日別アーカイブ: 2012-10-28

「東北オフサイトミーティング 第12回勉強会 in ひろさき」に参加してきました。


10月27日、勉強会に出席してきました。
この勉強会は、これまで東北5県で開催されてきましたが、青森県内で開催されるのは今回が初めてなのだそうです。
僕自身、このような勉強会に参加したことがこれまでほとんどなく(協働に関するNPO関係者などとの意見交換会に数度出席したぐらい)、また、実のところどういった内容なのか全く想像がつかず、期待と不安に胸躍らせながら、会場となった弘前市立観光館に向かいました。

開始時刻の13時頃には約80名の方々が会場に集まり、名札を見ると「酒田市」や「神奈川県」の文字が…。地元だけではなく、東北地方を中心にあちこちから人々が弘前市に結集した、というわけです。
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オープニングのあと、葛西弘前市長による「約束が生み出す、まちのダイナミズム」と題した基調講演。

昨年マニフェスト大賞を受賞したその内容をかいつまんで説明しながら、まずは市長自身が「聴く」姿勢を重視し、対話路線を堅持していること、弘前市はまちづくりに携わる市民の割合が非常に多いと感じていること、その他管理型ではなく経営型の市政運営、若者を軸としたまちづくりへの取組みが披露されました。
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質疑応答では、マニフェストの中でも最も重要視していることは何か、議会とマニフェストの関連は、といった点について市長からの見解が示されました。

続いて、一般財団法人白神山地財団の渋谷拓弥理事長、北東北めぐみネットワーク会員である秋田県の滝本法明氏から事例発表が行われ、休憩を挟んだワークショップへ。

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このワークショップでは、5~6名が一つのテーブルを囲み、弘前市長のマニフェストをベースとして策定された「弘前市アクションプラン2012」の内容を検証し、客観的な評価を行いました。

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僕が目にとめたのは、「市民参加型まちづくり1%システム事業」。
市民税の1%、約6,000万円の予算を原資として、市民から公募によって選ばれた審査員が事業内容の審査を行い、上限50万円(補助率90%)で補助を行う、という内容なのですが、実施内容を見ると、事業応募数44に対し採択事業数が28、交付数は23となっていました。
予算規模を考えると、仮に採択された全事業に50万円の補助を行ったとしても1,400万円、そして採択率が70%を切っているという状況に、この事業の周知や審査基準の説明が不足しているのではないかと感じたのです。
実際、この事業の説明会が町会長やその関係者を対象として行われていることや、採択率を鑑みても、事業のハードルが高いのではないか、申請の道を閉ざさないという観点から、フィードバックや不採択となった理由の開示を行っているか、といったことを意見として述べました。
この事業に関しては、事例発表を行った秋田県の滝本さんも同じような感想を抱いていたとのこと。一方で、市民の行政感覚を醸成するといった観点からすると、事業そのものの実施については評価できるといったこと、若者がもっと参加できるような機会を提供する必要があるのではないか、といった説明がなされました。

この他、給与決定に係る市民評価の反映、車座ミーティングへの評価、市民評価アンケートの実施や自治基本条例制定に向けた取組みについての意見が同席した方々から出されました。

こういった内容を具体的に評価する機会自体がほとんどなく、客観的とはいえ、気がつくと結構本気になって内容を精査していたことに気付いた自分。こういうセミナーに参加して自分の行政感覚を磨くというのも楽しいな、と思った、というのが今回の「気づき」です(すいません、こんな感じで、イベガ?)。

ワークショップ終了後、第2会場に集まり、エンディング。各県の代表による挨拶と、主催地となった弘前市を代表して、柴田義博さんからの挨拶で、勉強会は大団円。

勉強会終了後の交流会も非常に盛り上がり、いろんな方々とご挨拶をさせて頂きました。一方で、ご挨拶することができなかった方もたくさんいて、むしろ時間が足りないぐらいでした。

今回、この会を青森県で開催するに当たり尽力された金渕さんをはじめ、関係者の皆様本当にお疲れ様でした。そして、僕のつたない話に真摯に耳を傾けて下さった秋田県の滝本さん、誰よりもこの会に誘ってくれた平川市の齊藤さん、本当にありがとうございました。

また、今回のこの勉強会を機に新たな繋がりが生まれた方々、そして、旧交を深めた方々、皆さんにも御礼申し上げます。
今後ともよろしくお願いします。

次回は陸前高田での開催だそうです。…都合が合えば、是非行きたいな。