日別アーカイブ: 2012-12-01

Lionel Richieの新作が、いいね!

先日、テレビで昔よく耳にしたライオネル・リッチーの歌が流れてきた。ダイアナ・ロスとのデュエット、「エンドレス・ラブ」。
僕が学生時代、自宅近所の宴会場でバイトをしていた時、結婚披露宴が行われた時には耳にたこができるぐらい聴いた曲だ。
その後ルーサー・ヴァンドロスとマライア・キャリーのデュエットでリバイバル・ヒットを飛ばしたが、個人的には後者のバージョンの方が好みだった。
さて、それはともかく久しぶりに聴いたライオネル・リッチーの声、何で今更…と思ったが、その時耳にした相手の声がダイアナ・ロスではなく、しかも妙に今風にアレンジされた「エンドレス・ラブ」だった。
数日後。
帰りの車で流れていたのは、これまたライオネル・リッチーの「セイ・ユー・セイ・ミー」。
懐かしい!と思ったけど、これもまた以前耳にした曲とは異なり、何だかとても爽やかな感じで、家に着いた後も曲が終わるまでついつい聴き惚れてしまった…。
これは凄く気になる…。
調べてみると、今春発表したアルバムに収録されている楽曲らしく、そのアルバムも何と1986年以来となる全米1位を獲得していたらしい。

ヴェテラン・シンガーのライオネル・リッチー(Lionel Richie)がカントリー・アーティストたちと共演した新作『Tuskegee』が発売3週目にして12万9000枚を売り上げ、最新の米Billboardアルバム総合チャート1位を獲得。アデル(Adele)が1位に再浮上するというNielsen SoundScanによる推計など大方の予想を覆す形となった。

ライオネル・リッチーといえば、僕が解説する必要もないと思うが、僕らの世代であれば知らない人はいないであろうアメリカのR&Bシンガー。とりわけ80年代の洋楽全盛期にはヒット曲連発で、飛ぶ鳥を落とす勢いのあったアーティストであったが、やがてヒップホップやラップの台頭により、R&Bそのものが徐々に影を潜めはじめ、ライオネル・リッチーも「時の人」から「過去の人」になりつつあった。実際、今回この記事を投稿するに当たり、「何で今更ライオネル・リッチー?」と思った人もいるのではないかと思う。
さて、ここまで来たらもはや聴くしかないでしょう。ということで、iTunesからアルバムを購入し、ダウンロード。
しかし、実はAmazonで輸入盤のCDを購入した方が安価だったということに気付いたのは、全曲のダウンロードが終わりそうな頃だった…。
今回のこのアルバムは、ケニー・ロジャースやウィリー・ネルソンなどのカントリー・ミュージシャンとのデュエット・アルバムで、ソロデビュー30周年、キャリア45周年を記念してのものなのだそうだ。
実はライオネル・リッチーのルーツはカントリー・ミュージックにあり、言わば原点回帰といったところなのだろうか。
しかし、実際聴いてみても80年代のコテコテのR&Bサウンドとは一線を画した、非常に聴き心地のよいサウンドに仕上がっていて、それがまた彼の声とピタリとマッチしているのだから不思議なものだ。
ちなみに、日本盤では「エンドレス・ラブ」のお相手をクリスタル・ケイが務めている。

海外盤ではShania Twainという方がお相手。

ライオネル・リッチーの楽曲は何度も何度も聞いたことがあるが、これまでアルバムを購入したことは一度もなかった。
今回、初めてこのアルバムを購入してみたが、聴いてみてこれは「アリ」だな、と思った。
恐らくこれに追随して、類似の企画アルバムを出してくる古株のアーティストがたくさんいそうだなぁ。
国内盤がこちら。

輸入盤は、こちら。