先頃、キリンの一番搾りが新しくなりました。これがまた、加熱処理していたキリンラガーが、非加熱処理(生)になったと同じぐらいの衝撃な内容。
車で言うところのフルモデルチェンジ、といった感じでしょうか。
まず外観。一番搾り缶の特徴であった、上下の金の帯が消え、代わりに「麦芽100%」の文字が躍っています。
原材料から米やコーン・スターチが消え、そして何よりも、アルコール度数が5.5%から5%へ。
どうです?これだけでも相当変わった感じがしませんか?
さて、肝心の風味ですが、個人的には新しい一番搾りの方が口に合いそうです。香りにはさほど変わりはありません。ただ、飲み口は衝撃を覚えるほど変化があります。新旧飲み比べして頂くとお分かり頂けると思います。
古い一番搾りはどちらかと言えば丸みのある優しい口当たりだったのが、新しい一番搾りはエッジの効いたトゲのある口当たりに変わっています。下手をすればこれは、一番搾りであって一番搾りでない、それぐらいの劇的な変化です。
金帯の入った一番搾りは在庫限りで、なくなり次第順次新しい一番搾りに変わっていくそうです。もし両方並んでいたら、是非購入して飲み比べてみて下さい。これは、同じ名を名乗っていいのか?と思ってしまうかも知れませんよ(笑)。
そして、この新・一番搾りの登場により煽りを食ったのがキリン・ザ・ゴールド。確かに売り上げが低迷していたようなのですが、一番搾りと実質統合されて、ザ・ゴールドの銘柄がなくなるそうな…。ファイン・ピルスナーがなくなったのも痛かったけど、ザ・ゴールドがなくなるのも悲しいな…。
またいつか形を変えて登場することを期待したいと思います。