日別アーカイブ: 2003-12-11

何を今さら…

…とは、自分自身に対して。今日は、僕が胸の内にしまい込んでいる「もやもや」を吐露してみたいと思います。
2年前の4月。自ら希望して、念願の大学院に派遣されたのはよかったのですが、今改めてできあがりつつ修士論文を読み返すたびに、「2年間でたったこれだけかよ!?」という思いが沸々と湧いてきます。
大学を卒業して10年後、一般の学生に混じっての大学院入学、それも公費で学費やなんかを賄ってもらっているんですが、それ相応の結果を出していない、という気がしてならない。
大学を卒業してから10年というブランクは、大学院に入学してからしばらくは、ハンディキャップとしてのしかかってきました。自分のやりたいことが明確でないことが明らかになり、教官には呆れられ、急性胃炎になり、勉強方法も忘れ、英語も忘れ、何もかもわからないという状態。まさに四面楚歌。でも、冷静に考えてみると、10年間社会を見てきたということは、学生上がりの院生と比べたらアドバンテージだと言い聞かせてきたのですが…。
どうも、胸を張って職場に帰る自信がなくなってきた。それは多分、今修士論文を書き上げている過程において、それを自分自身で完全に消化しきれていないからなんじゃないか、という気がするからです。
ちなみに修士論文のテーマは、「アウトソーシングにおける住民参加のあり方について」。このテーマを見るごく一部の人は、「え?まだやってるの?」という印象を抱くことでしょう。大学院に派遣されて2年目ですが、このテーマと付き合っているのは3年目だから。それなのに、どうも自分の中で吹っ切れないモノがあるというか、書き切れていない部分がある。うーん。結局堂々巡りを続けているだけのような気がしてきました。
もう、本当に正直に言うと、今すぐに職場復帰したい。修士も何もいらない。論文なんて投げ出して、今すぐどこでも何でもいい、雑用でもいいから職場復帰したい。そんな感じです。
…要するに、今の状況から逃げたいんでしょうな。卑怯だけど。
とはいっても、あ、そうですか。では明日から、なんて訳にもいかず、残り2週間となった時間の枠の中で、何とか修士論文だけは形にしなければならないという現実は変わらないわけで。
なぁに、大丈夫さ、と余裕をかましていたのがウソのよう。こんなに苦しい時間を過ごすのは、いつ以来でしょう。
…とこうやって綴りながらも、実はこれは、単に誰かに同意を求めたいだけだったり、単に言い訳をしているだけ、という見方をしてしまう自分がいるんですよね。何か自分が、とことん惨めで卑しいヤツに思えてきました…。辛い。本当に辛い。