日別アーカイブ: 2019-03-23

3年目の防災、4年目の危機管理


このブログで仕事の話をするのは極力避けたいと思っていますが、この一年、職責を全くというほど果たすことのできなかったことに対する懺悔と屁理屈と言い訳を重ねるための長文駄文をお許しください。


先日、若手職員向けの講話を行った際に、こんなことを聞かれた。

「防災の人は、災害がない時は何をしているんですか?」

ええと…特に何もしていません。みんなで談笑しながら、災害が来るのを待ち構えています…というのはもちろんウソだ。

一言に「防災」といっても、非常に多岐にわたる。その対象として真っ先に思い浮かぶであろう地震、津波はもちろん、大雨、大雪、雷、暴風、高潮、洪水、土砂崩れといった風水害、そして火山や大規模火災、交通災害(事故)もあるし石油コンビナート、原子力関係、更にはミサイル攻撃やテロなど、枚挙に暇がない。

こういった事象に対応するための備えはもちろん、どうしたら住民の皆さんに、より防災に対する意識を持っていただくことができるかの検討、市町村が防災に係る各種計画を整備しているかの確認、住民の生命や財産を第一に守るため、我々がすべきことなどの検討・検証や、県が策定している様々な計画の見直しや修正、災害時における体制の強化、住民や行政職員向けの研修・セミナーの開催や出前講座、図上訓練の実施等々、口から余るぐらいやること、やらなければならないことがあるし、その内容も朝令暮改とばかりに日々刻々と変化している。

ここ最近、時期を問わず防災に対する注目が集まっているのは、社会の防災に対する意識が変化してきた現れだと僕は勝手に思っている。
東日本大震災はもとより、その後も相次いだ災害の直後、住民の防災意識を高めようという声が上がったと記憶しているが、実のところ何からどうすればいいのかわからなかった、というのが実情だったのではないだろうか。
大なり小なりの「被害」はあったけれど、直接身に危険が及ぶようなほどのものではなかったからなのかも知れない。

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