Daily Archives: 2016-12-26

さようなら、ジョージ・マイケル

僕が本格的に洋楽を聴き始めたのは中学2年になってから。なので、ざっと計算するとそれから30年ちょっと洋楽に触れてきたことになります。
その中にあって、当時からずーっと聞き続けているアーティストが実は2人います。
一人は(なぜか)マドンナ、そしてもう一人はプリンス…ではなくジョージ・マイケル(ワム!)。
プリンスをちゃんと聴くようになったのは高校入学の後だったので、通算して30年ほど聴いていることにはなりますが、この二人にはちょっと及びません。

我々の世代であればジョージ・マイケルを知らない人はいないんじゃないかというぐらい有名なアーティスト。しかし、世代がずれると、ん?誰だそりゃ?という人もいるかも知れません。元ワム!のボーカルといえば、理解して頂ける方も多いのでしょうか。

ワム!といえば「ラスト・クリスマス」。12月、そしてクリスマスの時期になると、山下達郎かワム!か、というぐらい日本国内では彼らの曲が流れ続けます。事実、昨日まであちこちで「ラスト・クリスマス」が流れていたのを耳にした人も多いと思います。ちなみに2008年に発表されたこちらの曲も、素晴らしいと僕は思っています。

しかし…そのクリスマスの25日にジョージ・マイケルが亡くなったというニュースが、今日になって飛び込んできました。

あまりに突然すぎる訃報にただ唖然とするばかり、彼のオフィシャルサイトではアナウンスがされていないので、まだ信じられませんし、信じたくもありません。

が、相次いで飛び込んでくる彼の訃報を目にするたびに、ああ、本当に旅立ってしまったんだなという虚しさが胸の中で渦巻いています。
僕の青春時代の基礎の一部を築いたのは、間違いなくプリンスであり、そして間違いなくジョージ・マイケルでありました。実際僕は以前、これまで自分に影響を与えた9枚のアルバムの一つに、「FAITH」をチョイスしています。(残念ながらマドンナとマイケルからはそんなに影響を受けていませんし、彼らの作品は9枚のアルバムにもチョイスしませんでした。)

せめて静穏な年末を、と思っていた矢先に彼の訃報に接するなんて、誰が想像していたでしょうか。

彼のこれまでの功績については今更ここで述べるまでもありませんが、5年前には「FAITH」の特別編集盤の発売を取り上げたり、来年3月にはソロ2作目となった「LISTEN WITHOUT PREJUDICE VOL. 1」の25周年記念盤が発売されることもこのブログでお伝えしたばかりでした。

George Michael / FAITH (Re-issue)

【名盤アゲイン】LISTEN WITHOUT PREJUDICE VOL. 1 / George Michael

それにしても、2016年は本当に、なんていう年なんでしょう。ここ10年では、うちの父親を亡くした年に匹敵するぐらい、酷い年です。
プリンス、ジョージ・マイケルという僕が敬愛してやまなかった二人のアーティストの訃報。
僕の心の中は、カラカラとかそんな可愛らしい音ではなく、ドンガラガッシャーンの衝撃音とともに土台もろとも崩れた、そんな感じです。もう、ただただショックで唖然とするしかありません。。。
2016年はとにかくあまりにも色んなもの、あまりにも偉大なものを失い過ぎて、喪失感がハンパありません。

プリンスと比べると、ジョージが残した作品の数はかなり少ないのが現実。ソロになってから、オリジナルアルバムは4枚(「FAITH」「LISTEN WITHOUT PREJUDICE VOL. 1」「OLDER」「PATIENCE」)しか発表していません。それは、波瀾万丈に満ちた彼のアーティスト人生が大きく影響していることは否めないわけですが。

2004年の「Patience」を最後に新作は作らないと報じられ、それ以降は散発的にベスト盤、ライブ盤、そしてリマスター盤の発表が続きました。がしかし、実はここにきて新しい作品の制作に取りかかろうとしていたらしく…。
今年、ワム!でデビューしてから35年目だったんですよね。そんな節目の年の瀬に、こんな悲しいニュースを耳にするなんて…。

公式サイトでは、彼がこれまで残した珠玉の名作を振り返ることができます。
http://www.georgemichael.com/timeline/

どんなに悲しみに打ちひしがれようとも、どんなにこの喪失感を言葉にしようとも、彼はもう戻ってきません。
今はただ、安らかに眠ってください。僕の青春の一部を築き上げてくださって、本当にありがとうございました。感謝し尽くせないほどの感謝の気持ちと、悲しみで胸がいっぱいです。

合掌