箱根駅伝に垣間見たちょっと異様な事態


第96回東京箱根間往復大学駅伝は、青山学院大学が5度目の総合優勝を飾った。

それまでの記録を7分近く短縮する、5時間45分台という驚異的な大会記録を叩き出し、王座を奪還して幕を下ろした。

優勝した青山学院大学の原監督はこの大会記録に、「超高速時代が到来した」と声高らかに叫んでいた。

他の監督も「総合的なものの向上」「大学生のレベルが上がった」と評価していたほか、「靴で全然変わってくる」と、シューズが結果に何らかの影響を及ぼしたことに言及する監督もいたらしい。

往路は2区から5区までの4区間で区間新記録が生まれ、復路も6区、7区、そして10区で区間新記録が生まれた。いくら大学生のレベルが向上したとしても、例え気象やそのほかの条件が競技を行うに最適だったとしても、総合成績での記録更新のほか、往路成績でも復路成績でも大会記録が更新された。その中でも、10区間のうち7区間での記録更新は、ちょっと異常な事態ではないかと僕は思った。

今回、往路ではほとんどの選手がピンク色のシューズを履き、復路では左右非対称のカラーのシューズを履いていた。ランナーの間では広く知られていることだが、ソールの部分にカーボンプレートが埋め込まれた、高反発を謳ったあの厚底シューズは、ナイキ製の製品だ。

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