Daily Archives: 2022-12-04

#Morris Day と #Babyface のアルバムに心ときめく

もうすぐ65歳になるモーリス・デイ(Morris Day) と、64歳になったベイビーフェイス(Babyface)。
プリンスファミリーの一員として時代を駆け抜けたモーリスと、百戦錬磨のプロデューサーとしても名を馳せたベイビーフェイス。ともに60歳を超え、円熟味マシマシの二人が、ほぼ時を同じくして久し振りのアルバムを発表した。いずれも多くのゲストミュージシャンを迎えてのアルバム、更に収録時間が40分前後という短さも共通点。モーリスに至っては何と18年ぶり、ベイビーフェイスは7年ぶりというブランクでの発売に、心がときめいた。

左がモーリス、右がベイビーフェイスのアルバム

モーリス・デイの存在を知ったのはもちろんプリンスの映画「パープル・レイン」から。ザ・タイム(The Time) というバンドのボーカルを務めていて、ちょっと滑稽な兄ちゃんみたいな風貌と動きが、個人的には結構ツボだった。

プリンスとはちょっと異なる色気みたいなものを持ち合わせていて、それがまたバンドとしての魅力の一つでもあったが、ザ・タイムの全盛期はプリンスが提供した楽曲ばかりを演奏し、歌っていたため、プリンスの二番煎じのように感じたのも事実。とはいえその事実を知ったのは結構時間が経ってからだったし、その頃はそれほどプリンスに熱を上げていなかったこともあり、ふうん、そうなんだ…程度にしか捉えていなかったのだけど。

ザ・タイム としての活動期間はさほど長くはなく、バンド名義のアルバムも4枚のみ。名称を使う使わないで揉めた挙句、「THE ORIGINAL 7EVEN(ジ・オリジナル・セブン)」という名義でアルバムを1枚発表しているが、その後、バントとしての大々的な活動はほとんど見受けられない。

ジャネット・ジャクソンを筆頭に、様々なアーティストのプロデュースを務めたJam & Lewisもこのバンドに所属しており、ザ・タイム名義での「最後のアルバム」となっている「Pandemonium」は、思い切り彼らの匂いがするし、前述の「THE ORIGINAL 7EVEN」も然り。が、それがまたモーリスの声とマッチしていて、個人的にはどちらも大好きなアルバムだ。
しかし、ソロ活動となるとなかなか苦戦を強いられているのか、どうしてもザ・タイム の影を払拭できぬまま、今日に至っているような気がする。

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