日別アーカイブ: 2016-06-22

Nike+からGarmin Connectへの連携について #nikeplus #garminconnect

【この情報は平成28年6月における情報であり、それ以降に発生しているNike+とGarminとの間における連携不具合の事案には対応していませんので注意してくさだい。ちなみに、2016年10月に発生した連携不具合については、Androidアプリの更新を行ったところ、正常に連携されることを確認しています。】

僕のランニング仲間は、圧倒的にGarminの時計を利用している人が多く、僕みたいにNike+ GPS Watchを利用している人はほんの一握り。水に弱い、結露しやすい、断線しやすいと、良いところが一つも出てこないNike+ GPS Watch。それでもここまで3代に渡って頼り続けてきたのは、他の高機能な時計を使いこなす自信がないことと、結局最初に手にしてしまったこの機種にすっかり使い慣れしてしまったから、といえばいいのでしょうか。

一方、色んなソフトウェアやアプリケーションのほか、ツールやガジェットが多数氾濫する中で、できる限り一つのソフトウェアで管理できるのが望ましく、かつ、自分を鼓舞するため、そして仲間と競争するため、ランニング情報を共有したい、と思っている人も少なくないようです。

実は僕がNike+ GPS Watchを手放さない最たる理由が、2007年からこれまで同期し続けているNike+のランニングデータを易々と手放したくない、というものでした。
最初の頃は当然のことながらそれぞれのデータの同期なんぞできるはずもなく、そのガジェット専用のソフトウェアのみの対応だったのが、やがて提供する企業側に心境の変化が生じたのか、それぞれのランニングデータを相互にやり取りすることができる、という時代がやって来ました。

そういうこともあり、僕の周囲にはNike+をランニングデータ管理用のポータルサイトとして利用している人がかなりいます。というのも、Nike+とGarmin Connectが自動シンク(同期)されるようになったことを機に、GarminユーザーがこぞってNike+を利用するようになったからです。素晴らしい。
これで月間の走行距離を競い合ったり、タイムを競い合うということが始まっているのですが、他人と比べる、そして他人から比べられるのがあまり得意ではない僕は、あくまでマイペースで今もNike+を活用しています。他人は他人、自分は自分、ぐらいの程度で。
ところが、ここにStravaなるものが登場し、状況が少し変わってきました。
Nike+とGamin Connect、そしてStrava。これらのデータを相互にシンクさせることによって、ランニングを更に楽しむという手法が、周囲で広がっていったのです。

じゃあ僕も取りあえずやってみるかな、ということでGarmin ConnectとStravaのアプリケーションをスマートフォンにインストール。がしかし、なにせ使い方がわからないので無用の長物となり、結果的にスマートフォンの容量を食うだけの、言わば「タンスの肥やし」のようなものになってしまったため、早々にアンインストールしてしまいました。

理想的だったのは、「Nike+」のアプリ(GPS Watch使用時も含む)に反映されたデータが、Garmin Connectや更にはStravaにそのまま同期される、というものだったのですが、どうもそう単純にはできないようです。

…が、待てよ。何でできないんだろう。そう思ったワタクシ、何を思ったかアプリを再インストールし、いろいろ探ってみました。結果、以下の結論に達しました。

(1)Nike+とGamin Connectとの自動シンクは、Garmin → Nike+の一方向のみ。
(2)逆にNike+ → Garminは自動的に同期されることはない。
(3)StravaからNike+への同期はもちろんダメぽ。

つまり、Garminウォッチを持っている人はNike+にもStravaにも同期できるよ!ってことだけど、Nike+ GPS Watchの場合は、結局のところせいぜい手動で頑張って下さい、ということみたいですね。相互にやり取りができるとはいうものの、それはGarminの側に立ってみての話だったようです。
では、Nike+のデータをGarmin Connectに同期させる方法はないのかと探してみたら、ありました。

Nike+に登録しているランデータは、「Nike+ GPS Exporter」というサイトからダウンロードします。

このサイトでNike+のログインID(メールアドレス)とパスワードを入力するだけで、Nike+に同期した過去のデータがリストとしてズラリと登場します。
ダウンロードしたい記録の一番右端にチェックを入れ、その左隣にあるダウンロードボタンをクリックするか、ダウンロードしたい複数の項目がある場合は最上部にある「Download all checked activities」をクリックすると、データのダウンロードが開始されます。(1つの場合は拡張子が.gpxのファイルですが、複数の場合は.zipファイルなので、そのデータを解凍しておきます。フォルダの中にxxx.gpxのファイルがあるはずです。)

PCからログインしたGarmin Connectの右上に「+」があるはずなので、そこからアクティビティアップロードを選択。
更にそのページから「手動アップロード」を選択し、先ほど解凍したデータ(xxx.gpxファイル)をアップロード。複数同時のアップロードも可能のようです。

…という、実に原始的かつ手間のかかる方法でしか、今のところは同期することができない模様。

そんなわけで、Garmin Connectにアップロードしたデータと、そこからStravaに同期されているハズのデータを見ると…おお、確かに過去の走行データが現れました。(距離が微妙に違うのは予定通りです。)
garminconnectdata(Garmin Connect)

stravadata(Strava)

nikeplusdata(Nike+)

あれ。距離だけではなく、なぜか全て微妙に時間がずれています。なんで?

ただし一つ大きな問題が。
「Nike+ GPS Exporter」から一度にダウンロードできるデータは、10個のみです。なので、大量にデータがあり、それを全て反映させるという場合は、かなり時間を要する(しかもダウンロードに失敗することもしばしば)こととなります。

しかし、いくら同期できるようになったとはいえ、下手をすれば数日もタイムラグが生じてしまうというのは、ある意味致命傷かも知れませんね。なんてったってほら、ランニングリザルトは生ものみたいなものですから。

Garmin ConnectからNike+への同期についてはたくさん記事があったのですが、逆を見つけることができなかったので、ちょっと整理してみました。まあ、そこまでして同期する必要があるかといわれれば、「…?」といった感じなのですが、要するにこれ、いい加減Nike+ GPS WatchじゃなくてGarminに乗り換えたら?と言われているような気がしないわけでもなく…。

【追記】Garminからのアップデートにより、Nike+にランニングデータが二重に計上されるという事象を確認しています。手作業で削除するしかないのか?