日別アーカイブ: 2012-10-08

第10回 弘前・白神アップルマラソン走ってきました。


10月7日(日)の第10回弘前・白神アップルマラソン、自身初となるハーフマラソンを走ってきました。
珍しく天気もよく、素晴らしい大会でしたが、ちょっと暑かったかも知れません。

両足裏にできた水膨れが4か所、そして両大腿部の筋肉痛。練習ではほとんど発症することのなかった心地よい痛みがあちこちに現れていて、自分で言うのもおかしな話ですが、それだけこのレースに力を注いでいた、ということなのでしょう。

当日、8月から練習に参加させて頂いている弘前公園RCの方々がフルマラソンのスタート前に集合写真を撮影したいということで、8時30分に会場入り。その後、トップを切ってスタートするフルマラソンのスタートを見届け、その後9時30分スタートの10キロマラソンに参加する畏友ザワ先生を探し、合流。こちらのスタートも見届けてから、スタートの10分前である9時40分にはスタート地点の前の方に陣取っていました。

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フルマラソンスターターの瀬古利彦さん

徐々に高まる緊張感。事前にいろんな方から受けた指示は、「スタートダッシュが肝心。勢いを付けて飛び出すこと。」とのことでした。僕自身がイメージしていたのは、スタート時は猛牛のように勢いよく飛び出さない、ということだったので、この指示はちょっと意外でした。「目標:1時間40分以内」のプラカードの前に、まるで自信があるんです、と言わんばかりに並ぶ僕。ホントに走れるのか?

スタート3分前。
頭に描いていた僕のイメージは、約21キロなので、折り返しを○○分ではなく、7キロを30分、というイメージでした。後半バテるのは目に見えているけれど、キロ4分20秒から少しずつペースを下げても、1時間35分ぐらいでゴールできるのではないか、という感じでした。

まあいい、まずは突っ込んで行ってみよう。

スタート1分前。
照りつける太陽の光が何となく暑いような、そんな感じでした。まぁ、これも走り始めればきっと気にならないだろう…。

よーい、スタート。
号砲と同時に、一斉に選手が勢いよく駆け出します。
指示通りその選手の中に紛れながら、幸先良くスタート…。
いつもはブレーキ気味に走る最初の下り坂は、ブレーキ解除。
ただ、この時ふと思ったことがありました。

…あれ?最初の1キロってこんなに長かったっけ?何か、体が少し重いような気が…。

1キロを過ぎた時にふと時計に目をやると、何と3分56秒!練習ではとてもこんなスピードで走ったこと、ありません。
これはまずい、と思いながらも足を止めることができず、結局5キロ付近まではキロ4分20秒前後のペースで走っていたようです。

6キロ地点から道が狭くなり、集落の中を駆け抜けます。少しペースが落ちたかな?と思いましたが、7キロ地点を通過した時には30分11秒でしたから、まずまず予定通りの足運びだった、ということに。

ところがここから急に足が重くなります。思えば、朝方や夕方走っていたので、日中のこの暑さというのを計算に入れていませんでした。
8キロの給水ポイントで水を手にします。が、素人ランナーに給水が上手くできるはずもなく、紙コップに入った水を口に入れようとした途端、コップからガバッと水がシャツにかかってしまいました。一瞬むせ込みながらも、何とか一口だけ水を口にすることはできましたが、4キロ、8キロ、12キロ、16キロの給水は、いずれも上手く口に水を運ぶことができませんでした(このことは、その後の打ち上げで上手く給水をする方法を聞いたので、次回はきっと役立つはずです)。

9キロ地点に差し掛かろうとした時、向こうから見える白バイ。何と、トップの人は既に折り返し、2キロ以上の差がついていました。
何というスピードなんだ…。唖然としながら走っていると、後続のランナーが次々とやってきます。
そして僕はというと、このあたりからどんどんペースが下がりはじめ、後からやってくるランナーに続々と抜かれ始めるようになりました。

何でこんなところ走っているんだろう、俺は…。
萎え始める気持ち。ペースメーカーも見つけられず、前を走るランナーとの間をどんどん開けられ、その後も僕の横をランナーが涼しい顔で追い抜いていきます。

折り返し。
後続のランナーに同じTシャツのメンバーを探します。
見つけた途端、「お疲れっす!」「ガンバガンバ!」と声を掛けるものの、実のところそれも結構イッパイイッパイな感じになりつつありました。

14キロ通過。やっと3分の2。1時間02分02秒。この時点で1時間35分なんて考えられなくなっていました。1時間40分も怪しいのでは?
このあたりを走っている時点では既に4分40秒台前半のペースまでスピードが落ちていました。

もういい。時間を気にするのやめた。

投げやりな気分になり始めた時、18キロを通過。残り3キロか…。二人併走しながら、僕の横を走り抜けていきます。
いいのだろうかこのままで。こんな走りで、自分自身に満足できるのか?

…考えてみると、スタートした時からずーっと自問自答を繰り返していました。
何でハーフなんて走ろうって思ったんだろう…。
何で1時間40分で走りたいなんて言ったんだろう。
それにしても足が重いなぁ。何か体も重いなぁ。
でも、このまま抜かれ続けて、いいのか?

ふと何かスイッチが繋がったように、僕の横を抜けていった二人をピタリとマーク。すると、一度落ちたはずの走力がまた復活。
やっと1人、ずっと前を走っていた人を追い抜きましたが、その走力も、20キロ手前まででした。

しかしその時、係員が持っていた無線機からの声が聞こえました。
「トップ、岩木川の橋を通過。」

げげ!?50分前に出発したフルマラソンの選手が、背後まで迫ってる!!
これはまずい、抜かれる!

そう思ったら、再び足に力が戻ってきました。
最後の橋の上り坂に差し掛かると、僕に向かって手を振る家族連れ。
「のんべがんばれー!」と叫ぶその子は、10キロを走り終えたザワ先生のご子息たち。奥さんも一緒に手を振っています。

その応援に応える気力、そして目もくれる余裕すらなくなった僕は、ザ