自分の好きなところはどこですか?と聞かれると「うーん…」と唸ってしまうが、自分のイヤなところはどこですか?と聞かれると、枚挙に暇がないような気がする。
節目節目で迎える面接において、想定問答としては必須とも言うべき「自分の長所・短所」を考えたとき、結局自分を賞賛することへの抵抗(恥じらい)から、短所ばかりが浮かび上がってくるのと似たようなものだ。自己分析・自己表現ができるか、ということにも繋がるのだろうが、そういう意味でも僕はかなり自己分析・自己表現が劣っている、ということなのだろう。
先般の審議会の議事録起こしのため、ボイスレコーダーを再生したところ、自分の口調が強烈なぐらい父に似てきていることに気づいた。
と同時に、その審議会の場において一人だけ、自分でも赤面するぐらい訛りがきつくなっていることに気づいた。さらに、自分で確信が持てないところになると、どうしようもないぐらい早口でまくし立てている。
会議の場で説明するスピーカーとしては、最悪のモデル。これが宴会の司会になると急に滑舌が良くなるんだから、どうしようもない。
かれこれ40年、早口でわかりにくい、という批評はいろんなところで聞かされてきたので、昨今は電話でも打合せの場でも極力ゆっくり話しているつもりなのだが、気がつくとメトロノームのテンポがどんどん速くなっているらしい。
しかし何より自分のこの訛り具合にはちょっと衝撃を覚えた。そういえば妻と付き合い始めた当初、妻の友人がこぞって「のんべ君は訛りがきつい!」という事を言っていたことを聞いたことがある。それはそれでショックだったのだが、如何せん生活環境がそういう場所なんだから、こればかりはいくら矯正しようにも矯正することができないと割り切っていた。
しかし、さすがに仕事に就くようになってから気をつけるようにしていたのだが、改めて自分の話している口調を聞いてみると、僕の訛りは弘前市民としては結構キツい部類に入るのかも知れない。
まぁ、これを治すとすれば、僕の場合まず先に歯の治療をしなければならないような気がするんだけど…(謎)。
ところで皆さん、自分の好きなところ、長所、三つ挙げることができますか?
僕はやっぱり「うーん…。」でした(笑)。