弘前市の隣にある南津軽郡藤崎町。国道7号と国道339号と分岐する町であり、いわば西北五地区と弘前市を結ぶ要所、と言ってもいいのかも知れません。県内でもかなり早い段階でイオン(旧ジャスコ)が出店し、中心商店街の衰退も懸念されたところではありましたが、国道339号の旧道沿いには今も数多くの店が建ち並んでいます。
そんな中、いわば老舗と言ってもいいぐらい昔からある食堂が、今日訪れた食堂。
青森銀行藤崎支店の向かい、国道339号と県道131号との交差点に位置する「おやま食堂」です。
少なくとも僕が大学生の頃、つまり20年以上前には既に存在していたので、一体いつからあるのかはわからないのですが、とにかく昔から一度入ってみたいと思い続けていた食堂でした。
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今日たまたまそちら方面に行く用事があり、昼だったということで、遂に潜入することになりました。
まずもってこの食堂、駐車場がありません。ということで、いかんと思いつつ、お向かいにある青森銀行の駐車場を拝借しちゃいました(ごめんなさい)。
近所の方の出前が多いらしく、おか持ちがたくさん置かれてあります。ちょうど僕らが訪れた時にも、注文の電話が掛かってきました。。
「あー、まだやってねんだよな…。」
聞き耳を立てていたら、注文を受けたおじさんが苦笑しながら「冷やし中華やってねが、だど。」
さすがにまだ早いだろ。
ということで中華そば(550円)とカツ丼(700円)を注文。
出てきた中華そばが、こちら。はいドーン。
好みはあると思うのですが、大好きな縮れ麺です。しかも、スープから溢れんばかりにてんこ盛り。結構豪快です。
スープは、煮干しというよりも鰹が結構効いています。実は鰹節の残骸も浮かんでいます(笑)。
味はちょっと濃いめかな。でも、スルスルと胃袋に収まって行きます。
個人的にはこの麺が結構ツボ。弘前市大町にある「千石食堂」の麺とほぼ同じかな。…あ、千石食堂はまた改めて。
ちなみにカツ丼はちょっとご飯が少なかった。まあでも、美味しかったです。ごちそうさまでした。
青森県南津軽郡藤崎町藤崎村元75
0172-75-2087
月別アーカイブ: 2012年2月
ここまで来た風評被害
那覇市が本県の雪使った行事中止
那覇市は21日、本県の雪を使って、市内の児童館広場で23日に開催予定だった恒例の行事の中止を決めた。東日本大震災後に沖縄県に避難した住民らから「放射能の影響が心配だ」との声が出たのが理由。本県などによるモニタリング調査では、空からの降下物に異常は見つかっていない。那覇市の担当者は「検査では安全だが、避難者の不安に配慮した」としている。
(平成24年2月22日付Web東奥)
このニュースには心底ガッカリしました。
不安の声を上げたのが沖縄県民ではなく、避難していた住民だというのだから、なおさらガッカリ。というか、何か悲しくなってきましたよ。
あんたら、どういった見聞、知識を持って避難してるの?と激しく詰問したい!
一方、沖縄の新聞ではどう報じられていたかというと…
那覇市が雪遊びイベント中止 放射能不安で要請受け
那覇市は21日、那覇市松尾のにぎわい広場で23日に開催予定だった青森県から運んだ雪を使った雪遊びのイベントを中止することを決めた。放射能汚染を恐れて沖縄に避難してきた幼い子どもを持つ保護者らが20日、雪の放射能汚染や子どもの被ばくを不安視し、市にイベントの中止を求めていた。
同広場内にある久茂地児童館で21日に行われた保護者に対する説明会で、那覇市平和交流・男女参画課の比嘉勉課長は「中止を求める意見書に名前を連ねた大半が自主避難者だ。被ばくを恐れて避難して来た方々の放射線の汚染に対する心情に配慮して、中止を決定した」と説明した。
市担当者は20日、県外からの避難者らに対し、イベントで使われる雪に関する青森県側の調査記録を示し「危険との認識はない」と説明していた。しかし、避難者からは調査結果を疑問視する声やイベントの中止を強く求める声が相次いだ。
横浜市から昨年10月に家族で避難してきたという久野綾子さん(34)は「他の児童館でもイベントが予定されているのなら、久茂地児童館だけでなく、他の児童館も同じように中止してほしい」と訴えた。
1995年から毎年、雪を輸送している海上自衛隊第5航空群は那覇市役所の要請で、取りやめを決定した。
(平成24年2月22日付琉球新報)
あのさオメダヂ、どごまで気揉めば気済むンダバ…。
那覇市の対応にも疑問。「検査では安全」だというのであれば、何故そのことをちゃんと(ピシャリと)伝えることができなかったのでしょう。
青森県民の一人として、凄く憤りを感じています。
那覇市関係者の方に聞きたい。
青森県から運んだ雪のどこに、どういった悪影響があるのですか?これが「不安に配慮」するということなのであれば、金輪際、東北からのものは一切受け付けないということですか?
不安を口にした住民の方に聞きたい。
何か裏付けがあって「不安」を口にされているのですか?青森県の雪から高い数値の放射線が測定されたのですか?それとも、青森県が福島県と同じ東北にあるからですか?福島第一原発と青森県って、どれぐらい離れているか知ってます?青森県の場所ワガルガ、綾子!?
東北だから、青森だからといって根拠のない不安ばかりを口にして、更に人々の不安を増幅するのはやめて頂けませんか。東北の人たちは一日も早い復興に向けて努力しているのに、日常の生活を取り戻そうと日々奮闘しているのに、どうして水を差すようなことをするんですかね。
避難された住民の方々に不安を与えないためにも、東北からの観光客を出入り禁止にして頂けませんか?さもなければ、那覇空港の到着口に、除染のための装置を設置して頂けませんか?
Facebookにも掲載しましたが、今一度青森県民の一人として、反論覚悟で意見を述べさせて頂きます。ただし、津軽弁で。
オメダヂ、ドモナンネダゲウダデグハンカクセンデネナ、コノタナ。
青森の雪サ、ナニホド放射線含まれデラって?ナンボ身体サ影響あるって?根拠もネクセしてホンズネゴト喋るナジャ。
オメダヂ持ってラ何とかカウンターで、防護服借りデ雪トバ測ってみればイイッキャ。それがらモノ喋ろジャ。
オメダヂミンタハンカクセヤヅダッキャ、イラネゴド喋スナ。東北の人ダヂケッパッテラドギニ、アシフパリこの。オメンドダッキャ3月11日、アホヅラコイデ黙祷ダノスナヨ。
ナンド青森サ来るんだッキャ、ワッキャプタステケルハンデナ!
青森県のスキー場関係者の皆さん!即刻スキー場を閉鎖した方がいいですよ!放射線に汚染されてるみたいですよ!スキー場に行かれた皆さんも、今すぐ病院に行って検査受けて下さい!
あ!今年は雪が多かったからなぁ。一杯雪かきしたしなぁ…。数年後には俺も甲状腺ガンか…。あーハンカクセ。
【今年12杯目(多分)】黒石市・やきそば専門店秋元食堂
青森県黒石市。
青森県内でもどちらかといえばネガティヴな話題を振りまいていた黒石市。突如ポジティブな立場から脚光を浴びるようになったのが、B級グルメとしても名を馳せた「つゆやきそば」でした。
今でこそ「やきそば」といえば街おこしの代名詞のようにこぞって扱われるようになり、B-1グランプリにおいても必ずといっていいほどどこかの街のやきそばが入賞するようになり、正直ちょっと食傷気味かな、という気もしないわけでもないのですが、そんな中でも異彩を放ち続けていたのが「つゆやきそば」ではないでしょうか。
ただのやきそばならまだしも、それをそばの出汁に入れちゃうっていうんですから、確かに奇妙といえば奇妙。でも、一口食べてみると、これがまた意外とイケるんですね。邪道だ、という人もいますが、個人的には「アリ」だと思っていますし、数多ある店舗でそれぞれ味が微妙に異なるというのもまた素晴らしい。
さて、今日はその「つゆやきそば」を久しぶりに食べてきました。
黒石警察署の近くにある「秋元食堂」です。
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実は妻が先日この店を訪れ、美味しかったというので、ならばどんなものなのか食べてやろうじゃないかと、何故か上から目線で足を運んだわけです。
ハイ、まず店の正面ドーン。
小綺麗という言葉からはほど遠い、田舎の一食堂って感じです。
土日だけ何故かみそ汁をサービスしてくれるんだそうです。今日は日曜日。注文時に「みそ汁サービスしますけどつけますか?」って聞かれ、迷わず「ハイ」と答えてしまいました。
メニュー。
ハッキリ言います。「専門店」ですので、やきそばしかないんです。間違えてもラーメンとかカレーとか注文しないように。
ちなみに僕は隣にあるコンビニからおにぎり買って持ち込みしましたよ。何も言われなかったです。
しかし凄いメニューです。やきそばが100円刻みで5種類!今日は550円のやきそばを注文してみましたが、結構なボリュームでした。
それがこれです、はい、ドーン。
もちもちの太麺に、キャベツと豚肉というシンプルなやきそばです。紅ショウガはお好みで自分で取ってくるシステムのようです。
そしてもう一つがつゆやきそば(並)。
どうですかこのトッピング!先ほどのやきそばをそばの出汁にぶち込み、ネギにモヤシにナルト、そして天かすが乗っかってます。うまそうじゃないですか?これに僕が食べられない(嫌いな)お新香が付いて500円ですよ!
ソースの味が濃すぎてせっかくのスープの味が消されてしまうことがあるんですが、今まで食した7杯のつゆやきそばの中で一番バランスが良かった!これ、ホントに美味いですよ!
黒石駅からは少し離れた場所にあるので、特にこの季節は歩いて行くのが少々難儀かも知れませんが、行ってみる価値アリです。
ただし、しつこいですがやきそばしかありませんのでご注意を!
…ところで、メニューにあったやきそばだけのオードブル3種類、何でしょうね。
聞いてみました。
「いやぁ、やきそばだげ乗ってるオードブルだのさ。」
…そのまんま(笑)。ちなみに僕たちが食している最中に、1,650円の予約1件入っていましたよ!
やきそば専門店 秋元食堂
青森県黒石市青山84-2
電話:0172-52-7315
営業時間:10時~14時(時間外でも電話注文受け付けます)
定休日:水曜日
実験投稿
実験です。FacebookからTwitterへの連携が可能になったみたいで。TwitterからFacebookへ連携していたんだけど、これってループしないのかな?色々気になるところですが、一番気になるのはFacebookへの投稿連携。この投稿がFacebookにうまく反映されていたら「いいね!」でよろしく!(笑)
【読書感想文】第146回芥川賞受賞2作読了
ちょうど1ヶ月前の1月17日、平成23年度下半期の芥川賞が発表された。テレビでご覧になった方も多いと思うけれど、強烈なインパクトを与えた受賞者の一人である田中慎弥氏による記者会見、とりわけ、某審査員を痛烈に批判するようなその記者会見を観て、溜飲を下げた人もいたのではないだろうか。
以前もつぶやいたことがあるが、芥川賞受賞作を読むなら単行本ではなく、文藝春秋を購入することをお勧めする。理由は3つ。
(1)時機を逸することなく、単行本より安価に購入できる。どうせ興味本位で読んでブック○フに二束三文の値段で売るぐらいなら、890円で購入した方が遙かにお買い得。
(2)選考委員の選評が掲載されている。受賞に至った経緯というよりも、各委員それぞれの選評がまた非常に興味深く、選から漏れた作品についてもコメントを寄せる委員も少なくない。ただし、作品の内容に踏み込んだ選評も多いので、まずは作品を読んでから選評を読んだ方がいい。
(3)芥川賞作品以外の内容が興味深い。今回は「テレビの伝説」と銘打った大型企画の他、解散総選挙を見込んだ選挙予測、日本の経済を憂う論評などが掲載されている。
芥川賞作品に興味のある方は、他の内容に興味があるかどうかは別として、是非書店で文藝春秋を手にしてみてはいかがだろうか。
さて、今回の芥川龍之介賞、受賞作は2作。
「道化師の蝶」円城 塔
「共喰い」田中 慎弥
受賞者には「正賞」として時計が、「副賞」として100万円が贈られる。
では、私個人として読み終えてみての感想なんぞを少々…。
【注意】以下ネタバレ含みます。【注意】