日別アーカイブ: 2009-06-14

憩室炎の疑い

突然ですが私、ちょっと病人になりました。

腹痛を起こすのは今に始まったことではなく、どちらかといえば腸が弱い方という自覚がありました。それを確固たるものにしたのが、1年半前の大腸検査で明らかになった「憩室」の存在。

「憩室」というのは、大腸内にできるくぼみのことで、いわばポリープの逆のものです。大腸検診をすると、かかりつけのお医者さん曰く「10人に1人か2人はいる」ようなのですが、調べてみると、老齢者に多いそうな…(沈)。

この1週間ぐらい、何となく腹部に違和感を覚えていたのですが、それとは関係なく、木曜日の夜中に突如嘔吐(これがシグナルだった)。
翌金曜日の朝、満足に朝食も食えぬまま電車に乗り込むと、明らかな脂汗とこれまでに感じたことのない痛みを発症。
職場についてからも騙し騙し仕事をしようと思ったのですが、ついに耐えきれず、11時前に早退。
寄せては返す波のような痛みがジワリジワリと押し寄せ、とりあえず胃薬を飲んで寝てみることにしました。そういえば前の晩、あまり眠れなかったし…。

夕方になり、今度は体の節々に違和感を覚え、体温を測ってみると37.3度。
これって、風邪の症状かな?
すぐに病院に行けばよかったものを、大したことないとタカをくくっていたのが失敗でした。今度は風邪薬を飲んで休んでみましたが、こんどはあの腹部の痛みが強くなり、なかなか眠りにつけません。

結局翌朝になって体温を測ってみると、熱は引いていましたが、何となく腹部にはジンワリとしたあの痛みが残っています。
これは、放っておくと大変なことになるかも知れない…。

10時ころになってようやく病院に行く決心がつきました(遅!!)。

待合室には10名を超える人たちが診察に呼ばれるのを待っていました。診察券と保険証を提出し、状況を説明。
約1時間後、ようやく診察室に呼ばれました。

まずは問診から。血圧を測ると、上が150を、下が90を超えており、かなり高め。体温を計ると、下がっていたはずの体温が、37.5度まで上がっていました。

いったん待合室に出た後、再度診察室へ。ふと僕のカルテを覗き込むと、腹の絵ばかり(苦笑)。そりゃそうだ、31歳のときに急性胃炎発症でやってきて、昨年1月に大腸検査でやってきて、今回また腹痛でやってきているのですから…。

先生曰く「去年、憩室があることをお話ししましたよね。発熱するということは、外部からのウィルスによるものか、内部からの何らかの発信、双方が考えられます。今回の症状を総合すると、どうやら憩室が何らかのシグナルを発しているのかもしれません。憩室炎の疑いがあります。いわば、盲腸みたいなものですね。とりあえず抗生物質を5日分出しますから、様子を見ましょう。それで熱が下がらなければ…(ニヤリ)」
「ひょ、ひょっとして?」
「…そうですね、最悪、開腹ということも…。」
ゾゾゾッと悪寒が走るのを覚えました。

か、開腹!?
それだけはご勘弁を!!

結局昨日は一日中熱が下がらぬまま、寝たり起きたりの繰り返しで、多分起きていた時間は8時間もなかったのではないでしょうか。
今朝になり熱は下がり(というか下がりすぎたかも)、今のところ熱は上がっていません。

しかし、まだ当面様子見の状況は続きます。

それにしても、これほど食事制限しているのに、身体を動かしていないので、体重がほとんど変わっていないのが悲しいかな…。

三沢が、死んだ

一昨日から体調不良で、寝たり起きたりを繰り返していた(この件については、のちほど)のだが、今朝の新聞の社会面を見てぶっ飛んだ。

三沢光晴が、死んだ…?

えっ?えっ…?

事態を飲み込めぬまま、徳光さんの番組なら…とチャンネルを回すと、案の定、日テレ系8時からの番組で、「事故後」のシーンが放映されていた。緑色のタイツを履いたままの三沢がリングに横たわったまま、斎藤・バイソン組が勝ち名乗りをあげているが、明らかに状況がおかしい。しかし、微動だにしない三沢の姿に、リング上そして会場が騒然となる。心臓マッサージが始まった途端、事態を飲み込んだ観客から悲鳴に近い声と、「三沢コール」が交錯する。
しかし、三沢光晴の体は既に生気がなく、ゴム人形のように上下するだけだった。

そのシーンは、(二度のCMを挟んで)10分以上続いた。目を離すことなく、三沢光晴の最期を見届けたが、あまりの衝撃に涙も出てこなかった。

動揺を隠しきれず、狼狽する徳光さんの気持ち、わかるような気がする。

確かに最近の三沢はシングルではなくタッグ戦が多かった。社長業との兼業、満身創痍…いろいろ重なった結果といってしまえばそれまで。でも、現役の、それも第一線で活躍する選手のリング上での死は、ジャイアント馬場やジャンボ鶴田、橋本真也、冬木弘道らが辿った死とは、ちょっと意味合いが違う…。

三沢という精神的な柱を失った今、これからのNOAHはどうなるのだろう。そしてプロレスは、どうなっていくのだろう。

ご冥福を心からお祈りします。合掌