日別アーカイブ: 2020-12-11

2020年師走、「走る」ことに少しだけ思いを馳せて

ここ数か月、備忘録のように綴っていたこのブログの更新が滞っている。とはいえ、何かネタにするものがあるかと言われると、ほとんどないのも事実。新型コロナウイルス感染症に翻弄され続けた今年は、恐らく今まで生きてきた中で、最も空虚で退屈な1年となってしまった。もっともこれは、決して僕に限ったことではないと思うが。

青森県内で最初の感染事例が確認されたのが3月末。異動の時期と重なったこともあり、ワケがわからぬままの新年度突入となってしまった。

同じ課内での異動とはいえ、在籍4年目に突入。職責も変わり、4月以降は土日に関係なく対応、調整に当たることとなった。結果、プライベートなことは後回し。仕事も大事だが私事はもっと大事だと自負していた自分にとって、これはなかなか衝撃的だった。全国の感染状況に鑑み、毎年恒例の南の島への渡航は早々に見切りをつけたまではよかったが、仕事メインの生活に一気にシフトした。

土日祝日といった暦の色分けがほとんどなくなる中、自分の置かれている立ち位置、周囲との接し方がこれでいいのか、不安ばかり増幅する日々が続き、やがてそれは、今ここで言葉に表すことも憚られるぐらい色々な心境の混乱へと繋がっていった。

とりわけその中で、最も影響が大きかったのが「生活の一部」だと思っていたランニングだった。

平日は5時に起床し、6時半には家を出る。この生活習慣はこれまでと一緒。ただ、帰宅するのは早くても21時頃、22時を過ぎることもざらだったし、文字通り最終電車に飛び乗り、家に着いたのが0時を回っていたこともあった。
しかも、帰宅してから軽めの夜食にありつき、睡眠を取る。
とりわけ多忙を極めていた4月~5月は、布団に横になった瞬間、眠りに就くということは当たり前だったし、そもそも「走る」ということにエネルギーを割くこと自体が惜しまれることだった。

まあ、それぐらい心身ともに疲弊していったということなのだろう。しばらくは曜日に関係なく似たような状況が続き、限られた時間の中で休息を取ることに努める日々が続いた。

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