日別アーカイブ: 2020-08-10

病のコンビニ、大開店。


7月28日から29日にかけての深夜、突如腹痛に襲われた。
睡眠を妨げるぐらいの痛みだったので、相当のもの。
その症状からして、自分の身に何が起きたのかはおおよそ察知できた。前にも同じような症状で散々苦しめられているからだ。

29日はどうしても外すことのできない業務が入っていたため、市販の胃腸薬を服用し、騙し騙しの状態で出勤したが、その異変は周囲から見ても明らか過ぎるぐらいだったらしい。
「無理しないで。」の上司からの言葉に甘え、この日は早めに帰宅した。

ここで同じ轍を踏むわけにはいかない。咄嗟に僕は、「断食」という行動に出た。かかりつけの病院に行くまでの間、たった2食ではあったが、その日の夜に痛みで目が覚めるということがなかったということは、それなりに効果があったのだろう。

翌朝。朝一番で病院に駆け込み、診察の順番を待つ。

ああ、絶対「あれ」が原因だ。今回ばかりは、この病態を引き起こした要因に確信を持っていた。
診察が始まる。医師には次のような説明をした。
以前引き起こした大腸憩室炎のような症状(前回は「疑い」とされた)と同じであること、そして、20日に職場の健康診断があったこと、そしてその時、バリウムを飲んでしまったこと…。

それにしても、健康診断で不健康を引き起こすとは、何たる不覚。しかし、時は戻せない。一刻も早くこの痛みとサヨナラしなければ。
結局、健康診断にはなかった腹部のレントゲン撮影、そして腹部超音波検査を行うこととなった。なんか、健康診断の延長戦というか、プチ人間ドックというか。

血液採取を含めた一通りの検査を終え、待合室に佇む。時計は10時30分を回っていた。既に病院に来てから2時間以上が経っていた。

再度名前を呼ばれ、診察室へ入る。
張り出されたレントゲン写真を見て、思わず言葉を失った。
うっすらと浮かび上がるあばら骨。その中に、多数の白い点があった。まるで散弾銃で撃たれたようなその痕跡は、憩室に残留したバリウムだった。

医師からの説明によると、このバリウムを排出するのはもはや困難であること(何らかの弾みで排出されることはあるらしい)、しかしこれが悪さをすることはないと思うので、このままでも大丈夫だということ、そしてやはり、大腸憩室炎疑いであること。

更に、点滴を投与することになった。約30分で終わるものではあったが、3日間連続で病院に通い、午前中に点滴投与を終えて出勤する、という日が続いた。当然食事も制限。アルコールはもちろん、野菜などの繊維を多く含む食材や脂分を極力控えた。
憩室持ちを自覚している身としては、普段から腸内に溜め込むことのないように、食物繊維を中心とした食事を心掛けるようにしていたが、いざこの憩室に何かが起こると、真逆の食事制限となる。結局、お粥をメインとした食事に始まり、うどん、豆腐といった「白いもの」を段階的に口へ運んだ。
投薬は7日間。抗生物質を含む薬を服用することで、痛みは徐々に和らいでいった。

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