日別アーカイブ: 2021-01-24

【ご報告】ホームタンクから灯油漏出の件

金曜日の朝、何の前触れもなく突然自宅のストーブが緊急停止した。何度点火してもスイッチが入らない。
故障か?と思いつつも、出勤の時間となっていたため、その後の確認を母に任せた。
メールを送ると、母から「ホームタンクが空っぽだった。」との返信があった。
え?12月中旬に満タンにしたホームタンクが、1か月ちょっとで空っぽに?
ざっと計算しても1日10リットル?それは絶対あり得ない!
しかし母は「今年は厳冬だったでしょ。あなたが仕事で不在の間も年末年始も、ずっと暖房は使ってたんだし。」と取り合わない。
半信半疑ではあったが、その言葉を一旦引き取ることとし、取りあえず至急ホームタンクへの給油をお願いしておいた。
その日の夜帰宅すると、ストーブは何事もなかったかのように稼働していたが、不安は拭えなかった。

土曜日の朝。新聞を取りがてら何気なくホームタンクを見て、異変に気付いた。
昨日満タンにしたはずのホームタンクのメモリが、既に4分の3まで減っているのだ。
やっぱりおかしい!何かが起きている!

何だ?まさか、灯油が漏れているのか?と、雪の塊で死角になってたホームタンクの下を覗き込むと、なんとタンクの下に据え付けられているレバーが、雪に押されて半開きとなり、そこから灯油がタラタラと漏出していた。数日前に降った雨と一緒に小屋の屋根から落ちた雪の塊が、ちょうどレバーの上に乗ってしまったらしい。
ざっと計算しても、漏れ出たのは100リットルどころの量ではない。

一気に顔から血の気が引いていくのがわかった。
これは、大変なことになった。

うちの北側約100メートル先には、川が流れている。
県内各地では、毎年のように川へ油(重油や灯油)が流れ込む事故が発生し、その都度消防が出動、オイルフェンスなどを張っていることを知っている。
危機管理という部局にいる立場の人間として、絶対にやってはならないことをやってしまった、と思った。
幸いにして、消防には昔からの仲間であるFがいる。まずはFに電話をして、対応を相談しよう、うん、そうしよう。

…しかし、2度電話を試みるも、彼は電話口に現れなかった。
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