日別アーカイブ: 2009-03-17

これは失礼だ!と思った瞬間

ついこの間、仙台からお客様が来訪し、上司共々名刺交換をする機会があった。
僕の立場からすれば先方は相当目上の立場にある方で、名刺交換することすら憚られたのだが、「一担当」という立場上、いわば社交辞令的な名刺交換もやむを得ない雰囲気だった。

きわめて儀式的な名刺交換の後、座る場所がなかったこともあり、僕だけ少し離れた場所に座り、先方の説明をメモしていた。お願い、という割にはこちらを見くびったような説明が約30分も延々と続いた後、説明者は「名刺をご覧いただくとわかるのですが、私には二つの肩書きがありまして…」とおもむろに切り出した。

とその時、僕は信じられないことに気がついてしまった。
二つの肩書きがあるといったその人からもらった名刺は、何と別人の名刺。それもなぜか、その人の部下の名刺だったのだ。
その人が、なぜ僕にその名刺を渡したのかはわからない。単なる間違いだと思うが、部下の名刺をなぜ持っていたのかは謎。普通、直属の部下と名刺交換なんてしないよね?
まさか「この名刺、違いますよ」と切り返すわけにもいかず、その場は黙りを決め込んでいたが、その時点で僕の意識はその人の話から完全に削がれた。

確かに今後、未来永劫に渡っても直接連絡を取り合うことはないにせよ、いくら何でもこれは失礼だろ(笑)。

終わってから、上司も「お願いといいながら、一体何しに来たんだ?」と苦笑いしていたが、それだけ中身のある話ではなかったということなのだろう。

といいつつその人たちがいなくなってからこっそり自分の名刺入れをみてみたら、一番下に他人の名刺が紛れ込んでいた。皆さんも気をつけましょう(笑)。