日別アーカイブ: 2019-09-29

猿には多分わからない?#弘前白神アップルマラソン コース解説 

いよいよ今年も弘前・白神アップルマラソンの開催が迫ってきました。あと1週間ということで、準備を整えている方も多いのではないかと思います。
今年もフルマラソンで4時間のペースランナーを務めさせて頂きます。非公認のコースだからこそ、そして地元開催だからこそできる役割、そういう機会を与えて下さった関係者の皆さん、そして弘前公園ランニングクラブの仲間を始め、地元でランニングに勤しむ同志の皆さん、さらには県内外から大会に参加されるランナーの皆さんに、心から感謝です。皆さんがいなければ、こういう役割を担うこともありませんから。

さてこの大会、先程も触れたとおり公認コースではありません。だからこそ本格的なシーズン前の練習として位置付けるもよし、自己ベストを狙うもよし、ファンランに徹するもよし、人それぞれいろんな楽しみ方があると思います。

ちなみに僕にとっては、6年前のこの大会が生まれて初めてのフルマラソンでした。その時の記録は3時間34分50秒。アップルマラソンの持ちタイムとしては、これがベストということになりますが、その後の大会はペースランナーだったりハーフマラソンの伴走を務めたりだったので、今どの程度で走れるかは正直わかりません。

ただ、勝手事情を知るコースと自認している地元のランニング仲間の中でも、実は意外と走りにくいのだと評する人もいます。

今年、大会前日にコース下見ツアー・ミニ観光ツアーが行われる予定となっており、僕はコースの案内役を務めることとなっています。

昨年は台風の影響で大会自体が中止となりましたが、前回大会と大きく変わったのが、今年はハーフコースのゴールが西目屋村役場前に設けられたということ。ハーフの折り返しがなくなり、ワンウェイのコースとなったことには賛否両論色々あるようですが、それはともかく今年はゴール地点が違う、裏を返せばハーフマラソンのコースがフルマラソンの往路とほぼ一緒ということになります。

そこで、前日に予定しているコース案内を一足早くこちらでやってみたいと思います。ちなみにツアーでは全コースをバスで辿るわけではないとのことですので、ツアー参加者へのフォローも兼ねているつもりです。

【スタート~5km】
スタート地点は例年と同じく弘前消防本部の西側です。スタートして程なく、約300mの城西大橋を一気に下ります。スタート地点は当然混雑しますが、この下りで勢いをつける必要はありません。遠くに見える岩木山を眺めながら、そして、沿道からのたくさんの声援を受けながら、ああ、今日も天気がいいなあ、とか、大きく深呼吸しながら先に進めましょう。慌てる必要はありません、まだ先は長いから。1km過ぎた信号付近まで緩い下り基調、左手に小学校が見えてくる辺りは、気づかないほど緩い上りです。緩い上りに緩い右カーブ、このあたりでは弘前ねぷたのお囃子を耳にすることができるかも知れません。それを過ぎたところには岩木川に架かる岩木茜橋を越えて2km通過。橋を過ぎた後は、しばらく稲刈り後の田園風景をお楽しみください。

3kmを過ぎると再び緩い右カーブ。じわじわ上り基調となりますが、あまり気にはならないと思います。4km過ぎ、左手に岩木小学校が見えてくると、最初の給水ポイントがあります。混雑必至のポイントではありますが、必ず給水は取るようにしましょう。
ここから左折、右折の連続する区間が続きます。有人のガソリンスタンドを左手に見ながら左折すると、5km地点通過です。

【5km~10km】
道幅が多少狭くなり、上りと下りが続く区間となります。後程説明しますが、折り返した後の復路ではキモの区間となりますので、余裕があれば予習がてら脚で覚えておきましょう。7km付近までは緩い上りが続きますので、テンポ良くしっかりと。上りがあれば下りがあります。五代の集落ではりんご農家の方が私設エイドを用意しています。りんごはもちろんのこと、手作りのりんごジュースも置かれているようです。余裕がありましたら、是非。ちなみにこの辺りから建物の間にりんご畑が広がる長い下りとなりますが、下りだからといって調子に乗らないように要注意。ここで調子に乗ると、後で痛い目に遭いますから。8km地点、五代集会所の前に2つめの給水ポイントがあります。程なく右折、9kmの交差点を過ぎると徐々に道幅が狭くなっていきますが、気にせずに先へ進みましょう。

続きを読む