な腕も、何だかやっぱり怪しい(笑)。
ところが番組を観ていると、女性がいるところにスリスリと近づいていっては勝手に乾杯を始めたり、同じテーブルの男性客そっちのけで女性と楽しそうにお話ししたりと、結構そっちの方が好きらしい(実際、吉田さんは独身らしい)。

この番組を観ると、無性に酒が飲みたくなる。あ、僕だけですか?
さて、この番組の面白さは、実際に内容を観て頂かないと伝わらないのが非常に癪ではあるが、酒好きな皆様に朗報。何とこの「酒場放浪記」のDVD、第三弾と第四弾の同時発売が決定したそうだ。
ともに3時間以上にも及ぶアーカイブ。秘蔵映像も収録されており、酒好きには必携必聴の一枚となること請け合い。
ちなみに僕は、一ヶ月に放映された分を1枚のDVDにまとめるという無茶なことをしています。