日別アーカイブ: 2016-11-30

偏光グラス(ランニングギア)のこと

某SNSでちょっと波紋を呼ぶような投稿をしました。変な話、所詮SNSは僕のアイデンティティの在処でもなければ、死に場所でもありません。
SNSはその気になればいつでも離れることができます。が、このブログに関しては僕が設置し、僕が投稿しているものです。なので、何かあっても収束する場所(いわば「逃げ場」)はここにあると思えば、気も楽になるってものです。
引き続き自意識過剰で自己満足な投稿を続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

冬将軍の足音が少しずつ大きくなりつつある今日この頃、外走りをできるのも残りわずかとなってきたようです。
これからがマラソンのシーズン本番とはいうものの、それと同時に青森県内は徐々に雪に覆われることとなります。
冬用のランニングシューズというものがあり、その気になれば降雪・積雪後も走ることはできるのですが、場所によっては全く除雪が行き届いていなかったり、うす高く積み上げられた雪のせいで、車道の幅がやたらと狭隘になっているところがあったり、時と場合によっては身の危険を感じるようなこともあるため、あまり外を走ることはなくなります。

11月は早々に初雪が降ったり、10月下旬からの風邪と咳が長引いたりで結構大変でした。なかなか走ることもままならず、どうなることかと思いましたが、今年ラストレースとなったさいたま国際マラソンでそれなりの結果を出せたので、悔いはありません。でも来月からは冬眠モード突入で、走行距離も一気に減ることでしょう。それにしても、さいたまの記録証は一体いつ送られてくるんだろう。

シューズとウェア以外、ランニングギアにはほとんど興味がないというか無頓着というか、あまり意識を向けたことがなく、特にその中でもキャップとサングラス(偏光グラス)については、同じものを4~5年以上使い続けています。
とりわけサングラス、いわゆるアイウェアに関しては、軽量、偏光などといった機能やブランドを追求すれば、ン万円は当たり前のアイテムですが、私、ユニクロで1,000円で購入した偏光グラスをかれこれ6年以上も使っています。

走り始めの頃、それが長続きするかどうかもわからない中で何気なく購入したものがかなり良かったので、ユニクロから2代目、3代目と1,000円で購入してみたところ、いざ装着して走ってみると何かしっくり来ないということがありました。試着したにも関わらず、走っている最中に鼻からずり落ちる、ということが多々あり、特にレース(ハーフマラソンでした)の際に、そのことが気になって仕方がなかった、ということがあってからは、結局レースに出場する際は、初代の偏光グラスに頼りっぱなし。一方の2代目、3代目は現在ほとんど出番なしで、ほぼお払い箱状態。(残念ながら近々廃棄予定)
多分、自分が思っている以上に顔の幅が大きいのでしょう…。

シューズ然りウェア然りで、結局いくら有名なブランドのものでも、いくら軽量でも、いくら機能に優れていても、自分の身体にフィットしなければ、それは無用の長物でしかなくなる、ということがあります。

先日、某Amaz●nのタイムセールで、「スポーツサングラス」が販売されていました。元値は8,980円、これが1,600円ほどで販売されていましたので、80%以上安くなっているという「超お買い得品」。元値を見ても、そんなに高価なものでないことは、ランナーの皆さんであればおわかりかと思います。しかも交換用レンズが5枚も付属しており、1つ1,000円のユニクロサングラスを5つ購入するより遙かに安いじゃないか!ということで、モノは試し、ダメなら誰かに譲渡することも考えようと思いつつ、色違いを2つ衝動買いしてしまいました。
今日は、久し振りに購入した偏光グラスに関するレビューです。

「ヒガシ販売」という、初めて聞く名前の会社(名古屋に本店があるようです)の品物でしたので、大した期待もせずにいたのですが(すいません)、届けられたモノを見てちょっと驚きました。まず入れ物(収納ケース)がデカい、そして同梱物がたくさん、しかしその割に本体は、軽いという。

dsc_1086

収納ケース内の同梱物ですが、フレーム本体の他、レンズ5枚、度付きレンズ用インナーフレーム、テンプルを外して直接取り付けるゴムバンド、落下防止用ストラップ、クリーニング用のクロス、本体収納用の袋、偏光レンズ効果を確認するためのカードに取扱説明書と、かなりボリューム感があります。

dsc_1089

dsc_1087-01

レンズ5枚については、以下のとおり。
1 偏光スモークレンズ(防眩効果が高く、乱反射をカットする特殊レンズ。日差しの強い天気に適。)紫外線(UV400)99%カット 可視光線透過率9% 偏光度98.5%
2 クリアレンズ(紫外線をカットし裸眼に近い視界を確保。防塵、防風対策に適。)紫外線(UV400)99%カット 可視光線透過率74%
3 イエローレンズ(色のコントラストがはっきりと見え、夜間や暗い環境での使用に適。)紫外線(UV400)99%カット 可視光線透過率71%
4 ライトブルーレンズ(視界の明るさを確保し、乱反射をカット。光量が足りない曇天等時に適。)紫外線(UV400)99%カット 可視光線透過率60%
5 レインボーミラーレンズ(防眩効果に優れかつファッション性が高いミラーレンズ。)紫外線(UV400)99%カットト 可視光線透過率7%

装着してみると…あら、なんということでしょう!何とこれまで使用していたお気に入りのユニクロ偏光グラスよりもピッタリと顔にフィットしたのであります。ノーズパッドの調整もかなり楽にできました。そして何より軽いし、こめかみの下が痛くない!

dsc_1097-01(結構湾曲しています)

dsc_1092-01

実際走ってみた時の感じはどうだろうと思い、晴れから曇りとめまぐるしく天候が変わる時間帯、早速5枚のレンズのうちクリアレンズを装着して、約20キロのランニングに出かけました。レンズには、鼻の切り込みの上に社名が堂々と描かれていますが、走っているときは全く気になりません(当然のことですが)。

走っている間は、ズレなどがほとんど生じず、気になってフレームに手を掛けることはありませんでした。
額の部分には汗の流れを止めるラバーがついていて、汗の流れ込みを防いでくれます。
ゴーグルタイプではないので、どうしても冷たい横風を受けて涙目にはなってしまいましたが、それでも額からの汗が目に入るということはありませんでした。装着時の映り込み(レンズの内側に自分の顔の一部が映る)も感じられず、ほとんどストレスなし。これはかなりいいぞ!

この類いの品物は服や靴も一緒で、実際に試着してみないと自分に合うのか合わないのかがわからないため、正直かなり冒険的な出費(といっても2つで3,200円)でしたが、結果的に購入して正解でした。

dsc_1090

レンズの交換が面倒(わかりにくい)という声もありますが、慣れれば大したことはないと思います。ただし破損には十分注意ですけどね。(レンズ交換の際の破損は保証の対象外)

フレームの質感は、かなりチープな感じです。しかし、実際に走っている時は誰も気にしないと思うので、あまり気にしていません。むしろ、日光や雨風に晒されたり、紫外線を浴びることによるフレーム等の劣化に気をつけたいところ。

dsc_1094-01(テンプルは簡単に取り外すこともできます)
…そう考えると、6シーズン目を経過してもなお現役のユニクロ初代サングラスは、実はかなり「物持ち」がいいのかも知れません。

ところで、Amaz●nを見ると、他のメーカーからもほぼ同じ内容が同梱された偏光グラスが販売されています。恐らく製造は全く同じところなんだけれど、それを卸す時点で各メーカーの名前をそれぞれ入れた製品にしているんでしょうね。収納ケースやフレームの構造なども、ほとんど一緒みたいですし、今回購入したモノよりもコスパに優れたモノもあるようです。