日別アーカイブ: 2017-02-14

スガフェス EXTRA ~アコギ侍の宴~ 青森公演 #スガシカオ


スガシカオのデビュー20周年を記念して、2017年5月6日にさいたまスーパーアリーナで「スガフェス~20年に一度のミラクルフェス~」が開催されます。

そのキックオフイベントということで、「スガフェス EXTRA ~アコギ侍の宴~」なるものが開催されるのを知ったのは今年に入ってから、偶然。何気なくサイトを見てみたら、全国5か所の会場の中に、なんと青森が含まれているではありませんか!スガシカオといえば、昨年6月に開催されたプリンス追悼の緊急トークショーへの出演や、12月に東京で開催されたプリンスのライブフィルム「プリンス / サイン・オブ・ザ・タイムズ」の上映イベントにゲストとして登壇するなど、プリンスファンとしても知られています。

実は私、スガシカオのアルバムは1枚も持っていないのですが(爆)、これまでレンタルショップで借りたアルバム(CD)が結構ありまして、好きなアーティストの一人なんです。(だったらアルバム買えよ、というツッコミはなしでお願いします。)
何より、プリンスが好きな人に悪い人はいないワケですよ。(少なくとも僕の周りでは。)

そんな彼の公演が青森で行われるということを知り、チケットの一般発売日をGoogleカレンダーに登録したり、すっかり食指動きまくりの姿を妻に目撃され、「行ってくればいいじゃん。」の一言に後押しされ、無事チケットをゲット。やったね!

2月11日、東京への出張を終えた妻が羽田から青森に向かうJAL便に搭乗したところ、何と最前列(つまりクラスJの一番前)にスガ氏が乗り込むのを目撃。青森空港到着後、預かり荷物の流れてくるベルトの前で待つご本人を発見、図々しくも「明日のライブ、楽しみにしています!」と話しかけたとのこと。
するとスガ氏は「あ、どうもありがとう!」と気さくに返事をしてくれたんだそうで。

…でも、スガさんホントごめんなさい。妻はライブには行きませんでした。ライブへの参戦は最初から僕一人だけの予定でした。正しくは、「明日のライブ、【夫が】楽しみにしています!」と言うべきでした。この場を借りてお詫び申し上げます。

翌12日、いよいよライブ当日。朝方、津軽地方を中心にアホみたいな大雪に見舞われ、JR奥羽本線は夕方まで弘前駅と秋田県の大館駅の間で除雪作業による運転見合わせが決定。
開演時刻が16時で、しかも整理券番号がかなり後方だということがわかっていたので、15時30分頃に青森駅に到着する秋田始発の特急に乗車して向かっても充分間に合うな、と思っていましたが、考えてみると運転見合わせの区間があるということは、秋田から特急がやってくるはずもなく…。そこで慌てて14時20分弘前始発の普通電車に乗車して青森へと向かいました。(実際、その特急は「運休」になっていました。危ねぇ。)
恐らく秋田方面からライブにやってくる人たちもいたと思うのですが、果たして大丈夫だっただろうか…。

開場の10分前、15時20分頃に会場のライブハウス「青森クォーター」へ到着。既にたくさんの人が列を作っていました。女性7割男性3割といったところでしょうか。年齢層は僕と同じぐらいか、若干高め。男女問わず独りでやってきた人も多いようです。(まあ、僕もその一人ですけど)

(スガさん、雨男返上。構造上致し方ないとはいえ、外で開場を待つにはちょっと寒かった。せめてもの救いは、青森市内はこの日ほとんど雪が降っていなかったこと。というか青森市、今年の積雪量少な過ぎなんですけど。)

整理番号順に会場内へ通され、会場に僕が入場できたのは15時45分頃。既にこの時点で200人ぐらいのお客さんが会場に入っていたと思います。で、会場に入って、あることに気が付きました。どうやら整理番号Aの皆さんには椅子が用意されているらしく、BとCのお客さんは立見ということみたい。なるほどね、オールスタンディングではなく、ハーフスタンディングなのね。ちなみにAのお客さんは、BとCのお客さんが後ろでライブを楽しんで盛り上がっていた時、静かに着席のまま聴いていたようです。どっちがいいかと言われると、うーん…ですが、実はこの日朝から2時間ほど雪片付けに精を出し過ぎて腰痛を発症しかけていたため、できれば座りたかった、というのが本音です。
しかし僕のチケットはCから始まる整理番号ということで、ステージからかなり後方の左寄りに立ち位置をキープ、開演10分前には1ドリンクチケットと引換えに早速缶ビール1本をプシュッと空けていました。ただ、始まってすぐに立ち位置を少し間違えたことに気づきました。前方に男性二人がいたため、結局彼らの頭の間から時々見えるお姿を拝見するにとどまってしまいました。まあ、ライブが楽しかったからいいんですけど。

演奏した曲は、Googleなんかで検索するとセットリストが既に掲載されているようですので、敢えてここでは割愛。

ざっと見たところでは公演初日の宮崎と同じ内容でしたので、演奏する曲は固定されているのかな?でも、15日の高知はオリジナル・ラブの田島貴男がゲスト出演するほか、26日の千葉は斉藤和義にトータス松本、浜崎貴司といった面々がゲスト出演しますので、恐らくセットリストの内容は変わると思います。…いいなあ。羨ましいなあ。

あー…でもちょっとだけネタばらし。

「デビュー20周年ということで5月に「スガフェス」というイベントを開催するんですが…。あ、ここ拍手ね(笑)。そのキックオフイベントということで、全国を回っています。」
「ということで、今日は僕が演りたい曲をやります。なので、今日は皆さんが僕を盛り上げて下さい。」
「色々あって青森は10年ぶりなんですけど、また近いうち来ますから。」

会場が熱気を帯びてきた後半、本人がギターを弾きながら「めっちゃ楽しい!」とはしゃいでいたので、本当に楽しかったんだと思います。身に纏っていたボーダー柄のシャツは色違いのウォーリーみたいだったけれど。(スガさんファンの皆さん、すいません。)

この他のMCでは、ローチケが発券したチケットのミスプリントに苦笑いしながら「いや、僕が悪いわけじゃないんですよ。」と釈明するという一幕も。しかし、「小学生以上入場不可」って、ある意味凄いネタですよね。ちなみにこのミスプリント、青森公演のみらしいです。

スガシカオ、「小学生以下限定」ライブ開催? 「保護者も同伴できない」まさかの事態

青森に来てから、トータス松本さんとイエモンの吉井和哉さんに勧められたという某ラーメン店に行き、ラーメンと炒飯を頼んだけれど、やたらと量が多くてその後何も喰っていないし、「3」は辛すぎる!とぼやいていました。(この時点でどこの店なのかは、青森市の人ならばすぐ察しがつくことでしょう。)

「いや、その店は全然悪くないんですけどね、何かこう、もっと青森らしいものを食べたかったなあ…。」と呟くと、前列の方から「マル海!」の声が。その声にすかさず反応して、「だからマル海とか…ラーメンじゃなくてもっと青森らしいものを…。」と苦笑。会場も笑い。マル海、ご存じなんですね。

アンコールを含めて全18曲2時間、20年のキャリアを飾る楽曲を満遍なく披露したといった感じです。まあ、昔からのファンにしてみれば全然足りないんでしょうけれど、さいたまスーパーアリーナみたいにステージの上で米が動き回っているような巨大な会場ではなく、会場の後方からでも目鼻立ちまでちゃんと見えるライブハウスで公演を行ったということに意義があるんだと思います。個人的に聴きたいなあ、と思っていた曲の7割は演奏してくれたんじゃないだろうか。最新アルバムからの曲も何曲か演奏してくれました。本当にありがとうございます。
「アコギ侍の宴」というだけあって、静かな感じなんだろうかと思ったら全然そんなことはなく、特に後半は結構ノリノリでしたね。
そうそう、ご本人がFacebookで投稿していたので、1曲だけ何を披露したかが明らかになっています。はい、「ファスナー」を演りました。ミスチルの桜井さんの物まねっぽい感じ、何となく伝わりました。カバー曲も数曲披露しましたが、いくつかある有名な提供曲(何とかのムコウとか、何とかFaceとか…敢えて誰の何の曲とは言いません)のセルフカバーは演りませんでした。あと、セットリストの中で、ちょっとした秘密も明らかにしてくれましたね。へぇ…そうだったんだ…と頷きつつ、でも、正直言ってどっちも聴きたかったですよ私は。あと、本人名義ではない、某国営放送でも使われている有名なあの曲は当然演りました。色々思うところがあって、涙出そうになりました。

(一瞬「仕込みか?」と思わせるようなトラブルもありましたが)あらかじめ打ち込み(録音)されたものを流しながらの曲もありましたので、弾く曲全てミディアム~スローテンポというワケではありませんでした。

ただ、天井から吹いてくる空調の風が意外と涼しいというか冷たくて、それがちょっと気になったのが凄く癪でした。あと、190センチ近くあろうかというデカい男性が比較的真ん中あたりにいたんですが、致し方ないとはいえ、あの後方にいた女性陣はちょっと気の毒だったなあ。気のせいなのかも知れませんが、独りでやってきた男性陣は、コアなファンが多いんでしょうね。超満員でギュウギュウに近い状態の会場の中、狂ったように周囲にお構いなしで踊り始める人など、ステージ以上に気になる逸材がたくさんいました。毎回思うんですが、誰か一度「入場は背の低い順」というライブをやってもらえませんかね?

ステージ上には最初から最後まで1人しかいないという状況で、ツアーグッズも一切なし。だから最近では珍しく6,000円を切る低価格なチケットになったのでしょうか。変な話ですが、費用対効果は抜群でした。

ところで最近の音楽って、情景が目に浮かぶような曲が凄く減ったと思うんです。だから、流行っても心に響かないし、その時は「いい曲だな」って思っても、使い捨てのように忘れ去られてしまうという。

全ての曲がそうではないにせよ、彼の楽曲には情景が浮かぶような曲がたくさんあります。多分、下町に生まれ育った経験から来るものなのでしょうか。例えそれが淫靡であろうとも、僕はそういう楽曲の方が好きです。だって、心に響いてくるし、何よりも記憶として残るから。
ということで、一度観てみたいと思っていたアーティストのライブを思いがけず観ることができました。思い切って足を運んで本当に良かったです。

(一部敬称略)